【映画に関するアンケート調査】死生観や終活を描いた作品
お葬式に関する良き相談サイトである「葬儀のデスク」が、死生観を描いた映画についてのアンケート調査を行いました。
人生100年時代と言われる現代、「終活」というワードも当たり前となり、自身の死についてゆっくりと考える時間が増えました。
そこで映画の登場人物が「死」や「終活」についてどう捉えるのかという物語を客観的に見て、自身や大切な人の終幕を考える人も多いようです。
人生のエンディングを描く作品で、印象に残ったものや好きな映画を30代〜70代の男女221名にアンケートを実施しました。
そこで映画の登場人物が「死」や「終活」についてどう捉えるのかという物語を客観的に見て、自身や大切な人の終幕を考える人も多いようです。
人生のエンディングを描く作品で、印象に残ったものや好きな映画を30代〜70代の男女221名にアンケートを実施しました。
【調査結果】
「死生観」をテーマにした映画についての調査結果を発表します。
●死生観を描いた映画で好きなものや印象に残った作品はなんですか?
1位『おくりびと』2位『リメンバー・ミー』3位『死ぬまでにしたい10のこと』
●自分の葬儀にかける適正価格はいくらだと思いますか?
自分の葬儀は30〜60万円が適正だと答えた人が過半数
●人の葬儀にはいくらかけたいと思いますか?
自分の葬儀よりも人の葬儀にお金をかけたい人が多い
●終活でしたいことはなんですか?
事務的なこと以外に「想いを残すメッセージ」なども
1位に輝いた『おくりびと』は、半数の人が印象に残ったと回答しています。ひょんなことから納棺師となった主人公が、周囲から反対されながらも故人や残された遺族と触れ合うことで納棺師という仕事に向き合い成長していく姿を描いた作品です。
<『おくりびと』感想>
・40代,男性「死者の尊厳を大切にし、優しくそして淡々と体を拭いていく姿がとても美しかった。」
・50代,女性「故人や遺族に寄り添っていた主人公の姿を見て、葬儀屋さんのイメージが変わった。」
そのほかにも「お葬式」をテーマにした映画では、『ゆずりは』や『お葬式』などがランクインしています。
人生で何度も経験しないお葬式、実際に「死」の現場に直面することは少ないです。日常では知り得ないシーンを見ることで、初めて知ることや気づくことがあったのかもしれません。
そして、かつてはタブー視されてきたお葬式にまつわる話も、こうして映画作品を通すことで重々しくなりすぎず、行事やシチュエーションとして捉えることができるようです。
次いで票数が多かった作品はピクサー・アニメーション・スタジオ製作の『リメンバー・ミー』です。死者が帰ってくるとされているメキシコの祝日「死者の日」がテーマの作品。亡くなった先祖は「死者の国」で暮らし、家族が迎えてくれる限り「死者の日」に家族に会いに行くことができるというユニークな世界観で描かれています。
<『リメンバー・ミー』感想>
・40代,女性「いつまでも家族を思い続ける気持ちに感動した。」
・30代,女性「死後も祖先を思って供養することの大切さを知った。日頃から意識して手を合わせようと思う。」
子供も楽しめる勧善懲悪の部分もある作品ですが、「家族の愛」という不変的なメッセージを伝える作品です。多くの人がいつまでも家族を大切にする気持ちに感動したと回答していました。
3位は『死ぬまでにしたい10のこと』。余命宣告を受けた若き母親が、死ぬまでにしたいことを書き出し、実行していく姿を描いた映画です。
<『死ぬまでにしたい10のこと』感想>
・50代,男性「娘たちに残していたメッセージ、自分がいない世界でも娘たちの幸せを願う姿に母親の強さを感じた。」
・30代,女性「少しでも後悔を残さないよう、私も死ぬ前にやることリストを作ろうと思う。不倫はしないけど。」
上位にランクインした『最高の人生の見つけ方』も同様、「死」を前にした時、立場や年齢に関わらず悔いを残さず人生を楽しむという主人公たちの前向きな姿が描かれています。
また、『死ぬまでにしたい10のこと』の主人公のリストの中には、自由奔放なものに疑問を抱くものもありましたが、自分の死後も家族の幸せを願うものが多くありました。『愛を積む人』でも妻が夫を残して死んでしまう運命を受け入れ、自分の死後も夫を支えることができるよう手紙を残しています。
行ったことがない場所に旅行したり、大切な人にメッセージを残したり、友人と語り合ったり、家族との関わり方を見つめ直したりなど、「死」を意識したことでさまざまな行動にでる映画の登場人物に共感したようです。
「死について考える」と聞くとマイナスなイメージを持たれがちですが、「終活」は自身の生き方をもっと豊かにするために行うポジティブなものでもあります。
ここからは、映画を見た方たちへ「終活観」のアンケートをとってみました。
■自分の葬儀には30〜60万円しかかけたくないという人が過半数
日本消費者協会 「葬儀についてのアンケート調査」より(https://www.cao.go.jp/consumer/history/04/kabusoshiki/other/meeting5/doc/170428_shiryou5_1.pdf)
多くの映画で描かれていたように、家族には「残したい」という想いは強く、経済的負担をかけたくない、自分のお葬式は質素で最低限のものでいいと考えている人が多いのでしょう。
■一方で、自分の葬儀よりも人の葬儀にお金をかけたいと考える人が多い
さらに、自分の葬儀に90万円以上かけると回答した人はわずか18.1%しかいませんでしたが、家族の葬儀となると約2倍の37.9%にアップしています。
自分の葬儀は遠慮し質素でもいいが、大切な人の葬儀は手厚く立派なお見送りをしてあげたいという思いが強いのでしょう。日本人の慎ましさが死生観にも現れているように感じます。
■終活でやりたいことは「所持品・個人情報の整理」
終活でやっておきたい項目として「所持品の整理」「個人情報の整理」と約半数人が回答しました。次いで多かったのが、「遺言書を残す」こと。個人情報や所持品の整理、遺言書を残すなどは、遺族が死後の手続きで苦労しないように整理しておきたいという事務的な面が強いようです。「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあるように、引き際、最期は美しくありたいという日本人の美徳なのかもしれません。
その一方で、「エンディングノートを残す」や「家族や大切な人に手紙を残す」など、生前の想いを家族に伝えたいというメッセージ性が強いものも上位にあがりました。
日常ではなかなか言えないことも、手紙やエンディングノートに残すことで大切な人へ想いを伝えることができます。「死」が人に与える影響は計り知れません。大切な人に最期のメッセージを残すことは、残された人の救いになることもあるのはないでしょうか。
■最後に・・・
『死ぬまでにしたい10のこと』で、余命宣告された主人公のアンは夫にメッセージテープを残しました。
「私を思い出したときに悲しい気持ちにさせないで。
私たちが一緒にいた素晴らしいことだけを思い出させるようにしてね。」
自分がいなくなっても残った家族に前を向いて生きてほしい、母としての願いや寂しさが表現された一文です。
死を目の前にしたら誰しもきっと「まだできていないことがある」という思いがあるでしょう。後悔のない人生なんてないのかもしれません。
それでも、残される家族が悲しみに暮れないよう気丈にふるまう姿に、多くの人が感動を覚えるのでしょう。
「死」や「お葬式」などをテーマにした映画でも、コミカル描かれたものや、登場人物のポジティブな考え方などで重くなりすぎない作品も多いです。しかし、その中にも人の生き方を考えさせられるメッセージが込められています。
コロナ禍で自粛期間が続く今、「死生観」をテーマにした映画や作品にふれ、自分なりの「死生観」を考えてみるのもいいのではないでしょうか。
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【葬儀のデスクについて】
2020年にリリースした葬儀・終活のWEBメディア。
日本全国の葬儀場を簡単に探せるコンテンツや、喪主が知っておきたい葬儀情報を多く掲載。月を追うごとにアクセス数は倍増しており各種サービスのスタート準備中。
「葬儀のデスク」https://sogidesk.com/
【株式会社グッドオフについて】
当社は、終活・葬儀に関するWEBメディアの運営事業やリメンバーフォト事業を通じて、より良いエンディングライフを選べるお手伝いをし、葬儀に関わる各種需要の安定維持を目指しています。
●会社名 :株式会社グッドオフ
●設立 :2020年7月22日
●法人番号:2290001089696
●資本金 :5,000,000円(2021年1月現在)
●所在地 :福岡県福岡市中央区大名1丁目2-36 セルバ西大名1-103
●企業HP :https://goodoff.co.jp/
【ご提供サービス】
□葬儀のデスク:https://sogidesk.com/
□リメンバーフォト Period.:https://sogidesk.com/periodlp
【本件に関するお問合せ先】
会社名:株式会社グッドオフ
担当 :<広報>窪山
TEL:092-401-0183
メール:info@goodoff.co.jp
「死生観」をテーマにした映画についての調査結果を発表します。
●死生観を描いた映画で好きなものや印象に残った作品はなんですか?
1位『おくりびと』2位『リメンバー・ミー』3位『死ぬまでにしたい10のこと』
●自分の葬儀にかける適正価格はいくらだと思いますか?
自分の葬儀は30〜60万円が適正だと答えた人が過半数
●人の葬儀にはいくらかけたいと思いますか?
自分の葬儀よりも人の葬儀にお金をかけたい人が多い
●終活でしたいことはなんですか?
事務的なこと以外に「想いを残すメッセージ」なども
■納棺師の仕事を描いた「おくりびと」が1位!
自身や大切な人の「死」や「終活」をテーマにした映画の中で、好きなものや印象に残った作品221名に3作品まで自由記述で回答してもらった結果、1位『おくりびと』2位『リメンバー・ミー』3位『死ぬまでにしたい10のこと』となりました。
1位に輝いた『おくりびと』は、半数の人が印象に残ったと回答しています。ひょんなことから納棺師となった主人公が、周囲から反対されながらも故人や残された遺族と触れ合うことで納棺師という仕事に向き合い成長していく姿を描いた作品です。
<『おくりびと』感想>
・40代,男性「死者の尊厳を大切にし、優しくそして淡々と体を拭いていく姿がとても美しかった。」
・50代,女性「故人や遺族に寄り添っていた主人公の姿を見て、葬儀屋さんのイメージが変わった。」
そのほかにも「お葬式」をテーマにした映画では、『ゆずりは』や『お葬式』などがランクインしています。
人生で何度も経験しないお葬式、実際に「死」の現場に直面することは少ないです。日常では知り得ないシーンを見ることで、初めて知ることや気づくことがあったのかもしれません。
そして、かつてはタブー視されてきたお葬式にまつわる話も、こうして映画作品を通すことで重々しくなりすぎず、行事やシチュエーションとして捉えることができるようです。
次いで票数が多かった作品はピクサー・アニメーション・スタジオ製作の『リメンバー・ミー』です。死者が帰ってくるとされているメキシコの祝日「死者の日」がテーマの作品。亡くなった先祖は「死者の国」で暮らし、家族が迎えてくれる限り「死者の日」に家族に会いに行くことができるというユニークな世界観で描かれています。
<『リメンバー・ミー』感想>
・40代,女性「いつまでも家族を思い続ける気持ちに感動した。」
・30代,女性「死後も祖先を思って供養することの大切さを知った。日頃から意識して手を合わせようと思う。」
子供も楽しめる勧善懲悪の部分もある作品ですが、「家族の愛」という不変的なメッセージを伝える作品です。多くの人がいつまでも家族を大切にする気持ちに感動したと回答していました。
3位は『死ぬまでにしたい10のこと』。余命宣告を受けた若き母親が、死ぬまでにしたいことを書き出し、実行していく姿を描いた映画です。
<『死ぬまでにしたい10のこと』感想>
・50代,男性「娘たちに残していたメッセージ、自分がいない世界でも娘たちの幸せを願う姿に母親の強さを感じた。」
・30代,女性「少しでも後悔を残さないよう、私も死ぬ前にやることリストを作ろうと思う。不倫はしないけど。」
上位にランクインした『最高の人生の見つけ方』も同様、「死」を前にした時、立場や年齢に関わらず悔いを残さず人生を楽しむという主人公たちの前向きな姿が描かれています。
また、『死ぬまでにしたい10のこと』の主人公のリストの中には、自由奔放なものに疑問を抱くものもありましたが、自分の死後も家族の幸せを願うものが多くありました。『愛を積む人』でも妻が夫を残して死んでしまう運命を受け入れ、自分の死後も夫を支えることができるよう手紙を残しています。
行ったことがない場所に旅行したり、大切な人にメッセージを残したり、友人と語り合ったり、家族との関わり方を見つめ直したりなど、「死」を意識したことでさまざまな行動にでる映画の登場人物に共感したようです。
「死について考える」と聞くとマイナスなイメージを持たれがちですが、「終活」は自身の生き方をもっと豊かにするために行うポジティブなものでもあります。
ここからは、映画を見た方たちへ「終活観」のアンケートをとってみました。
■自分の葬儀には30〜60万円しかかけたくないという人が過半数
Q. 「自分の葬儀にかける費用」として適正だと思う価格はいくらですか?
自分の葬儀のかける費用は「30〜60万」でいいと回答した人が過半数を越え「59.3%」でした。近年、お葬式の規模が縮小しつつあるとはいえ、全国の平均費用よりもかなり安い金額です。
※2017年の平均相場:195.7万円日本消費者協会 「葬儀についてのアンケート調査」より(https://www.cao.go.jp/consumer/history/04/kabusoshiki/other/meeting5/doc/170428_shiryou5_1.pdf)
多くの映画で描かれていたように、家族には「残したい」という想いは強く、経済的負担をかけたくない、自分のお葬式は質素で最低限のものでいいと考えている人が多いのでしょう。
■一方で、自分の葬儀よりも人の葬儀にお金をかけたいと考える人が多い
Q.「自分が喪主になった時にかける費用」として適正だと思う価格はいくらですか?
約6割の人が自分の葬儀は30〜60万円でいいと回答しましたが、家族の葬儀にかける金額では約4割と過半数を下回りました。さらに、自分の葬儀に90万円以上かけると回答した人はわずか18.1%しかいませんでしたが、家族の葬儀となると約2倍の37.9%にアップしています。
自分の葬儀は遠慮し質素でもいいが、大切な人の葬儀は手厚く立派なお見送りをしてあげたいという思いが強いのでしょう。日本人の慎ましさが死生観にも現れているように感じます。
■終活でやりたいことは「所持品・個人情報の整理」
Q.終活で「やっておきたい」ことはなんですか?※複数回答
終活でやっておきたい項目として「所持品の整理」「個人情報の整理」と約半数人が回答しました。次いで多かったのが、「遺言書を残す」こと。個人情報や所持品の整理、遺言書を残すなどは、遺族が死後の手続きで苦労しないように整理しておきたいという事務的な面が強いようです。「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあるように、引き際、最期は美しくありたいという日本人の美徳なのかもしれません。
その一方で、「エンディングノートを残す」や「家族や大切な人に手紙を残す」など、生前の想いを家族に伝えたいというメッセージ性が強いものも上位にあがりました。
日常ではなかなか言えないことも、手紙やエンディングノートに残すことで大切な人へ想いを伝えることができます。「死」が人に与える影響は計り知れません。大切な人に最期のメッセージを残すことは、残された人の救いになることもあるのはないでしょうか。
■最後に・・・
『死ぬまでにしたい10のこと』で、余命宣告された主人公のアンは夫にメッセージテープを残しました。
「私を思い出したときに悲しい気持ちにさせないで。
私たちが一緒にいた素晴らしいことだけを思い出させるようにしてね。」
自分がいなくなっても残った家族に前を向いて生きてほしい、母としての願いや寂しさが表現された一文です。
死を目の前にしたら誰しもきっと「まだできていないことがある」という思いがあるでしょう。後悔のない人生なんてないのかもしれません。
それでも、残される家族が悲しみに暮れないよう気丈にふるまう姿に、多くの人が感動を覚えるのでしょう。
「死」や「お葬式」などをテーマにした映画でも、コミカル描かれたものや、登場人物のポジティブな考え方などで重くなりすぎない作品も多いです。しかし、その中にも人の生き方を考えさせられるメッセージが込められています。
コロナ禍で自粛期間が続く今、「死生観」をテーマにした映画や作品にふれ、自分なりの「死生観」を考えてみるのもいいのではないでしょうか。
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【葬儀のデスクについて】
2020年にリリースした葬儀・終活のWEBメディア。
日本全国の葬儀場を簡単に探せるコンテンツや、喪主が知っておきたい葬儀情報を多く掲載。月を追うごとにアクセス数は倍増しており各種サービスのスタート準備中。
「葬儀のデスク」https://sogidesk.com/
【株式会社グッドオフについて】
当社は、終活・葬儀に関するWEBメディアの運営事業やリメンバーフォト事業を通じて、より良いエンディングライフを選べるお手伝いをし、葬儀に関わる各種需要の安定維持を目指しています。
●会社名 :株式会社グッドオフ
●設立 :2020年7月22日
●法人番号:2290001089696
●資本金 :5,000,000円(2021年1月現在)
●所在地 :福岡県福岡市中央区大名1丁目2-36 セルバ西大名1-103
●企業HP :https://goodoff.co.jp/
【ご提供サービス】
□葬儀のデスク:https://sogidesk.com/
□リメンバーフォト Period.:https://sogidesk.com/periodlp
【本件に関するお問合せ先】
会社名:株式会社グッドオフ
担当 :<広報>窪山
TEL:092-401-0183
メール:info@goodoff.co.jp
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