SMA Solar Technology AG、2023年上半期決算報告を発表
全ての事業部門が想定以上のスピードで収益改善し成長軌道を継続
※本プレスリリースはSMA Solar Technology AGが2023年8月10日発表したリリースの抄訳です。
SMA Solar Technology AG(日本支社:SMAジャパン株式会社 www.SMA-Japan.com)は8月10日、2023年上半期決算報告書を公開しました。
2023年上半期決算報告書の概要は以下の通りです。
• 売上が7億7,890万ユーロに増加(2022年上半期:4億7,180万ユーロ)
•EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は1億2,530万ユーロで、前年比で大幅に増加(2022年上半期:1,590万ユーロ)
• 全事業部門でEBIT(利払い・税引き前利益)がプラス
• 受注残高は引き続き多く、約25億ユーロ(2022年上半期:13億ユーロ)
• 8,060万ユーロのフリーキャッシュフローにより、ネットキャッシュ(実質的手元資金)は3億460万ユーロに増加
• さらなる成長資金調達のために、新たに特定融資枠3億8,000万ユーロの締結
• 経営陣は2023年通期の収益予想の引き上げを確認:売上は17億ユーロから18億5,000万ユーロの間、EBITDAは2億3,000万ユーロから2億7,000万ユーロの間となる見込み
【2023年上半期決算報告詳細】
2023年上半期の連結売上は、65.1%増の7億7,890万ユーロとなり(2022年上半期:4億7,180万ユーロ)、6月23日に発表した業績見通しの範囲の上限に到達しました。全事業部門の良好な業績が貢献しています。ホームソリューション部門は、上半期の売上を3億2,730万ユーロ(2022年上半期:1億3,550万ユーロ)と倍増させました。
産業用ソリューション (C&I) 部門の売上も、1億1,840万ユーロから1億9,420万ユーロへと64.0%増加しました。特別高圧連系&プロジェクトソリューション部門の売上は、前年同期の2億1,790万ユーロから2億5,740万ユーロに達しました(18.1%増)。
EBITDAも、2022年上半期の1,590万ユーロから1億2,530万ユーロに大幅に増加しました。これにより、EBITDAマージンは16.1%となりました(2022年上半期:3.4%)。これは、サプライヤー側の材料供給の改善による売上の増加と、それに伴う生産時の固定費の低減、そして引き続き高利益率の製品構成が含まれます。EBITは1億610万ユーロで、前年同期(2022年上半期:-280万ユーロ)に比べても大幅に増加しました。これにより、EBITマージンは13.6%となりました(2022年上半期:-0.6%)。全事業部門で増益となり、収益が大幅に改善しました。
EBIT
ホームソリューション部門:9,340万ユーロ(2022年上半期:1,700万ユーロ)
産業用ソリューション (C&I) 部門:670万ユーロ(2022年上半期:-1,110万ユーロ)
特別高圧連系&プロジェクトソリューション部門:880万ユーロ(2022年上半期:-630万ユーロ)
SMA Solar Technology AG の最高経営責任者 (CEO)
Jürgen Reinert (ユルゲン・ライネルト)のコメント
「上半期の全般的な業績が特に好調であった要因は、当社が3つの事業部門でサービスを提供するシステムおよびソリューション・プロバイダーとして、多様なビジネスモデルにより最適なポジションを確立していることにあります。我々は収益性を保ちながら成長し続けたいと考えています。新しいギガワット工場を通じて、2025年からさらに20 ギガワットの生産能力と200人以上の新しい雇用を創出します。事実、バリュー・チェーン全体にわたって3倍の雇用が創出されています。」
SMA Solar Technology AGの最高財務責任者(CFO)
Barbara Gregor(バーバラ・グレゴル)のコメント
「年初に好調なスタートを切った後、2023年第2四半期も成長軌道を継続し、3つの全事業部門において売上と収益を大幅に増加させました。全事業部門が2023年上半期もプラスの結果で締めくくり、予定よりも早く収益性を回復しました。」
純利益は1億3,500万ユーロに大幅に増加しました(2022年上半期:-1,060万ユーロ)。一株当たりの利益は2.98ユーロに上昇しました(2022年上半期:-0.31ユーロ)。
SMAグループは安定した資金調達を行い、2023年上半期には8,060万ユーロのフリーキャッシュフローを生みました。従って、ネットキャッシュは3億460万ユーロに増加しました(2022年12月31日:2億2,010万ユーロ)。さらに、SMAグループは2023年6月に銀行グループを拡大して3億8,000万ユーロの新しい特定融資を締結し、さらなる収益性のある成長に向けた体制強化を実現しました。この融資枠期限は5年間で延長オプションが含まれており、従来の1億ユーロのシンジケート融資枠に代わるものです。資本比率は39.5%(2022年12月31日:41.8%)の高水準を維持しました。
2023年6月30日時点で、SMAグループ24億5,370万ユーロという非常に大きな受注残高を保有しており(2022年6月30日:12億9,030万ユーロ)、そのうち3/4以上の20億7,530万ユーロが製品事業に起因しています(2022年6月30日:8億6,130万ユーロ)。
SMAの経営陣は、2023年6月23日に再度上方修正した2023会計年度の売上および営業利益見通しを確認しました。それによれば、売上は17億ユーロから18億5,000万ユーロ(以前は14億5,000万ユーロから16億ユーロ)、EBITDAは2億3,000万ユーロから2億7,000万ユーロ(以前は1億3,500万ユーロから1億7,500万ユーロ)となる見込みです。
追加情報
2023年1月から6月の半期報告書は、www.sma.de/en/investor-relations/publicationsでご覧いただけます。SMAは、2023年8月10日午後1時30分にアナリストと投資家向けのカンファレンスコールで事業展開について議論しました。アナリストの見積もりの概要(コンセンサス)はwww.SMA.de/IR/Aktieでご覧いただけます。
■SMA について
SMA グループは太陽光発電および蓄電システム技術で世界を牽引しており、未来の分散型再生可能エネルギー供給を目指し、現在の規格を制定しています。SMA 製品ラインには、あらゆる電力クラスの太陽光発電および蓄電システム、インテリジェントなエネルギー管理システム、電気自動車の充電ソリューション、Power-to-Gas アプリケーション向けソリューションに向けた、効率的な太陽光発電パワコン、バッテリーインバータ、総合的システムソリューションが幅広く含まれています。太陽光発電所の運用・保守サービスまで、幅広いサービスを行っているほか、デジタルエネルギーサービスを行っています。130 ギガワット超の総出力を有する SMA パワーコンディショナは、世界中の190 を超える国に設置されています。過去 20 年間に SMA が出荷販売した太陽光発電電力により、約 6,300 万トンの CO2e が削減されました。120 億ユーロ以上の環境被害を阻止したことと同等です。 数々の賞を獲得したSMA の技術は、1,700 以上の特許や実用新案によって保護されています。2008 年より、グループの親会社である SMA Solar Technology AG は、フランクフルト証券取引所の Prime Standard (S92)に上場し、TecDAX 指数およびMDAX指数に上場しています。
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