伝統楽器に確かな販路。“唯一の名匠”の琵琶工房がEC開設

サイト構築事業者がコンテンツ・デザイン・法規制対応までワンストップで支援

株式会社VividWorks（本社：東京都杉並区、代表取締役：設樂明男、以下「VividWorks」）　は、2022年1月26日に石田琵琶店（東京都港区、代表者：石田克佳）が開設したECサイト「ishidabiwaten.com」において、サイト構築・コンテンツ制作・ブランディングなどを一括して支援したことをお知らせします。

創業から140年余の歴史を持つ石田琵琶店は、伝統的技術を継承する琵琶製作修理の専門店で、同店の四世石田不識（本名：石田勝雄）氏は、この分野でただ1人、文化庁の「選定保存技術保持者」に認定された名匠です。

今回のECサイトでは、同氏の手による琵琶各種と用品のほか、同店ならではの技術力や製法を紹介しており、コロナ後を見据えて伝統文化を支える営業・プロモーション活動の新たな核となることが期待されています。

■ECサイト「ishidabiwaten.com」について
開設の背景
正倉院の宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶（らでんしたんのごげんびわ）」で知られ、ペルシャ（現在のイラン）が起源とされる弦楽器の琵琶は、約1,300年前に日本へ伝わった後、独自の発展を遂げたいくつかの種類（楽琵琶、薩摩琵琶、筑前琵琶など）が、雅楽や弾き語りといった伝統芸能や、現代音楽に用いられています。
 
琵琶専門の製造小売である石田琵琶店は従来、消耗品を含めて東京・虎ノ門での店頭販売に特化しており、コロナ禍に伴う移動制限や公演中止の影響で、厳しい状況に見舞われました。そうした中でも、オークションサイト等では質や状態が必ずしも明らかでない琵琶の出品が相次いでおり、同店としては、確かな素材と技から生み出す “本物”のアピールや、文化財級の古楽器も扱う修理受付に一層注力するため、直接対面を伴わないWeb上の営業チャネルを新たに設ける必要がありました。

 

サイト概要
・ECモールへの出店ではなく、独自ドメインの専用サイト（https://ishidabiwaten.com/）を運営
・四世石田不識が製作する薩摩琵琶をはじめ、ケース、絃（げん）、撥（ばち）などの用品を含む約80アイテムを販売
・クレジットカード決済、コンビニ決済、代金引換決済に対応
・各商品のほか、琵琶や店舗の歴史、継承する技術や製法についてもテキストで紹介
・琵琶の修理、修復に関するお問い合わせ窓口の設置

VividWorksによる一括支援の内容

• EC事業全体のプランニング（運用最適化コンサルティング含む）
• ECサイト構築（運用マニュアル作成含む）
• ECサイト保守（アクセス解析含む）
• サイト内コンテンツの制作（店舗・商品の紹介文ほか）
• 店舗ロゴの新規作成
• オンラインショップ開設案内のフライヤーデザイン
• 法規制対応（利用規約、プライバシーポリシー、特商法表記の各ドキュメント作成）
• 商標登録出願支援（願書作成含む）
• 「小規模事業者持続化補助金」の申請支援（事業計画書の作成）

特色ある自社製品を、非対面で全国に直接販売できるECへの本格参入を希望される事業者様に対し、VividWorksは必要となる全てのソリューションをワンストップ、かつリーズナブルにご提供し、アフターコロナ時代の事業戦略を強力にサポートいたします。

■石田琵琶店について
1878（明治11）年に東京で創業した石田琵琶店は、90年以上にわたり店舗を構える港区虎ノ門と、埼玉県坂戸市に設けた工房で事業を展開。代々伝わる琵琶製造修理の技術は現在、同分野で文化庁の「選定保存技術保持者」にただ1人認定されている四世石田不識氏と、石田克佳代表の親子2人が継承しています。楽器に適した材質の桑材を工房で製材後、10年以上かけて自然乾燥させており、伊豆諸島の御蔵島から丸太で調達するところから加工、仕上げに至るまで、全ての工程を自前で行っているのも特徴です。

■当社について
2016年に設立されたVividWorksは「Webサービス開発・サイト構築」「イベント運営支援」「幼少児向けスクール運営支援」の3領域を中心に事業を展開。 Webサービス開発・サイト構築では、Webサービスサイトのデザインや構築、掲載コンテンツ制作、運営保守に至るまで、一気通貫のサービスを提供しています。詳細については、当社Webサイト（https://vividworks.co.jp/）をご覧ください。

【本件に関するお問合せ先】
株式会社VividWorks 
https://vividworks.co.jp/#contact