エネルギー自給率トップクラスの宮崎県都農町 中学校で地域連動型キャリア教育

二酸化炭素を減らすアイデア100考案、町への提案、実現を目指す

株式会社イツノマ

 宮崎県都農町(つのちょう)唯一の中学校 都農中学校にて、まちづくりスタートアップの株式会社イツノマ(代表取締役:中川敬文)による地域連動型キャリア教育の授業を開始しました。都農町の未来を担う、10年後の都農町をつくりあげる当事者である中学生に、まちの課題と向き合い、自分で考え、ひとを巻き込みながら解決に向けて起動できる人材の育成を進めていきます。
 対象は中学1年生〜3年生、それぞれ年間15時間の総合学習の時間を使って「地域連動型キャリア教育」の授業を展開していきます。そこで、今年5月から中学2年生の授業が開始、約1年間かけて都農町の気候変動対策を考え、町へ提案、実現を目指します。

 

 

【都農町で二酸化炭素ゼロ、どうやって実現するか?】
 都農町は、太陽光パネルや木質バイオマスなどの再生可能エネルギーを先進的に取り入れ、エネルギー自給率が全国トップクラスです。今年の5月には、菅義偉内閣総理大臣が「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言され、「まちづくり」においても、エコ、環境保全などの地球に優しいまちづくりが問われています。そこで、学生は3つのチームに分かれて、二酸化炭素削減に向けてのアクションを仕掛けていきます。

 

①都農高校跡地で、サーキュラー・エコノミーを増やすためにできること


②日常生活で、プラスチックの使用量を減らすためにできること

③都農町内で、グリーンを増やすためにできること

 【つの未来学の授業内容】

まず学生は基礎知識をインプットしてから、自分たちの興味のあるテーマに分かれます。

              (プラスチック廃棄問題について学習している様子)

 グループに分かれた後は、各テーマの問いに対してアイデアを100個出します。
アイデアが被らないようにファシリテーターが確認、厳選したアイデアだけを模造紙に貼っていきます。

 

アイデア100をベスト5に絞り、そこから各テーマにつき、3〜4つのチームをつくります。

〈サーキュラーエコノミー〉
・ジムで人力発電
・リサイクルショップモール、ゲームセンター
・ソーラーパネル映画館
・うんこ肥料づくり

〈プラスチック削減〉
・ペットボトルでイルミネーション
・5月3日はごみの日、都農町全体でごみ拾い活動
・ペットボトル削減のCM、ドラマ動画作成

〈グリーンを増やす〉
・お花や植物をつかって都農町にフォトスポットをつくる
・緑でイベント企画(お花や植物でアクセサリーをつくる)
・芝生アート(都農や道の駅の文字を芝生でつくる)
・家庭の生ゴミを堆肥にして、植物を植えるコンポスト活動
 
【プロジェクト単位で動くということ】
 社会に出ると目標を達成するためや、新しいものを創造するために、期限を決めて多種多様な人が集まって進める計画=プロジェクト単位で仕事をすることが多いです。
そこでプロジェクトを成功させるために必要なことを確認しました。

 〈プロジェクトを成功させるために必要なこと〉
①目標の共有
②協働
③当事者感
④対話
⑤楽しむ


  最後に、プロジェクトチームとしての証を残すために合意書に署名をし、次回からアイデアの実現に向けて具体的に動き出します。

 都農中学校における地域連動型キャリア教育実施について、国が目指す脱炭素社会実現の一つのヒントとして都農町の取り組みを、ご取材いただけますと幸いです。

【株式会社イツノマ】https://itsunoma.co.jp/
「人からはじまる、まちづくり」をミッションに掲げ、2020年1月、人口1万人の宮崎県都農町に設立されたまちづくりスタートアップ企業。 「場づくり」「デジタル推進」「キャリア教育」の3つの事業領域を重ね合わせながら、都農町をはじめ地方自治体のまちづくりを推進している。

 <お問い合わせ>
株式会社イツノマ:吹田(すいた)
TEL :050-5364-4182
MAIL:info@itsunoma.co.jp
 

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会社概要

株式会社イツノマ

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URL
https://itsunoma.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
宮崎県児湯郡都農町大字川北4822-1 YARD1927
電話番号
0983-32-1017
代表者名
中川敬文
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2020年01月