瀬戸内海を望む築100年の倉庫街北浜アリーにて、高松工芸高校美術科教員作品展「キジバトの巣」を開催。4月3日(土)~4月18日(日)
瀬戸内アートコレクティブは、高松工芸高校美術科教員グループとの共同企画として、北浜アリー内ShareGallery206にて現代アートの展覧会を行います。
- 本展出品アーティスト
藏本秀彦は、2011年の大震災、その後の突発的な災害や社会の変動、今回のコロナ禍など、予 期できない事象のなかで生き、美術に何ができるのかという問いに対して当事者として心に留めておくことを思考し続けている。
(高松市美術館コレクション+)
さとうゆうじは、1996年ラオス。夫婦で現地のこども達と絵を描きながら森に住む精霊 「ぴー」の話を聞く。小さい頃から畏れと親しみを込めてアニミズム文化を受け入れ、里山と共存する暮らしはとても美しく感じている。
(香川県立ミュージアム、CROSS POINT)
樋口聡は、人がこれまでに経験したことのない環境とどう関わるべきか考える装置「溶接された三輪車」を個展「砂埃あげて Rush while raising dust」(高松市美術館2020)で発表。
藤原佳織は、具象と抽象の狭間で水とも砂とも雪原とも言えぬ流れを描く。手のひらの起伏、親指の凹凸、背中の稜線など身体の部分をモチーフに、どこまでも続く目に見えない時の流れを視覚化することを目指している。
三村昌道は、世界を知覚するための入り口として、美しくも儚い雪をモチーフに絵画を制作している。「神山アーティスト・イン・レジデンス2002」(徳島・神山町)、「三村昌道展 Step on the Snow」(高松市塩江美術館2020)などで作品を発表。
- 展覧会概要
キジバトの巣作りは雄が100m以上離れた場所との間を往復して枝を探し、雌はその枝を受けとって粗雑な巣を作る。人間からすると雑に見えるが、キジバトにとっては彼らなりの合理性や意味があるのかもしれない。
自分にとっては意味のあることでも他人にとっては意味が見出せないということも多い「美術」について作家自身が少し でも思いが届くようにと素敵な枝を探すように作品を表現する。
【展覧会情報】
会期:4月3日(土)~4月18日(日)
時間:11:00~16:30 ※土・日は19:00まで、最終日は15:00まで
観覧料:無料
場所:香川県高松市北浜町4-14北浜アリー内 ShareGallery206
- 高松工芸高校美術科の沿革
美術に関するあらゆる方向を目指し、アーティストやアートに関するスペシャリストの育成を目標にしている。
近年では国内外で活躍するアーティストを招聘したり、雑誌Fを編集するなど活動は多岐にわたる。
生徒は自主的に展覧会を立ち上げ、その活動も高く評価されている。2019年瀬戸内国際芸術祭でドットアーキテクツと共同展示した「北浜の小さなギャラリー」が記憶に新しい。
- 展覧会会場(北浜アリー)について
北浜の都市の歴史ある倉庫街のノスタルジーを生かしながらリノベーションした手作り感が、人々の気持ちをワクワクさせ、ライブ感覚に満ちた産業空間を形成する。
「失われた時代への郷愁、子供たちに伝えたいヒューマンサイズな生き方」文化的情報の発信が商業施設に付加価値を与えている。
住所:香川県高松市北浜町4-14北浜アリー内 ShareGallery206
TEL:087-811-5212
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