廃棄物削減・脱プラ施策に。これまで捨てられていた商品の外箱に着目。世界初*1 “捨てないパッケージ” 「ミツロウパッケージ」プロジェクト始動!
石油にかわる新たなパッケージ素材「ミツロウ」でつくる2次利用可能な化粧箱。食品、スイーツ、化粧品の外箱などに最適★
また、本発明の普及により、廃棄物削減・温室効果ガス削減に取り組みたいと考えます。
食品や化粧品の外箱は、商品やブランドの訴求に優れていますが、使用後は当然のようにゴミ箱へ。好きなブランドロゴが入ったパッケージやデザインが気に入ったパッケージを取っておく生活者も多いのではないでしょうか。また多くの紙製の箱は、「紙」のリサイクルマークがついていますが、通常通りにリサイクルされることが少なく、燃えるゴミとして捨てられていることが多いのではないでしょうか。
近年日本でも遅ればせながら環境配慮が叫ばれ、外箱もFSC認証を取得したものに変えたり、廃棄物削減の目的で外箱自体を無くしたりするメーカーも増えてきました。しかし、せっかくFSC認証など環境認証を取得しても、再利用などされることなくゴミになってしまっていては非常に勿体ないです。
かねてから業界のサステナビリティ推進のために、ミツロウラップの存在は知っていたものの、これまでにない環境配慮素材を探していた当社代表の長井が、化粧品や食などのパッケージとして製造ができないかなどをロゼッタワークス株式会社へ持ち掛け、本共同事業の発案に至りました。
◎国産ミツロウ素材の優位性
ロゼッタワークス社のミツロウラップブランドwithHoneyは、安心の国内製造。原材料や製品の長距離輸送による環境負荷コストを避け、地球環境保全活動を行っています。ロゼッタワークス社は厳選した国産原料にできる限りこだわりながら、国内製造・国内消費を徹底しています。また、ミツロウ自体にロゼッタワークス社が独自に行った抗菌性試験では、24時間で大腸菌がほぼ死滅するという抗菌性が認められました*2。また、食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌抗菌テストでも、その抗菌性が認められました*3。そのため、withHoneyのミツロウラップで食品を包むと表面の抗菌性が保たれ、食品が長持ちします。
これらの優位性を踏まえ、箱という形状にすることで食品やスイーツなどをじかに配置することができ、また生地に厚みを持たせることで容量の重い化粧品などのパッケージ(外箱)としても使用することができます。
【ミツロウ化粧箱の概要】
《仕様や特長》
”捨てない”パッケージ「ミツロウ化粧箱」
《サイズ:自由 デザイン・色:自由 価格:素材や厚み、形状などにより異なる》
◇国産ミツロウ100%使用
ミツバチがもう使用しなくなったミツロウを採取(生物多様性に配慮)。外国産が多いミツロウ原料を、採取から製造まで完全国産に(産地:石川県・岐阜県等)
◇様々な厚さと強度のあるパッケージ
基材の厚みを変えることで、薄いものから強度のあるパッケージシートを実現!
印刷やラベルも可能な限りサステナブルな方法で行います。
(パッケージへの直接印刷は現状、石油系インク使用となります。別途サステナブル素材のシールを貼ることもできます)
◇抗菌性も十分!何度も使用できる!“捨てない”パッケージ
抗菌テスト実施済み(開発企業実施)*2*3。
食品や化粧品などの中身を取り出したら、軽く水洗いして乾かし、箱として、また箱をひろげてラップや袋のかわりとして使用できます!脱プラ施策としても◎!
《使用イメージ》
食品やスイーツなどのパッケージ(箱状・袋状可能)、ジャータイプ容器の化粧品の外箱、化粧品サシェやミニボトルなどをいれたトライアルセットの外箱など
《生活者の2次利用のイメージ》
手作りスイーツのギフトBOX、お子様のおやつBOX、箱を広げてラップや袋として、アクセサリー入れ、など
・冷蔵庫保管OK
・箱の厚みによっては、汁物には適さない場合もあります
《生活者が再利用後に廃棄するとき》
一般家庭ごみ(可燃ごみ)として出す
★生活者が2次利用しやすいようにオリジナルハンドブックや最大使用可能期間を明記したハガキも提供可能
《HPおよび受注先》
HP: http://ecovia-intel.com/beeswax-pk/
受注先: 株式会社EcoVia Intel
製造および発送: ロゼッタワークス株式会社
企業のニーズに合わせて、パッケージ仕様やデザイン、シールの発注などをEcoVia Intelが担当し、それをもとにロゼッタワークスが製造してお届けします。製造は小ロットから可能!まずはミツロウパッケージの魅力や利便性をお試しください。
EcoVia Intelとロゼッタワークスは、このミツロウ化粧箱の普及を通じて、企業および生活者へ“捨てない”パッケージの概念を提案。食や化粧品のみならず、様々な業界での廃棄物削減および温室効果ガス削減に貢献したいと考えています。
【「
*1 北陸先端大准教授・山本裕子博士の調査による(山本裕子、「脱石油時代のサステナブル材料設計」、一般社団法人日本サステナブル化粧品振興機構主催ミツロウワークショップイベント、東京、2022年7月10日)
*2 石川県工業試験場で行われた抗菌試験による。大腸菌懸濁液をミツロウラップに乗せ室温にて24時間静置
*3 ボーケンで行われた抗菌試験による。黄色ブドウ球菌懸濁液をミツロウラップに乗せ室温にて24時間静置
◎本事業でEcoVia Intelとロゼッタワークスが達成したいSDGs
☞ミツバチがすでに使用しなくなったミツロウを採取するので、無作為な採取にはならない(生物多様性への配慮)
☞パッケージをまた別の目的に使用することでゴミにせず、循環させる
☞廃棄物削減につながる など
☞野生ミツバチが減少している現状をうけ、ミツバチの古巣を使用することでミツバチ保護にもつながり、森林が潤う。これにより気候変動対策へとつながる
☞プラスチック素材ではなく、環境中で生分解されるため、万が一海に流れ出ても海洋生物に危険は少ない(推測)
(もし海に流れ出れた際、分解されるまで「海洋ごみ」となりえるので注意)
☞EcoVia Intelの優れたアイディア性とロゼッタワークスの優れた技術力で、企業のパッケージソリューションを叶える。(発注する企業ともパートナーシップを組むことができる)
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