CROSS SYNC 、急性期医療における「医療安全と質の改善」を支援するため、総額5.1億円の資金調達を実施
CROSS SYNCは、AI でデータに新たな価値を創造し、医療現場の情報共有を加速させるというミッションのもと、AIによる重症度判定を行うソフトウェアを研究開発する横浜市立大学発認定ベンチャーです。
資金調達の背景と目的
当社はこれまで、集中治療専門医が不足する医療現場において、「医療安全と質の改善」「現場医療とICUスタッフの負担軽減」を目指して、「生体看視アプリケーション」を開発してまいりました。2021年3月の資金調達以降には、公立大学法人横浜市立大学とともに、横浜市立大学附属病院において、生体看視アプリケーションを用いた実装研究を開始、さらには本年2月に更なる事業推進のために経営体制強化を実施しており、今後の製品開発や販路開拓による本格的な事業化に向けた取り組みを加速してまいります。
この度調達した資金は、「生体看視アプリケーション」の開発および採用・組織体制の強化に充てる予定です。本アプリケーションの製品化に向けてスピード感をもって開発に取り組むとともに、急性期医療現場の医療従事者にとってより使いやすく、一層の労務改善に繋がる有効的な研究・開発に取り組んでまいります。
シリーズA2資金調達2nd Closing概要
調達額:2.3億円(累計調達額:約6.6億円)
2nd Closing引受先(順不同・敬称略):
・みずほライフサイエンス第1号投資事業有限責任組合
・フクダ電子株式会社
・未来創造投資事業有限責任組合(みずほリース株式会社CVC)
・Sony Innovation Fund
・株式会社八神製作所
※1st Closing引受先(順不同・敬称略):
・株式会社アイティーファーム
・株式会社日本政策投資銀行
・株式会社アルム
・Yokohama Next投資事業有限責任組合
シリーズA2資金調達に参画した投資家からのコメント
・株式会社アイティーファーム ジェネラルパートナー 春日伸弥様
CROSS SYNC社はICU病床の重症度管理を通じた遠隔ICU実現および予後改善を主軸に、ICUデータプラットフォームとしてのグローバルな価値発展が期待される日本発のスタートアップです。当社は他の投資家や取締役と協同でCROSS SYNC社の国内および海外におけるプロダクト開発・事業開発および資金調達活動を支援して参ります。
・株式会社アルム 代表取締役社長 坂野哲平様
当社は、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」を始めとした医療ICT事業のグローバル展開や国内における介護・看護関係者向け地域包括ケアシステムの提供を行っておりますが、医療・介護現場のDXは、単独で実現は不可能であり、様々な官民のパートナーと取り組んでおります。CROSS SYNC社は当社にはない卓越した技術を持っており、事業パートナーとして共に医療・介護DXに向けて歩んで参ります。
・みずほキャピタル株式会社 投資第3部 インベストメントマネージャー 佐々木海太様
適切な情報連携による医療の“質”向上、医療現場の“業務効率改善”の両面を実現するCROSS SYNC社の製品は、「医療の2024年問題」や「遠隔医療」など業界が直面する課題にマッチしたものでそのコンセプトに共感し投資させていただきました。急性期医療や遠隔医療等現場に精通している経営陣を中心に、各事業会社様との強力なパートナーシップ体制のもと、みずほグループも総力をあげてサポートして参ります。
代表取締役 髙木・中西のコメント
2024年4月から始まる働き方改革に向けて、医療現場ではまだまだ効果的な対応策が少なく、業務時間の短縮だけに目を向けると医療の質低下を引き起こす可能性があります。我々は生体看視アプリケーションを用いて現場の医療の質向上と労務効率改善を同時に目指していきます。今回、事業に共感いただいた投資家の方々からの期待に答えるべく、現場導入・開発の推進を図っていきたいと思います。
【生体看視アプリケーションとは】
本アプリケーションは医療従事者の院内業務や院外からの遠隔診療(遠隔 ICU 等)のサポートを目的としたソフトウェアです。具体的には、バイタルサインや患者さんの映像を外部機器から収集し、必要な加⼯処理を行なってビジュアル化することで、患者さんの状態のモニタリングや経時変化の情報参照を、いつでも、どこでも、行うことができます。これにより、病棟レベル、患者レベルでの状況把握、質の⾼い情報共有を促進し、急性期医療における医療安全の向上に資すると考えています。
【株式会社CROSS SYNCについて】
株式会社 CROSS SYNC AI でデータに新たな価値を創造し、患者、家族、医療チームの情報共有を加速させるというミッションのもと、患者さ んを守るため、スタッフの負担軽減のため、医療現場の最適化を目指しています。 医療従事者の疑問を検証する事で生まれた臨床研究の成果を、現場の課題解決に繋がるアプリケーションとし て開発。患者管理の質と情報共有を加速する生体看視アプリケーションを提供し、患者、家族、医療従事者、 社会を繋ぐ仕組みを創造していきます。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。