【シン・マチコウバプロジェクト】切削加工の新工場が全面稼働、難削材・難形状 試作部品の供給体制を強化
高精度5軸加工機を集約した新工場、生産ラインの最適化を完了し、4月より全面稼働開始
試作・開発段階の特注部品の受託製造を行う湯本電機株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:湯本秀逸)は、2026年2月に竣工した新工場の全ラインを4月より全面稼働しました。本拠点には、32パレット搭載の最新鋭5軸加工機を含めた計9台の加工機械を導入。稼働開始から2ヶ月に及ぶ生産ラインの最適化を完了し、難削材の複雑形状における安定供給体制を構築しました。

【背景】製造業の国内回帰と、試作開発における供給網の強化
近年、地政学リスクの高まりやサプライチェーンの混乱を背景に、日本の製造業では重要部品の「国内回帰」が加速しています。特に製品の付加価値を左右する試作・開発フェーズにおいて、高品質な加工部品を国内で安定調達することへの重要性が再認識されています。
しかし、国内の製造現場では、チタンやPEEKといった難削材加工、および高度な5軸加工に対応できる供給能力が不足しており、設計者が「国内で最適な加工先を見つけられない」という事態が慢性的な課題となっていました。こうした国内供給網のボトルネックは、日本の研究開発スピードを停滞させる大きな要因となっています。
湯本電機は、こうした社会的な要請と顧客ニーズに応えるべく、2022年より国内製造基盤の再強化を目指す「シン・マチコウバプロジェクト」を始動しました。海外依存を脱却し、高難度な切削加工を国内で完結させる体制を構築するため、4年の歳月をかけて最新鋭の自動化設備の導入と技術ノウハウの蓄積を推進。2026年2月の竣工、および2ヶ月間の徹底した実機テストを経て、全ての生産ラインが本格稼働します。

高難易度案件の対応力を、32パレットの24時間稼働ラインで強化
新工場では、対応領域を拡張する新規事業のため、以下の体制を構築しました。
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チタン・PEEKの「難削材の難形状加工」における安定供給体制の確立
航空宇宙、医療、先端エネルギー分野で需要が急増しているチタンなどの難削材、および複雑形状の切削加工に特化した専用ラインを構築。これまで対応不可であった難削材の難形状案件が対応可能になりました。 -
「32パレット×5軸加工機」による、試作から量産試作へのシームレスな移行
金属用・樹脂用それぞれに32個のワークをストック可能な「パレットチェンジャー搭載5軸加工機」を導入。多品種少量の単品試作に加え、スピードと数量が同時に求められる「量産前試作」においても、無人稼働によりリードタイム短縮を実現しました。 -
「自動化ライン」による柔軟なキャパシティの確保
人手に頼らない自動化ラインの構築により、社内エンジニアの急な設計変更や短納期依頼にも柔軟に対応できるキャパシティを確保。コスト削減と性能向上を両立させる加工を考慮した設計提案など、図面通りに作る以上の付加価値を生むための時間を確保しました。

湯本電機とは
湯本電機は、試作・開発段階の部品加工に特化したエンジニアリングパートナーです。単なる受託製造に留まらず、設計段階からの技術提案を通じて、日本のイノベーションを支える試作・開発現場のパートナーとして貢献します。湯本電機の会社概要については、https://www.yumoto.jp/company/ をご参照ください。
YUMO PARTS(ユモパーツ)とは
YUMO PARTS(ユモパーツ)は、湯本電機が運営する設計・開発者向けのサービスサイトです。「『どう作るか』」の悩みから、設計者を解放する。」を使命とし、試作・開発段階の部品加工を支援します。サービスの詳細については、https://yumoparts.com/ をご参照ください。
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