【部下や後輩にストレスを感じる理由ランキング】男女500人アンケート調査
部下や後輩にストレスを感じる理由に関する意識調査
株式会社ライズ・スクウェア(大阪府八尾市、代表取締役:馬場栄和)は、お仕事をしている男女500人を対象に「部下や後輩にストレスを感じる理由に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
詳細はこちら( https://www.rise-square.jp/contents/nayami/bukasuto.php )
詳細はこちら( https://www.rise-square.jp/contents/nayami/bukasuto.php )
あなたは職場の部下・後輩のことをどう思っていますか?
「後輩が苦手」「部下が嫌い」という方もいるかもしれません。
よく関わる部下・後輩に対して苦手意識があると、気になって仕事に集中できなかったり、仕事のストレスが増したりします。
そこで今回、株式会社ライズ・スクウェア( https://www.rise-square.jp/ )が運営するWebメディア「RS MEDIA( https://www.rise-square.jp/contents/ )は、お仕事をしている男女500人に「部下や後輩にストレスを感じる理由」についてアンケート調査を実施。
調査結果に関して、株式会社ワンストップ代行センター( https://tokyobenriya.com/ )の代表取締役、戸村徹平氏からご考察いただきました。
調査期間:2022年7月14日~20日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性266人/男性234人)
回答者の年代:10代 0.2%/20代 21.6%/30代 39.2%/40代 26.2%/50代 9.8%/60代 3.0%
・部下・後輩へのストレス1位は「態度・マナーが悪い」
・部下・後輩にストレスを感じたときは「注意・指摘する」
就業中の男女500名に「職場に苦手・嫌いと感じる部下や後輩がいるか」を聞いたところ、「いる」と答えた人が84.6%で、8割を上回りました。
苦手な部下・後輩に悩みながら働いている人が多いとわかります。
職場にはそれぞれ違う人間が集まっているわけですから、「合わない」「ちょっと苦手」と感じる人が何人かいるのは当然でしょう。
ただ「直属の部下」「同じ業務を担当している後輩」など、仕事するうえで綿密に連絡をとりあって協力しなければならない相手を「苦手」「嫌い」だと思っていると、ツライですよね。
「職場以外でも嫌いな後輩のことを思い出してイライラする」など、プライベートに影響する可能性もあります。
▽戸村徹平氏の考察
予想以上に多くの方が属する組織の中に苦手や嫌いと感じる方がいらっしゃるのですね。
私も会社員経験がありますが、人間関係を潤滑に行うことこそ、日々のストレスを少なく、日々を過ごすことができそうです。
当社にも人間関係に悩んだ会社員の方々のトラブル対応(謝罪代行、クレーム対応代行)の問い合わせを非常に多くいただきますが、予想以上の割合の高さに驚きました。
2位「やる気・責任感がない(121人)」、3位「素直に指示・指摘に従わない(71人)」、4位「自発的に動かない(35人)」と続きます。
「職場での態度」「仕事の心構え」についての回答が上位にランクインしていますね。
つまり「仕事ができないこと」よりも、「不真面目な態度」「マナー不足」にストレスを感じる人が多いとわかります。
例えば「ミスしても素直に謝罪し、真摯に改善に努める部下・後輩」に対しては、ネガティブな感情を抱きにくいのではないでしょうか。
一方で「仕事は完璧だが、傲慢な態度の部下・後輩」に対しては、「優秀なのは認めるけど苦手」と感じてしまいそうです。
<1位 態度・マナーが悪い>
・上司や先輩にタメ口や舐めたような態度をとること。上を敬えない姿勢にストレスを感じる(28歳 女性)
・挨拶ができないとストレスを感じる(39歳 男性)
・同期同士や後輩に対しての話し方がお友達感覚すぎて呆れることがある(44歳 女性)
「上司や先輩に対してタメ口を使う」「挨拶ができない」など、社会人としての基本マナーが身についていないことにイラッとする人が多数。
本人はフレンドリーな態度のつもりかもしれませんが、度を越すと「社会人としてNG」と思ってしまいますよね。
また「偉そうな態度」「威圧的」など、目上の人や顧客に対する振る舞いにストレスを感じている人も多くなっています。
とくにお客様相手にひどい態度をとってしまうとクレームになりかねないので、見ているほうはヒヤヒヤしますね。
<2位 やる気・責任感がない>
・電話や来客対応を自ら進んで行う姿勢が見られないこと(27歳 女性)
・「上司や先輩が対応してくれるから」といい加減な仕事するなど、無責任さが目立ちます(34歳 女性)
・仕事に対しての向き合い方がいい加減なところ。取引先が指定した打ち合わせ時間に平気で遅れたり、必要な書類を紛失したりします(40歳 男性)
不真面目な態度の部下・後輩に対しては、腹が立ってしまう人も多いのではないでしょうか。
「雑な書類を平気で提出する」など仕事内容に関わることはもちろん、「遅刻する」「居眠りする」など勤務態度からやる気が感じられない場合もありますね。
あまりにひどいと、周りの社員のモチベーションも下がってしまいそうです。
<3位 素直に指示・指摘に従わない>
・頼んでも動かないところにストレスを感じます(27歳 男性)
・年上の後輩なので、プライドからか指摘などを素直に受け入れないとき(31歳 女性)
・指摘したことをすぐに直さない(44歳 男性)
「指示すると嫌そうな顔をする」「ミスを指摘するとふてくされる」などの回答が寄せられています。
業務上必要だから指示や指摘をするのに、素直に応えてくれないとイヤになってしまいますね。
相手に合わせて「どう伝えれば動いてくれるか」「改善してくれるか」を考えるのは骨が折れるので、考えることが増えストレスも溜まりそうです。
<4位 自発的に動かない>
・私が作った資料を使い回している。自分でももっと行動してほしい(29歳 男性)
・絶対に言われたことしかやらない。次すべきことがわかっているのに、言わないと絶対やらない(34歳 女性)
・自分で調べもせずに質問してくる(45歳 男性)
とくに「自分で調べずに質問してくる」という回答が目立ちました。
自分で調べればわかるようなことを頻繁に質問されると「私も自分の仕事がある」と言いたくなってしまいますよね。
また、いわゆる「指示待ち」の態度にイラッとするという人も。
本人は「勝手に動いてはいけない」と思っているのかも知れません。
ただ「手が空いたので、何かやることはありませんか」といった一言や、動こうとする姿勢は見せてほしいと感じる人も多いのではないでしょうか。
<5位 自分の非を認めない>
・ミスをしたのに謝らず開き直る(27歳 女性)
・失敗したときに、人のせいにしたり理由をつけて責任逃れされたりするとストレスを感じます(32歳 男性)
・明らかにミスしてるのに「間違えてません」「ちゃんと確認しました」と言い切るとき(53歳 女性)
ミスしたときに「自分を守りたい」という思いから、言い訳や責任転嫁に走ってしまう人もいますよね。
中には「私はあなたに指示された通りにやりましたよ」などと言ってくる部下・後輩もいるでしょう。
自分の非を認めない部下・後輩に対しては、「まずミスしたことを素直に謝罪しなさい」と感じてしまう人が多いようです。
<6位 コミュニケーション能力が乏しい>
・話しかけてくるときに「今お時間いいですか?」などの断りなく、いきなり目の前に立って話し始めるとき。「私の都合は無視?」と思います(27歳 女性)
・コミュニケーションスキルがない。きちんと挨拶できず、会話も続かない(53歳 男性)
挨拶や会話ができないタイプの部下・後輩だと、困っていることがあってもなかなか把握してあげられないので困ってしまいますよね。
「何を考えているんだろう」「反応がないけど、理解しているのかな」と心配になることも多そうです。
また人の都合を気にしないタイプの人だと、「悪気なく人の仕事を邪魔する」「一人だけ仕事が遅い」という問題も起こりかねません。
<7位 勝手な行動が目立つ>
・何も聞かず勝手に行動して、物を壊したりする(30歳 女性)
・頼んだ仕事に対して疑問をもっていても、質問・確認せずに独自の判断のみで進めてしまう(41歳 男性)
・仕事を独断で進める傾向がある(51歳 男性)
やる気や熱意があっても、マニュアルやルールを無視して自己流で仕事すると失敗につながる可能性があります。
「尻拭いするのは上司・先輩である自分」となると、ストレスが溜まってしまいますね。
「わからないことがあったら事前に聞いてほしい」と伝えたのに質問してもらえず、「どうにもならなくなってから質問する」というパターンを繰り返す後輩にうんざりしている人もいました。
<8位 同じミスを繰り返す>
・教えてもメモを取らないためミスが多く、同じことを何度も聞いてくる(27歳 女性)
・本人は一生懸命に仕事しているようですが、何度言っても伝わらず覚えられず、同じミスを繰り返すので困っています(35歳 女性)
・何度も注意するが一向に改善せず、同じミスばかりする(42歳 男性)
理由としては「メモをとらないから」という人が多くなりました。
「何度も注意しているのにミスを繰り返す」という半ば諦めモードの回答が多かったのも特徴です。
同じミスを繰り返す人に対しては、重要な仕事を任せられなくなりそうですね。
▽戸村徹平氏の考察
私達への仕事の依頼から推測しても基本的な世代間ギャップは大きなストレスの要因と感じています。
根本的な価値観、コミュニケーションの方法の違いにより上司から部下や後輩に理解してもらえず、人間関係がうまくいかないようですね。
1から3位の要因においては、上司が伝え方やコミュニケーション方法を工夫することで改善されることも多々あると思います。
2位「何もせず様子を見る(115人)」、3位「できるだけ接触しない(73人)」と続きます。
「相手のことが苦手でも関わるタイプ」と「放置するタイプ」に分かれています。
また「何度か注意しても直らなかったら、もう何もしない」など、相手の態度によって対応を変えるという意見もありました。
<1位 注意・指摘する>
・都度気になる点を指摘する(27歳 女性)
・指摘する。ただあまり怒ると態度に出されてしまうので、感情を殺しながら接しています(30歳 女性)
・きつくならない言葉を選び、間違っていることを伝える(43歳 男性)
「注意・指摘するのがイヤ」「苦手だから関わりたくない」と思っても、業務に支障がでるようなら指摘せざるをえませんよね。
注意するときには、感情的にならないように心がけている人も多くなりました。
<2位 何もせず様子を見る>
・自分で気づいてほしいので、直接後輩に指摘はしません。そうじゃないと意味がないし、成長しませんから(33歳 女性)
・自分が責任を追求されないことに関しては、注意しない。自分で怒られて考えるべきだと思う(38歳 男性)
・指導して退職されると困るので、我慢している(48歳 女性)
「やりたいようにやって失敗すればいい」「自分で気づくことが成長につながる」という考えで、指摘しない人もいるとわかります。
また相手が気難しく「指摘したら態度が悪くなったり上司にあることないこと言われたりしそうだから、怖くて言えない」という意見も。
注意や指導の仕方が難しく、悩んだ末に放置している人もいるとわかりました。
<3位 できるだけ接触しない>
・「この人はこういう人なんだ」と割りきって、必要最低限の関わりしかもたない(27歳 男性)
・業務に必要な会話以外はしない。期待もしない(34歳 女性)
・苦手な人が私の目の中に入ってこないように、なるべく離れて仕事します(51歳 女性)
「必要最低限しか関わらない」「仕事以外では接点をもたない」などの回答が寄せられています。
職場の仲間とはいえ「仲良し」になる必要はないので、問題なく業務が進められる程度の関係をつくれば十分でしょう。
ある程度の「割り切り」「諦め」ができれば、ラクになるかも知れません。
<4位 ヒアリングする>
・「なぜそんなことになったのか、どう考えてその行動をしたのか」など、まずは話を聞くことにしています(29歳 女性)
・相手の意見をしっかりと聞いて、何につまずいているのか理解してあげる(31歳 男性)
・何回言っても直らないときは、相手の状況を思いやる発言をして、事情を聴く(57歳 女性)
「指示に従わない事情」「ミスを直せない理由」をヒアリングしたうえで、改善案を提案したり注意したりするという人も多くなりました。
いきなり注意したり、頭ごなしに叱ったりするのを避けようとする配慮が見られますね。
食事などに誘い、話しやすい雰囲気づくりを心がけている人もいました。
<5位 積極的にコミュニケーション>
・不審な動きをしていたら「困ってない?」と声かけをしている(25歳 女性)
・なるべく話しかけるようにしています。あんまりだんまりだと、空気が張り詰めて余計ストレスになるからです(47歳 男性)
・私からは笑顔で話しかけるようにしています。苦手と思われないように気を使っています(51歳 女性)
「話しかける」「笑顔で接する」という回答が多く寄せられました。
また「部下・後輩が抱えている問題について、一緒に考えてみる」「カバーしながら一緒に仕事する」という人も。
挨拶や会話から一歩進んで、業務に取り組みながら交流を深めている人もいるとわかります。
<6位 丁寧に接する>
・後輩と同じように嫌な顔をしていては先輩として良くないので、なるべく優しく対応している(35歳 男性)
・手伝ってほしいことを嫌味にならないように「お願い」と言って頼みます(43歳 女性)
・指摘すると会社の法務部に訴えるタイプなので、お菓子を渡したりほめたり、めちゃくちゃ気を使ってる(50歳 女性)
注意・指示されるのを嫌がったりふてくされたりしてしまう部下・後輩の場合、接し方にかなり気を使う人もいるとわかります。
丁寧に接することで「上司・先輩は必要だから注意や指示をしているんだ」と感じてくれたらいいですね。
<7位 他の人に対処してもらう>
・管理職に相談して、自分からは攻撃しないようにしています(30歳 男性)
・職歴が長い人から話してもらうようにしてます(33歳 女性)
すでに関係がこじれている場合、注意や指摘をするとケンカのようになってしまうことも考えられます。
お互いが冷静に受け止められるように、上司やベテラン社員などの第三者に相談して、間に立ってもらう人もいました。
もしかしたら相談の時点で「私にも足りない部分があったな」「歩み寄れる方法があるかも」と気づくかもしれません。
▽戸村徹平氏の考察
1位の注意・指摘するという選択肢は間違ってないと思いますが、火に油を注ぐことにならないよう、慎重なコミュニケーションを図っていきたいですね。
5位にあるように1on1面談の活用などにより双方のすり合わせを積極的に行い、軌道修正していくのがよいと感じました。
部下・後輩にストレスを感じる理由としては、「態度や仕事への向き合い方」を挙げた人が多くなっています。
「注意しているのに修正しない」「指示に従わない」など、素直ではない態度にイラッとしてしまう人が多いようです。
上司・先輩として注意はするものの、何度指摘しても改善が見られず、諦めて放置するようになってしまった人も。
職場にはさまざまな人がいますから、「すべての部下や後輩と仲がいい」という状態にならなくても仕方ありません。
仕事に必要な関わりはもちつつ、自分にとっても部下・後輩にとってもストレスが少ない距離感を維持してみてはいかがでしょうか。
ストレスが大きい場合は、信頼できる上司や同僚に相談することで、冷静になれる可能性もあります。
▽戸村徹平氏の総括
悩みの多くはお金、健康、人間関係と言われていますが、日々多くの時間を過ごす職場での人間関係がより良くなるだけで日々のストレスは軽減されると思われます。
もちろん、関係がうまくいかない部下や後輩もいると思いますが、上司のみなさんも自身に反省すべきところはないか、横柄な態度で接していなかったか、振り返りを持てるといいですね。
部下の些細なミスを責めず、話し合いによって双方の理解が深まり人間関係が潤滑になることもありますので、諦めずに取り組んでください。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://www.rise-square.jp/contents/nayami/bukasuto.php
■監修者紹介
代表取締役 戸村 徹平氏
東京都心を中心に家事代行などを行う便利屋を経営。
都心部の共働き世代に人気のサービスは大掃除や家具の組み立て代行。
人間関係に悩む会社員サラリーマンからの相談、トラブル対応の代行なども問い合わせが多い。
■株式会社ライズ・スクウェアについて
人材を必要とする様々な事業にチャレンジしていきます。現在では、人材派遣・業務請負事業、飲食事業、グローバル事業、環境衛生事業などに取り組んでいます。
■会社概要
社名 : 株式会社ライズ・スクウェア
所在地 : 〒581-0802 大阪府八尾市北本町2丁目12-24 北本町マルシゲビル3F
代表者 : 代表取締役 馬場 栄和
設立 : 平成21年6月
資本金 : 2,000万円
事業内容: 人材派遣業・飲食業
URL : https://www.rise-square.jp/
「後輩が苦手」「部下が嫌い」という方もいるかもしれません。
よく関わる部下・後輩に対して苦手意識があると、気になって仕事に集中できなかったり、仕事のストレスが増したりします。
そこで今回、株式会社ライズ・スクウェア( https://www.rise-square.jp/ )が運営するWebメディア「RS MEDIA( https://www.rise-square.jp/contents/ )は、お仕事をしている男女500人に「部下や後輩にストレスを感じる理由」についてアンケート調査を実施。
調査結果に関して、株式会社ワンストップ代行センター( https://tokyobenriya.com/ )の代表取締役、戸村徹平氏からご考察いただきました。
- 調査概要
調査期間:2022年7月14日~20日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性266人/男性234人)
回答者の年代:10代 0.2%/20代 21.6%/30代 39.2%/40代 26.2%/50代 9.8%/60代 3.0%
- 調査結果サマリー
・部下・後輩へのストレス1位は「態度・マナーが悪い」
・部下・後輩にストレスを感じたときは「注意・指摘する」
- 職場に苦手・嫌いと感じる部下や後輩がいる人は84.6%
就業中の男女500名に「職場に苦手・嫌いと感じる部下や後輩がいるか」を聞いたところ、「いる」と答えた人が84.6%で、8割を上回りました。
苦手な部下・後輩に悩みながら働いている人が多いとわかります。
職場にはそれぞれ違う人間が集まっているわけですから、「合わない」「ちょっと苦手」と感じる人が何人かいるのは当然でしょう。
ただ「直属の部下」「同じ業務を担当している後輩」など、仕事するうえで綿密に連絡をとりあって協力しなければならない相手を「苦手」「嫌い」だと思っていると、ツライですよね。
「職場以外でも嫌いな後輩のことを思い出してイライラする」など、プライベートに影響する可能性もあります。
▽戸村徹平氏の考察
予想以上に多くの方が属する組織の中に苦手や嫌いと感じる方がいらっしゃるのですね。
私も会社員経験がありますが、人間関係を潤滑に行うことこそ、日々のストレスを少なく、日々を過ごすことができそうです。
当社にも人間関係に悩んだ会社員の方々のトラブル対応(謝罪代行、クレーム対応代行)の問い合わせを非常に多くいただきますが、予想以上の割合の高さに驚きました。
- 部下・後輩へのストレス1位は「態度・マナーが悪い」
就業中の男女500名に「部下・後輩にストレスを感じる理由」を聞いたところ、1位になったのは「態度・マナーが悪い(151人)」でした。
2位「やる気・責任感がない(121人)」、3位「素直に指示・指摘に従わない(71人)」、4位「自発的に動かない(35人)」と続きます。
「職場での態度」「仕事の心構え」についての回答が上位にランクインしていますね。
つまり「仕事ができないこと」よりも、「不真面目な態度」「マナー不足」にストレスを感じる人が多いとわかります。
例えば「ミスしても素直に謝罪し、真摯に改善に努める部下・後輩」に対しては、ネガティブな感情を抱きにくいのではないでしょうか。
一方で「仕事は完璧だが、傲慢な態度の部下・後輩」に対しては、「優秀なのは認めるけど苦手」と感じてしまいそうです。
<1位 態度・マナーが悪い>
・上司や先輩にタメ口や舐めたような態度をとること。上を敬えない姿勢にストレスを感じる(28歳 女性)
・挨拶ができないとストレスを感じる(39歳 男性)
・同期同士や後輩に対しての話し方がお友達感覚すぎて呆れることがある(44歳 女性)
「上司や先輩に対してタメ口を使う」「挨拶ができない」など、社会人としての基本マナーが身についていないことにイラッとする人が多数。
本人はフレンドリーな態度のつもりかもしれませんが、度を越すと「社会人としてNG」と思ってしまいますよね。
また「偉そうな態度」「威圧的」など、目上の人や顧客に対する振る舞いにストレスを感じている人も多くなっています。
とくにお客様相手にひどい態度をとってしまうとクレームになりかねないので、見ているほうはヒヤヒヤしますね。
<2位 やる気・責任感がない>
・電話や来客対応を自ら進んで行う姿勢が見られないこと(27歳 女性)
・「上司や先輩が対応してくれるから」といい加減な仕事するなど、無責任さが目立ちます(34歳 女性)
・仕事に対しての向き合い方がいい加減なところ。取引先が指定した打ち合わせ時間に平気で遅れたり、必要な書類を紛失したりします(40歳 男性)
不真面目な態度の部下・後輩に対しては、腹が立ってしまう人も多いのではないでしょうか。
「雑な書類を平気で提出する」など仕事内容に関わることはもちろん、「遅刻する」「居眠りする」など勤務態度からやる気が感じられない場合もありますね。
あまりにひどいと、周りの社員のモチベーションも下がってしまいそうです。
<3位 素直に指示・指摘に従わない>
・頼んでも動かないところにストレスを感じます(27歳 男性)
・年上の後輩なので、プライドからか指摘などを素直に受け入れないとき(31歳 女性)
・指摘したことをすぐに直さない(44歳 男性)
「指示すると嫌そうな顔をする」「ミスを指摘するとふてくされる」などの回答が寄せられています。
業務上必要だから指示や指摘をするのに、素直に応えてくれないとイヤになってしまいますね。
相手に合わせて「どう伝えれば動いてくれるか」「改善してくれるか」を考えるのは骨が折れるので、考えることが増えストレスも溜まりそうです。
<4位 自発的に動かない>
・私が作った資料を使い回している。自分でももっと行動してほしい(29歳 男性)
・絶対に言われたことしかやらない。次すべきことがわかっているのに、言わないと絶対やらない(34歳 女性)
・自分で調べもせずに質問してくる(45歳 男性)
とくに「自分で調べずに質問してくる」という回答が目立ちました。
自分で調べればわかるようなことを頻繁に質問されると「私も自分の仕事がある」と言いたくなってしまいますよね。
また、いわゆる「指示待ち」の態度にイラッとするという人も。
本人は「勝手に動いてはいけない」と思っているのかも知れません。
ただ「手が空いたので、何かやることはありませんか」といった一言や、動こうとする姿勢は見せてほしいと感じる人も多いのではないでしょうか。
<5位 自分の非を認めない>
・ミスをしたのに謝らず開き直る(27歳 女性)
・失敗したときに、人のせいにしたり理由をつけて責任逃れされたりするとストレスを感じます(32歳 男性)
・明らかにミスしてるのに「間違えてません」「ちゃんと確認しました」と言い切るとき(53歳 女性)
ミスしたときに「自分を守りたい」という思いから、言い訳や責任転嫁に走ってしまう人もいますよね。
中には「私はあなたに指示された通りにやりましたよ」などと言ってくる部下・後輩もいるでしょう。
自分の非を認めない部下・後輩に対しては、「まずミスしたことを素直に謝罪しなさい」と感じてしまう人が多いようです。
<6位 コミュニケーション能力が乏しい>
・話しかけてくるときに「今お時間いいですか?」などの断りなく、いきなり目の前に立って話し始めるとき。「私の都合は無視?」と思います(27歳 女性)
・コミュニケーションスキルがない。きちんと挨拶できず、会話も続かない(53歳 男性)
挨拶や会話ができないタイプの部下・後輩だと、困っていることがあってもなかなか把握してあげられないので困ってしまいますよね。
「何を考えているんだろう」「反応がないけど、理解しているのかな」と心配になることも多そうです。
また人の都合を気にしないタイプの人だと、「悪気なく人の仕事を邪魔する」「一人だけ仕事が遅い」という問題も起こりかねません。
<7位 勝手な行動が目立つ>
・何も聞かず勝手に行動して、物を壊したりする(30歳 女性)
・頼んだ仕事に対して疑問をもっていても、質問・確認せずに独自の判断のみで進めてしまう(41歳 男性)
・仕事を独断で進める傾向がある(51歳 男性)
やる気や熱意があっても、マニュアルやルールを無視して自己流で仕事すると失敗につながる可能性があります。
「尻拭いするのは上司・先輩である自分」となると、ストレスが溜まってしまいますね。
「わからないことがあったら事前に聞いてほしい」と伝えたのに質問してもらえず、「どうにもならなくなってから質問する」というパターンを繰り返す後輩にうんざりしている人もいました。
<8位 同じミスを繰り返す>
・教えてもメモを取らないためミスが多く、同じことを何度も聞いてくる(27歳 女性)
・本人は一生懸命に仕事しているようですが、何度言っても伝わらず覚えられず、同じミスを繰り返すので困っています(35歳 女性)
・何度も注意するが一向に改善せず、同じミスばかりする(42歳 男性)
理由としては「メモをとらないから」という人が多くなりました。
「何度も注意しているのにミスを繰り返す」という半ば諦めモードの回答が多かったのも特徴です。
同じミスを繰り返す人に対しては、重要な仕事を任せられなくなりそうですね。
▽戸村徹平氏の考察
私達への仕事の依頼から推測しても基本的な世代間ギャップは大きなストレスの要因と感じています。
根本的な価値観、コミュニケーションの方法の違いにより上司から部下や後輩に理解してもらえず、人間関係がうまくいかないようですね。
1から3位の要因においては、上司が伝え方やコミュニケーション方法を工夫することで改善されることも多々あると思います。
- 部下・後輩にストレスを感じたときは「注意・指摘する」
就業中の男女500名に「部下・後輩にストレスを感じたときの接し方」を聞いたところ、1位になったのは「注意・指摘する(228人)」でした。
2位「何もせず様子を見る(115人)」、3位「できるだけ接触しない(73人)」と続きます。
「相手のことが苦手でも関わるタイプ」と「放置するタイプ」に分かれています。
また「何度か注意しても直らなかったら、もう何もしない」など、相手の態度によって対応を変えるという意見もありました。
<1位 注意・指摘する>
・都度気になる点を指摘する(27歳 女性)
・指摘する。ただあまり怒ると態度に出されてしまうので、感情を殺しながら接しています(30歳 女性)
・きつくならない言葉を選び、間違っていることを伝える(43歳 男性)
「注意・指摘するのがイヤ」「苦手だから関わりたくない」と思っても、業務に支障がでるようなら指摘せざるをえませんよね。
注意するときには、感情的にならないように心がけている人も多くなりました。
<2位 何もせず様子を見る>
・自分で気づいてほしいので、直接後輩に指摘はしません。そうじゃないと意味がないし、成長しませんから(33歳 女性)
・自分が責任を追求されないことに関しては、注意しない。自分で怒られて考えるべきだと思う(38歳 男性)
・指導して退職されると困るので、我慢している(48歳 女性)
「やりたいようにやって失敗すればいい」「自分で気づくことが成長につながる」という考えで、指摘しない人もいるとわかります。
また相手が気難しく「指摘したら態度が悪くなったり上司にあることないこと言われたりしそうだから、怖くて言えない」という意見も。
注意や指導の仕方が難しく、悩んだ末に放置している人もいるとわかりました。
<3位 できるだけ接触しない>
・「この人はこういう人なんだ」と割りきって、必要最低限の関わりしかもたない(27歳 男性)
・業務に必要な会話以外はしない。期待もしない(34歳 女性)
・苦手な人が私の目の中に入ってこないように、なるべく離れて仕事します(51歳 女性)
「必要最低限しか関わらない」「仕事以外では接点をもたない」などの回答が寄せられています。
職場の仲間とはいえ「仲良し」になる必要はないので、問題なく業務が進められる程度の関係をつくれば十分でしょう。
ある程度の「割り切り」「諦め」ができれば、ラクになるかも知れません。
<4位 ヒアリングする>
・「なぜそんなことになったのか、どう考えてその行動をしたのか」など、まずは話を聞くことにしています(29歳 女性)
・相手の意見をしっかりと聞いて、何につまずいているのか理解してあげる(31歳 男性)
・何回言っても直らないときは、相手の状況を思いやる発言をして、事情を聴く(57歳 女性)
「指示に従わない事情」「ミスを直せない理由」をヒアリングしたうえで、改善案を提案したり注意したりするという人も多くなりました。
いきなり注意したり、頭ごなしに叱ったりするのを避けようとする配慮が見られますね。
食事などに誘い、話しやすい雰囲気づくりを心がけている人もいました。
<5位 積極的にコミュニケーション>
・不審な動きをしていたら「困ってない?」と声かけをしている(25歳 女性)
・なるべく話しかけるようにしています。あんまりだんまりだと、空気が張り詰めて余計ストレスになるからです(47歳 男性)
・私からは笑顔で話しかけるようにしています。苦手と思われないように気を使っています(51歳 女性)
「話しかける」「笑顔で接する」という回答が多く寄せられました。
また「部下・後輩が抱えている問題について、一緒に考えてみる」「カバーしながら一緒に仕事する」という人も。
挨拶や会話から一歩進んで、業務に取り組みながら交流を深めている人もいるとわかります。
<6位 丁寧に接する>
・後輩と同じように嫌な顔をしていては先輩として良くないので、なるべく優しく対応している(35歳 男性)
・手伝ってほしいことを嫌味にならないように「お願い」と言って頼みます(43歳 女性)
・指摘すると会社の法務部に訴えるタイプなので、お菓子を渡したりほめたり、めちゃくちゃ気を使ってる(50歳 女性)
注意・指示されるのを嫌がったりふてくされたりしてしまう部下・後輩の場合、接し方にかなり気を使う人もいるとわかります。
丁寧に接することで「上司・先輩は必要だから注意や指示をしているんだ」と感じてくれたらいいですね。
<7位 他の人に対処してもらう>
・管理職に相談して、自分からは攻撃しないようにしています(30歳 男性)
・職歴が長い人から話してもらうようにしてます(33歳 女性)
すでに関係がこじれている場合、注意や指摘をするとケンカのようになってしまうことも考えられます。
お互いが冷静に受け止められるように、上司やベテラン社員などの第三者に相談して、間に立ってもらう人もいました。
もしかしたら相談の時点で「私にも足りない部分があったな」「歩み寄れる方法があるかも」と気づくかもしれません。
▽戸村徹平氏の考察
1位の注意・指摘するという選択肢は間違ってないと思いますが、火に油を注ぐことにならないよう、慎重なコミュニケーションを図っていきたいですね。
5位にあるように1on1面談の活用などにより双方のすり合わせを積極的に行い、軌道修正していくのがよいと感じました。
- まとめ
部下・後輩にストレスを感じる理由としては、「態度や仕事への向き合い方」を挙げた人が多くなっています。
「注意しているのに修正しない」「指示に従わない」など、素直ではない態度にイラッとしてしまう人が多いようです。
上司・先輩として注意はするものの、何度指摘しても改善が見られず、諦めて放置するようになってしまった人も。
職場にはさまざまな人がいますから、「すべての部下や後輩と仲がいい」という状態にならなくても仕方ありません。
仕事に必要な関わりはもちつつ、自分にとっても部下・後輩にとってもストレスが少ない距離感を維持してみてはいかがでしょうか。
ストレスが大きい場合は、信頼できる上司や同僚に相談することで、冷静になれる可能性もあります。
▽戸村徹平氏の総括
悩みの多くはお金、健康、人間関係と言われていますが、日々多くの時間を過ごす職場での人間関係がより良くなるだけで日々のストレスは軽減されると思われます。
もちろん、関係がうまくいかない部下や後輩もいると思いますが、上司のみなさんも自身に反省すべきところはないか、横柄な態度で接していなかったか、振り返りを持てるといいですね。
部下の些細なミスを責めず、話し合いによって双方の理解が深まり人間関係が潤滑になることもありますので、諦めずに取り組んでください。
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■監修者紹介
株式会社ワンストップ代行センター( https://tokyobenriya.com/ )
代表取締役 戸村 徹平氏
東京都心を中心に家事代行などを行う便利屋を経営。
都心部の共働き世代に人気のサービスは大掃除や家具の組み立て代行。
人間関係に悩む会社員サラリーマンからの相談、トラブル対応の代行なども問い合わせが多い。
■株式会社ライズ・スクウェアについて
人材を必要とする様々な事業にチャレンジしていきます。現在では、人材派遣・業務請負事業、飲食事業、グローバル事業、環境衛生事業などに取り組んでいます。
■会社概要
社名 : 株式会社ライズ・スクウェア
所在地 : 〒581-0802 大阪府八尾市北本町2丁目12-24 北本町マルシゲビル3F
代表者 : 代表取締役 馬場 栄和
設立 : 平成21年6月
資本金 : 2,000万円
事業内容: 人材派遣業・飲食業
URL : https://www.rise-square.jp/
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