英国ウェールズの記念日、セント・デイヴィズ・デイを祝して良い行いをしよう！をテーマにオンラインイベントを開催

小さな行いが大きな違いを生むことをテーマにセント・デイヴィズ・デイを祝うライブストリーミングイベントを予定

Welsh Government, Japan Office

2021年2月25日 11時00分

ニューノーマル時代の国際文化交流、大分、熊本、北九州とウェールズの合唱団が文化庁とウェールズ政府コラボ支援によりオンライン上で歌声の交歓

英国ウェールズ政府とパートナーは、2021年3月1日のセント・デイヴィズ・デイを祝して「良い行いをする」ことの重要性をテーマにした72時間のライブストリームイベントを開催します。

英国ウェールズの守護聖人であるセント・デイヴィドは、小さな行いによって大きな違いが生まれると信じていました。昨年のコロナウイルスの大流行の際に、多くの人々が他人を助けるために良いことをし、人生のシンプルな喜びの中に楽しみや幸せを見いだす中で、このことは世界中の聴衆に大きな意味を持つようになりました。

今年、英国ウェールズ政府は世界中の人々に英国ウェールズの文化や遺産を紹介し、お互いを思いやること、地域社会や広い世界を思いやることが、英国ウェールズの倫理観の重要な部分であることを示す一連のポジティブな内容のバーチャル・イベント・プログラムを通じて、セント・デイヴィズ・デイをユニークな方法で祝うことを奨励しています。

25以上のウェルビーイングや良い行いをすることに焦点を当てたアクティビティのデモンストレーションが3日間にわたり実施され、これらは英国ウェールズの人々や社会が世界中で良いことを祝い、友情を深めるために主催する様々な活動によるものです。これは、Wales Week Worldwideというイベントの素晴らしい2週間に含まれており、ウェールズ語のオンライン・レッスン、美術展、料理教室などが開催されます。

このライブストリームイベントはWales.comと@walesdotcomのソーシャルメディアチャンネルであるInstagram、Twitter、Facebookで2月26日(金)から3月1日(月)*まで開催し、ウェールズとその周辺で起こっている良いことすべてを紹介予定です。　* 英国ウェールズ時間

視聴者は魔法のようなセント・デイヴィド物語のおはなしや、国際ダークスカイ保護区であるウェールズのユニークな星や銀河の観察、ウェールズの音楽家による演奏を含む一連のイベントを視聴できます。

受賞歴のある英国ウェールズのシェフであるブリン・ウィリアムズがバーチャル料理教室を主催します。このイベントでは、ゲストが一味違う日曜日のディナーの作り方を学ぶことができます。ブリン氏は、コンウィ産ムール貝のサイダー煮、じっくり煮込んだラムパイ、英国ウェールズの伝統的なデザートにさらにひねりを加えたバラ・ブリスを視聴者に見せてくれます。これらは広く知られるようになりつつある高品質のウェールズフード＆ドリンクに注目し特別に開発されたメニューです。

セント・デイヴィズ・デイ（2021年3月1日）には、インスタグラムで有名なウェールズの若手アーティスト、Ketnipzもこの日のために「小さなことをする」ことの重要性と、これらの小さなことが日々の生活にポジティブな影響を与えることに重点をおいた特別な作品を制作します。

毎日の終わりには、華やかな街並みから、息を呑むような海岸線やなだらかな田園風景まで30分間の slow TV プログラムでくつろぎながら英国ウェールズの全景をお楽しみいただけます。

【注目のプログラム】
◆ Rhydian Jenkins, Only Boys Aloud Japanese Choir Exchange Virtual Event

世界的に有名なウェールズの合唱団「オンリー・ボーイズ・アラウド」が、文化庁とウェールズ政府主導でUK in Japan日英交流のプロジェクトで、大分、熊本、北九州の3都市の合唱団と共に歌の競演による文化交流プログラムに参加しました。この交流は、72時間に及ぶ聖デビッドの日の祝賀行事の中のバーチャルイベントでも紹介される予定です。イベントでは、元ラグビー選手で国際的なオペラ歌手リディアン・ジェンキンス氏、オンリー・ボーイズ・アラウドのクレイグ・イェーツ氏、各都市の代表者によるインタビューが行われます。
＜実施日程＞
2月2８日（日）8am （日本時間：2月28日 5pm）

◆YOGA　Wellness from Wales

ヨガの第一人者からオリンピック選手まで、様々なインストラクターがビーチ、森、カーディフの街並みの中からヨガフローを案内してくれます。一緒に英国ウェールズの最も美しい場所でヨガを楽しみ、リラックスして体調を整え、景色を楽しみましょう。
＜実施日程＞
2月27日（土） 10am　（日本時間：2月27日 7pm）
2月28日（日） 10am　（日本時間：2月28日 7pm）
3月1日（月）*時間未定

◆ EPIC SKIES

天体写真家のアリン・ウォレスが、英国ウェールズのユニークな国際ダークスカイ保護区から銀河系を眺めながら案内してくれます。世界のどこからでも星を見て、平和を感じることのできるプログラムです。
＜実施日程＞
2月26日（金）9pm （日本時間：2月27日 6am）

◆ DINNER WITH BRYN

日曜のランチをブライン・ウィリアムズと一緒に作ってみましょう。グレート・ブリティッシュ・メニューのスターが、特別なセント・デイヴィズ・デイの食事を考案しました。材料を用意さえすれば、ブラインの魔法のような料理教室を体験できます。
＜実施日程＞
2月28日（日） * 時間未定

セント・デイヴィズ・デイを祝うオンラインイベントに関する情報は
https://www.wales.com/gwyl-dewi-wales-celebrates（英語）をご覧ください。

英国ウェールズ政府特使として、北九州市とウェールズラグビー協会とのレガシー協定締結一周年記念イベントに出席した徳増浩司氏は次のように述べています。「北九州市とウェールズラグビー協会は昨年2月、2019年に日本で開催された世界的なラグビー大会の際に、英国ウェールズ代表チームによるキャンプが北九州市で実施されたことをきっかけに構築された友好協力関係をレガシーとして持続・発展させていくことを目的に、覚書を締結しました。私の英国ウェールズでの滞在経験が世界的なラグビー大会の日本開催に繋がり、そのレガシーとして両国間でスポーツや芸術などの文化交流が続いていることを大変嬉しく思っています。また、英国ウェールズの人々にとって大切な記念日であるセント・デイヴィズ・デイを控え、締結から一周年の日を迎えることができたことを共に祝いたいと思います。これからもラグビーや合唱などを通して交流を深めていけることに大いに期待しております。」

ウェールズとセント・デイヴィズ・デイをお祝いするためのポイント

英国ウェールズはグレートブリテン島に位置し、人口は310万人、英国の総人口の4.8%にあたります。
英国ウェールズには国土全体の20%を占める3つの国立公園、ペンブロークシャー国立公園、スノードニア国立公園、ブレコン・ビーコンズ国立公園と、息を呑むような美しい自然に恵まれた５つのエリアがあります。
首都であるカーディフを含め、ニューポート、スウォンジー、セント・デイヴィズ、セント・アサフの6つの都市があります。
ノース・ウェールズにはヨーロッパで最も長く、世界で最も速いジップワイヤーライドがあります。
英国ウェールズの海岸線の全長をカバーするナショナルトレイル、ウェールズ・コースト・パスは、870マイル（1400キロメートル）。国土の海岸線を歩いて踏破できる道として知られています。
セント・デイヴィズ・デイは1400年以上前の西暦589年3月1日に亡くなったセント・デイヴィドの命日を祝う日です。
"Do the little things"、ウェールズ語で"Gwnewch y pethau bychain "は、セント・デイヴィドの最も有名な言葉であり、彼の最後の言葉だったと言われています。セント・デイヴィドは、英国ウェールズの人々は小さな行いや、思いやりのある行いは、大きな違いを生むことになると信じていました。
セント・デイヴィドは、聖人の国で生まれたイギリスで唯一の守護聖人でもあります。
セント・デイヴィドは一滴もお酒を飲まない採食主義者で、家畜に畑を耕させるより自ら畑仕事をすることを好みました。彼は水ばかり飲んでいたので飲んでいたので「ウォーターマン」と呼ばれていました。
セント・デイヴィドは多くの奇跡を行ったと言われています。盲人の視力を回復させたり、死んだ少年の顔に涙をかけただけで生き返らせたりしました。しかし、彼の最も有名な奇跡は、ブレコン・ビーコンズとアベリストウィスの海岸沿いの町の間にあるスランゼウィブレビで行われました。彼の説教を聞きに来た群衆に圧倒されたセント・デイヴィドはハンカチの上に立つと、彼の足元には小さな丘ができ、誰もが彼の姿を見ることができるようになりました。