【トルコ共和国大使館・文化広報参事官室】現在も世界中からのお客様をお迎えしているトルコを代表する世界遺産、アヤソフィアをご紹介
~「アヤソフィア イ ケビル ジャーミィ」 と改名し、入場料も無料に~
世界有数の建築遺産を数多く有するトルコの中でも、長年において“トルコの異文化共存の象徴”として世界中の人々を魅了し続けてきた、「アヤソフィア(ギリシャ語ではハギア・ソフィア)」 は、このたび「アヤソフィア イ ケビル ジャーミィ (Ayasofya-i Kebir Camii)」 と改名し、博物館からモスク(イスラム教礼拝所)へとかつての役割を取り戻すこととなりました。荘厳さ、大きさ、機能性を兼ね備えた本モスクにはどなたでも無料でご入場いただけることとなります。
人類の文化的蓄積や歴史的遺産として大きな意味を持つアヤソフィアは、近隣のトプカプ宮殿博物館と並ぶイスタンブルを代表する人気観光スポットのひとつです。1985年にユネスコの世界文化遺産にも登録され、現在も礼拝時間以外は世界中からの旅行者にその門戸を開いています。
また、海外旅行がままならない現在、トルコ共和国文化観光省が開発した3次元画像処理技術によるバーチャルツアーをご利用いただくことで、ご自宅に居ながらにして観光をご体験いただけます。360度見渡せるこのバーチャルツアーは、旅行好きな方だけでなく、アート愛好家にも必見です。
「アヤソフィア イ ケビル ジャーミィ」の開館時間等、詳細は以下のとおりです。
・開館時間: 月曜日~日曜日 (無休) 0:00~24:00
※礼拝中は館内を見学いただくことはできません。
※ ガイド付きモスク体験ツアーも行っています。
・入場料: 無料
・公式サイト(英文のみ): https://muze.gen.tr/muze-detay/ayasofya
【資料】
数世紀に渡る歴史
537年にユスティニアヌス1世が東ローマ帝国の首都、コンスタンティノープル(現イスタンブル)に建設したアヤソフィアは、当時、最も壮大な宗教施設とされていました。文字通り、「聖なる叡智」 と名付けられたこの建物は、創設以来、いつの時代にも神聖なインスピレーションを体現してきました。独特なデザインや巨大なドームがそれを特徴づけ、また、当時の技術では不可能と思われた建築課題の数々を克服する最先端の建築技法が導入されてきたのも、このアヤソフィアです。
※「アヤソフィア」または「ハギア・ソフィア」とは、「聖なる叡智」を意味します。
古くビザンチン時代から聖なる場所とされていた丘の上に、当時最大の宗教施設として建設され、537年にユスティニアヌス帝が礼拝の場として開放しました。その後1453年に、オスマン帝国のメフメト2世がイスタンブルを征服し、モスクに改築するまでの916年間、教会として機能していましたが、オスマン帝国はイスタンブル征服直後からその建築的強化を図り、可能な限り最善の方法で維持に努めました。そのおかげで同帝国時代、数度の増築を繰り返しつつ、モスクとして存続することができたと言われています。
まばゆいばかりの芸術的名建築
アヤソフィアはオスマン帝国時代にミナレット(尖塔)、メドレセ(学院)、小学校、祈祷告知係用の宿泊所、水源とセットの貯水槽、公共の噴水、日時計、評議委員会室などが徐々に加えられ、複合施設へと変貌していきました。建築としての最大の特徴は、中央部分を占める巨大なドームです。また、様々な時代のモザイクに彩られるアヤソフィアの中でも、建設当初から残るナルテックス(キリスト教の聖堂や教会の拝廊)の抽象モザイクは一見の価値があります。9世紀に制作されたとみられる「聖母子像」や「熾天使像」を始め、ビザンチン時代から残る歴史的なモザイクは今なお訪れる人々の心を惹きつけてやみません。
さらに、世界8番目の不思議と目されるアヤソフィアでは、その外観や庭のみならず、オスマン帝国歴代のスルタンの霊廟や控え壁、宝物庫、救貧院などもご覧いただけます。
アヤソフィアの名物ネコ「グリ」
アヤソフィアでもうひとつ有名なのは、2004年に守衛室の下で生まれて以来、この大建築に16年も住み続けている猫の「グリ」です。「アヤソフィアの猫」として世界の旅行者たちから注目を集めるグリは、今では、「世界で最も撮影される猫」の地位を獲得しており、世界中の人々がグリ専用のSNSアカウント (https://www.instagram.com/hagiasophiacat/) をフォローしています。
トルコについて
地中海沿岸に位置し、有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、多様な気候と文化交流の中心地であることにより、何世紀にもわたる多様な文明が反映された歴史、自然や美食を有し、2019年には約5,200万人の観光客をお迎えしました。文化が交差するこの国は、伝統とモダンが融合した芸術やファッションに大変寛容で、またダイナミックなショッピングとエンターテイメントライフによって世界中から訪れる人々を魅了し続けています。
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