社内情報の一括検索を可能とするサーチエンジン「NapAnt」のベータ版リリース及びトライアル受付開始のお知らせ
サービスの概要
筑波大学発ベンチャー株式会社Onikle(本社:茨城県つくば市、代表取締役:立野温、以下「当社」)は、社内情報の一括検索で業務効率化を支援する生成AI搭載エンタープライズサーチエンジン「NapAnt」を開発・提供しています。
NapAntは社内で利用しているSaaSアプリケーション(Microsoft365、Box、Google Workspace、Slack、Salesforceなど)や社内のクラウド上のデータを一括で横断検索するシステムです。これまでの検証から、下記のような課題に対して有効であると考えています。
担当者が退職して必要なドキュメントの場所がわからない
社内のナレッジを活用できない(ベテランの上司に聞かないと仕事が進まない)
急ぎにも関わらず、他部署への質問の返事が数日後にならないと返ってこない
カスタマーサポート業務において、必要なドキュメントにすぐにアクセス可能とし、顧客満足度を高めたい
エンタープライズサーチを入れたいが、事前のデータ成形や辞書登録、アカウントの発行・管理、権限設定が煩雑で、管理コストが高い
サービスの特徴
PDFファイルの中までを検索可能(必要なデータを漏れなく検索できる)
WordやExcel、Powerpointはもちろん、PDFファイルの全文情報を読み取ることで、従来の検索ではヒットしなかったドキュメントも漏れなく検索対象となります。
また、TeamsやSlackのポスト、OutlookやGmailのメールなど、さまざまなフォーマットに対応し、複合的な検索を同時に行うことが可能です。
自然言語処理AIにより、ドキュメントやデータの関連度にしたがって、最適な検索結果を提供
独自の自然言語処理 AI を搭載しており、大規模な意味言語を含む 企業のナレッジグラフを理解することで、必要な情報を的確に、迅速に提供します。 部署ごとや、個人ごとにも最適な検索結果を調整しており、検索を繰り返すことでより賢い、あなた専用のAIアシスタントとして業務をサポートします。
生成AIを利用することで、チャット形式で社内情報から質問に対して最適な回答を生成(近日実装予定)
文書、チャットのやりとり、開発チケットなど、あらゆるものから分析、 要約をし、AI アシスタントが回答します。 今までの FAQ ツールのように、質問と回答を用意・更新する必要はありません。
ISO2800(ISMS)を取得済みで、セキュリティも安心
2023年4月にISMSを取得し、セキュリティ対策をおこなうことで顧客の秘匿情報が外部に漏洩することを防止しています。また、閲覧権限設定においても、表示される検索結果は、連携先のアプリで従業員個人に割り当てられた権限と同じものが適用されるので、管理コストがほとんどかかりません。
リリースの背景
NapAntは2023年4月よりα版として提供を開始し、検索者の権限に応じた検索対象の設定機能、セキュリティ認証の取得など、安心してご利用いただける機能の開発を進めてまいりました。既に有償での導入実績も生まれており、課題を解決できるプロダクトであると判断しベータ版リリースをいたしました。
トライアルの概要
現在、6ヶ月以上の有償トライアルをご案内しております。
こちらのプレスリリースからメールでのお問い合わせの企業様に限定で、特別価格でのご案内をしております。キャンペーンは3月6日までになりますので、ご希望の際はお早めにお申し込みください。
今後の展開
サイバーエージェントキャピタルを新規投資家とした資金調達を実施し、既存投資家であるEast Ventures、DEEPCOREからの資金調達と合わせて1.1億円の調達を完了いたしました。
本格リリース後の顧客サポート体制の拡充、NapAntチャットAIの開発による検索性のさらなる向上に取り組んでまいります。
株式会社Onikleについて
2019年8月、鹿間を筆頭に、ロボコン世界大会優勝者を含む筑波大学工学システム学類AC入試のエンジニア集団が、科学分野にて事業を立ち上げる際に、立野が代表取締役CEOとしてチームに参画するかたちで、株式会社Onikleが筑波大学発ベンチャーとして設立されました。筑波大学クリエイティブキャンプにて最優秀賞を授与し、プレプリント検索プラットフォーム「Onikle」の開発・提供をすすめて参りました。
ご提案を進める中で、社内情報の検索に関する課題の深さに着目。コア技術である自然言語処理AIを活用した検索エンジンの強みを活かした形でピボットを行うことを決断し、現在のエンタープライズ向け社内情報サーチエンジンの開発・提供に至りました。
CTOの鹿間は、筑波大学在学中よりIIIS (国際統合睡眠医科学研究機構)でのマウストラッキングAIの開発経験をもっており、過去当社が開発・提供していた論文検索プラットフォーム「Onikle」においても、コア技術である自然言語処理AIの開発を担当していたAIエンジニアです。今後の生成AIを利用したNapAntチャットAIの開発・実装についても、鹿間を筆頭に進めてまいります。
投資家からのコメント
・サイバーエージェント・キャピタル 矢崎啓太氏
Onikleは筑波大学出身の非常に優秀なエンジニア集団です。今回シードラウンドでご出資させていただきましたが、プロダクトの完成度はそのフェイズに比してとても高いと感じました。Onikleの強みは独自の自然言語処理モデルというコアな技術だけでなく、ピボットを耐え抜いて戦い続ける立野さん鹿間さんたちの我慢強さです。
これから代表の立野さん率いるフレッシュなチームが、エンタープライズサーチという巨大な市場を切り拓いていく過程にご一緒できること、とても楽しみにしています。
会社概要
・会社名 :株式会社Onikle
・代表取締役 :立野温
・所在地 :茨城県つくば市東新井13−2関友ウエストビル403
・設立 :2019年8月
・資本金 :1100万円
・事業内容 :生成AI搭載の社内情報一括サーチエンジン「NapAnt」の開発・提供
・URL :https://onikle.napant.io/product
・X(旧: Twitter) :https://twitter.com/Nap_Ant_
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