複製画の印刷にチャレンジ！【癒しのクッション】

【癒しのクッション】予約販売を開始のお知らせ

株式会社　吉澤

2020年12月1日 17時45分

株式会社吉澤は、【癒しのクッション】を応援購入サービスＭａｋｕａｋｅ(マクアケ) にて先行予約販売を開始！

クリーンルーム資材メーカー株式会社吉澤(栃木県小山市)は世界の歴史的名画のパブリックドメインを利用した、複製画のようなクッションを、応援購入サービスＭａｋｕａｋｅ(マクアケ) で先行予約販売を開始致しました。
(https://www.makuake.com/project/yoshizawa）

このクッションは「世界の歴史的名画と暮らす」をコンセプトにして開発をスタートさせました。

ご家庭の応接セットや寝室に並べて飾ったり、教育の現場では情操教育の一環として使っていただけると思います。

芸術品に囲まれて生活をする事のきっかけとなってほしいと思っています。

ところで、世界中の芸術品はアーカイブ化進んでおり、メトロポリタン美術館やゴッホ美術館などの有名美術館が文化発展という目的を持って著作権フリー(パブリックドメイン)で一般に公開しています。

これらをもとに「崇高な名画をいかに忠実に再現するか」とデザインと製造分野がプロジェクトチームを組み、生地の開発や印刷機の選定を行いました。

一般的に生地に印刷する場合、糸同士の織り目の凹凸で画像がボケてしまいます。

ボケた名画など世の中に出すわけにはいきません。

その結果、辿り着いたのが極細で伸縮性のある糸を トリコット編みで仕上げた２ＷＡＹストレッチと呼ばれる生地です。

そしてさらに、生地の表面に残る凸凹をフラットにする熱ローラー加工を施しました。

これにより印刷をする生地としては写真の印画紙のような最高水準の表生地が出来上がりました。

また、印刷機はラインがハッキリ表現できるものにこだわり、海外工場に発注しました。

こうしてクッションを手にとって目の前で眺めても名画の良さが伝わる印刷技術を確立できました。

また、中綿材にも羽毛のように体を包み込むような柔らかさを追求しました。

中綿材は塊になっているポリエステルわたなどを製綿機で撹拌して柔らかさを出します。

全国の製綿工場を回ってポリエステルわたを極細の糸状まで撹拌できる製綿機を導入している工場に行きつきました。

一般的なわたと比べれば、その柔らかさはご覧の通りです。

そしてこの極細の中綿材を表生地に充填して縫製すると、思いもよらない相乗効果が生まれました。

赤ちゃんのホッペに頬ずりしているような柔らかさの触感で「触っているだけで気持ちいい」と言われる効果です。

これにより複製画のようなビジュアルと柔らかさを追求したクッションは『癒しのクッション』と名づけました。

今回は、本年度の注目の美術展ロンドンナショナルギャラリー展より８点を厳選して、『癒しのクッション』を作りました。

パブリックドメインは、文化の発展という目的で芸術品は公開されていますが、本来の目的を達成することができていないようです。

それは、芸術品の再現性が低い事だったり、パロディー化など、芸術性を軽視する物が多かった事が原因と考えられます。

また、パブリックドメインには「作家の意に反しない」という同一性保持権という決まりもあります。

ですから作家がもし生きているいたら「美術グッツとしても売り出していい」というものを作らなければならないのです。

この『癒しのクッション』は、日用品の中に忠実に印刷した再現性の高さで芸術品を一般化する事の一助になると思っています。

今後は世界中の歴史的名作の数々を『癒しのクッション』として製造していきたいと思います。