東急リゾーツ＆ステイ株式会社との共同研修プログラム！特定技能外国人の新入社員向けスタート研修を実施（日本料飲外国人雇用協会）

外国人材が長期的に活躍するための「意識」と「習慣」の土台作りを支援

一般社団法人　日本料飲外国人雇用協会

2024年11月1日 09時00分

外食・宿泊・食品製造・介護業界向けに特化した登録支援機関である一般社団法人日本料飲外国人雇用協会（東京都新宿区、代表理事：田口直樹、以下当協会）は、東急リゾーツ＆ステイ株式会社（東京都渋谷区、代表取締役社長：粟辻󠄀 稔泰）との共同により、特定技能外国人新入社員向けの研修プログラムを継続的に実施します。本研修は、特定技能ビザで就業する外国人が、日本で安心して生活・就業できるよう、座学と実地研修を通じて「意識」と「習慣」の土台を築くことを目的としています。着任初期に文化や生活習慣の違いを理解し、公私共にスムーズに活躍できるよう支援します。

◼︎取り組みの背景

東急リゾーツ＆ステイ株式会社は、全国100以上の施設を運営し、特にリゾート施設での人手不足を解消するため、2033年までに正社員の約30％を外国人材とする目標を掲げています。外国人新入社員が安心して働ける環境を整えるには、文化や生活習慣の理解、職場への早期適応が重要です。

当協会との共同研修プログラムは、外国人新入社員が就業前に必要な基礎知識を習得し、安心して生活をスタートできるようサポートするものです。プログラムの内容には、日常生活や就業マナーの基本教育、法的知識、税金・社会保障制度、事故や災害等の有事の際の対処、財務管理、異文化交流の実地研修などが含まれており、参加者が長期的に活躍できる土台を築きます。

◼︎第1回目の実施概要

2024年8月、長野県信濃町のリゾートホテル『斑尾東急リゾートホテルタングラム』で、フィリピン人
18名、ミャンマー人12名の計30名を対象に研修を行いました。本研修では、通常の座学に加え、ワークショップやロールプレイなどの参加型カリキュラムを多く取り入れました。受講生の好奇心を引き出し、積極的なアウトプット機会を提供する特別プログラムを通じて、参加者が日本での生活や職場に迅速に適応することを目的に、2週間にわたって実施しました。

カリキュラム構成

【通常教育】

1.導入

　自己紹介ワーク、アイスブレイク、日本の文化、日本人の特徴、在留資格

2.意識教育

　特定技能外国人／技能実習とは、権利・義務・責任、日本人と同待遇、仕事の目的と将来設計

3.日常生活マナー

　宿舎や屋外での行動、頻出トラブルの事例検討、プライベートでの注意事項

4.就業マナー

　身だしなみ、病欠時対応・有給の利用方法、コミュニケーション、作業手順、評価基準

5.お金

　計画的なマネープランング、給与明細の確認方法、税金、社会保障制度

6.法律・犯罪

　就業規則、SNSの利用、入管法、労基法、安衛法、道交法、その他外国人が犯しがちな違法行為

7.性教育

　セクハラ、STD、日本での育児

8.ケーススタディ

　交通事故や急病時の対応、防犯と災害対策

【特別教育】

＜第1週目＞

歓迎会／文化交流研修（フィリピン→ミャンマー）

実地研修／文化交流研修（ミャンマー→フィリピン）

＜第2週目＞

卒業課題制作（課題選択制：チーム別プレゼンテーション）

・お客様に喜んでもらうために私達ができる事（自己啓発）

・母国の観光客を日本に呼ぶためには（プロ目線）

・日本で働く後輩達へのアドバイス（次回教育資料への流用）

◼︎講師紹介

石原　純（Jun Ishihara）

一般社団法人日本料飲外国人雇用協会　支援部部長

国内最大手の監理団体にて技能実習制度の前身となる「研修制度」時代より、海外人材の教育や指導、支援スキームの構築に携わり、現場の統括責任者や代表職などを歴任。海外人材事業15年のキャリアで技能実習生の入国時教育など、延べ10,000名のグローバル人材への指導実績をもつ。

当協会の研修プログラムでは、外国人材が陥りがちなトラブルや緊急時の対応を、過去の実例をもとにワークショップ形式で楽しく学ぶことができます。講習期間は最短90分から1か月まで、企業様のご要望に合わせて柔軟にカスタマイズが可能です。外国人材の育成やサポートに興味をお持ちの企業様は、ぜひ一度お問い合わせください。貴社に最適なプランをご提案いたします。

＜企業向け教育研修に関する企業担当者様からのお問い合わせ＞

一般社団法人日本料飲外国人雇用協会　研修担当／石原　TEL：03-5308-0517　