食の未来ファンド（kemuri ventures）、特殊凍結テクノロジーを駆使した冷凍食品ECサイト「冷凍良食」のクオリアース社へ出資

〜フードテック領域のスタートアップの事業成長を支援〜

kemuri ventures

2021年5月31日 15時00分

食の未来１号投資事業有限責任組合（以下、食の未来ファンド）を運営するkemuri ventures合同会社（東京都新宿区、代表：岡田博紀、以下kemuri ventures）は、クオリアース株式会社（東京都港区、代表：二宮大朗、以下クオリアース社）に投資実行いたしました。

クオリアース社とは

独自の特殊凍結テクノロジー（プロトン凍結:特許取得済）とデジタルテクノロジーを活用し、日本中の生産・加工者ネットワークと連携して、日本の、旬の食材、地の料理、匠の技を時間と空間を超えて、最良な状態で提供し、つくる人も、食べる人も、地球も嬉しい、『良食（りょうしょく）サイクルエコノミー』の実現を目指す、フードテックカンパニーです。
上記のテクノロジーを活用し、非常に高い再現率で「名店の味」をご自宅で楽しめるECサイト「冷凍良食」https://reitouryoushoku.com/を運営することで、D2C事業を展開しこれまでの冷凍食品のイメージを払拭する、高品質な冷凍食品の提供を実現しています。また、事業者様向けには独自の凍結技術をサービス化した、冷凍食品化に関する全ての工程を一括でサポートする「凍結ソリューション」の提供も行っています。

プロトン凍結とは

プロトン凍結とは、菱豊フリーズシステムズ社製「プロトン凍結機」で凍結(冷凍)されたものを言い、急速凍結の環境下に均等磁束と電磁波を加えて凍結(冷凍)することで、食品・食材の鮮度や食感、風味を維持する冷凍技術です。従来の冷凍方法で課題となっていたドリップや離水による食品・食材の品質低下を防止するため、次世代の冷凍技術として開発されました。

二宮大朗氏（クオリアース株式会社代表取締役）のコメント

このたび、国内ベンチャーキャピタル初「フードテック特化型」ファンド「食の未来ファンド」にご支援いただき、大変嬉しく存じます。食に関わる事業者の皆様が多くの変革を求められている現況市場におきまして、弊社は基幹となる冷凍技術・調理加工技術をデジタル化していく事によって、おいしい「食」づくりをより多くの方に、そして次世代へと繋げるよう事業活動を行っております。「食の未来ファンド」様との取り組みによって、より良いサービスの開発・提供ができるようしっかりと推進してまいります。
まず日本で『良食サイクルエコノミー』を実現し、弊社がつくる『良食サイクル』が世界のフードイノベーションのOSとなる、そんな世界を創りたいと思っております。

岡田博紀（食の未来ファンド（kemuri ventures）代表パートナー）のコメント

世界最高水準の「食文化」を持つ日本。それは、素晴らしい食材（農業・水産業・畜産業）や経験を積んだ料理人のスキル・ノウハウに加え、保存（冷蔵・冷凍・乾燥・発酵etc）や流通技術もあってこそ実現できていると考えます。「特殊凍結テクノロジー」を活用した「日本発の冷凍食」は、海外市場も狙え、楽しみな事業領域です。
フードテック特化型ファンドらしく、経営面と事業面でクオリアース社のサポートを行っていきます。