iPhone15の価格を38か国で調査。日本のiPhoneは高い?
調査概要
・調査機関:自社調べ
・調査対象:アップルがオンラインで直販を行っている国。計38か国。
・調査方法:オンラインの各国アップルストアで価格を取得。
・調査日:2023年9月13日
日本のiPhone 15は世界で3番目に安い
* アメリカとカナダは購入場所によって税率が異なるため、税が最も安い場所で購入した場合と、税が最も高い場所で購入した場合の2つの価格を表示しています。
調査の結果、iPhone 15のエントリーモデルの日本の価格は世界で3番目に安いことがわかりました。最も安い国は中国です。iPhone 15シリーズ全体で見ると、日本は2~3番目にiPhoneが安いという結果になりました。
■安い国トップ3
1. 中国:120,989円
2. アメリカ (最低税率):121,916円
3. 日本:124,800円
■高い国トップ3
1. トルコ:272,991円
2. ブラジル:216,937円
3. ハンガリー:166,452円
* 上記価格は、13日AM4:00時点の為替レートで日本円に変換したものです。Nukeniウェブサイトでは4時間おきにレートが更新されるため、価格が異なる場合があります。
日本のiPhoneは引き続き価格が上昇
日本におけるiPhone 15のエントリーモデルは、iPhone 14のエントリーモデルと比較して5,000円価格が上昇。値上げ率は4.2%で、これは世界で6番目に高い数値です。29か国が価格を維持、もしくは下降した中、日本を含む8か国で価格が上昇しました。最も高い値上げ率を記録した国はトルコで、61.3%価格が上昇しました。
■値上げ率が高い国トップ3
1. トルコ:61.3%
2. ノルウェー:9.1%
3. 台湾:7.2%
■値上げ率が低い国トップ3
1. ハンガリー:-11.1%
2. ポーランド:-9.6%
3. チェコ:-9.4%
iPhone 15の価格変動要因は「為替」
iPhone 15の各国値上げ率と米ドルの上昇率を比べてみると、多くの国でiPhone価格が為替と連動していることがわかります。ドル高が進んだにもかかわらず価格が据え置かれた中国、インド、スウェーデンの3か国では、アップルがドル高のコストを吸収した可能性があります。アップルは過去に、販売促進を目的として一部地域の価格設定に1年前のレートを適用した例があります。
日本のiPhoneは3年連続の値上げ
iPhone 12以降、日本のiPhoneは毎年価格が上昇し、iPhone 12からiPhone 15の間に30,420円価格が上昇。アメリカの価格は一貫して829ドルを維持しています。ただし、iPhone15 Pro Maxに関してのみ、アメリカでも100ドルの価格上昇が確認されました。
アメリカのちょっと変わった消費税の仕組み
日本よりもiPhoneが安いアメリカの価格は消費税非課税地域で購入した場合の価格のため、この価格では買えない地域が大半を占める点に注意が必要です。アメリカの消費税率は地域によって異なり、最大税率地域が11.5%と日本の消費税率よりも高い税率ながら、最低税率地域は0%と消費税がありません。オレゴン州ポートランドにあるアップルストアは消費税なしでアップル製品が購入できることや、国際空港から比較的近いという理由から外国人観光客の人気スポットとなっています。また、消費税がある地域に住むアメリカ人が、消費税がない地域に行って買い物をすることも盛んに行われているため、ポートランドのアップルストアは多くの海外旅行者とアメリカ人のお客さんで賑わっています。アメリカではオレゴン州以外にも、ニューハンプシャー、デラウェア、モンタナの各州で消費税がなく、ニューハンプシャーとデラウェアにもアップルストアがあります。
資料
iPhone 15シリーズや他iPhoneシリーズの各国の価格は以下のページから。
https://www.nukeni.com/ja/apple/iphone
(日本円の他に、ドルやユーロなど表示通貨の選択が可能。)
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