「embotアイデアコンテスト 2022」入賞の小学6年生が開発者とともに開発会議から製品開発までを1日体験!
株式会社e-Craftは、2022年11月に実施した「embotアイデアコンテスト 2022」の優秀作品「e-Craft賞」の副賞である「e-Craft社で1日開発者体験」を、2023年1月7日に実施いたしました。「e-Craft賞」を受賞した小学6年生が、“新人エンジニア”としてembotの開発者とともに開発会議に参加し、自分で考えた新製品のプロトタイプを開発する体験を行いました。
「embot」はタカラトミーから発売されているプログラミング教育サービスで、ダンボールキットと電子工作キットがセットになっており、「ものづくり」と「プログラミング」を自由な発想で楽しむことができます。
このembotを使ったオリジナルロボットで「アイデア力」「工作力」「表現力」などを競う「embotアイデアコンテスト」を、2019年より毎年実施しており、2022年11月13日に第4回にあたる「embotアイデアコンテスト 2022」を開催いたしました。
「embotアイデアコンテスト 2022」では、ファイナリスト10人に「最優秀賞」「タカラトミー賞」「e-Craft賞」「審査員特別賞」が贈られました。そのひとつである「e-Craft賞」は、大阪府の小学6年生、清水悠介さんの「ゴミ箱分別ロボット」が受賞しました。「ゴミ箱分別ロボット」は、学校で習ったSDGsをテーマに、ロボットがゴミの種類を判別し、対応するゴミ箱を教えてくれるプログラムが組み込まれています。
11:00 新人エンジニアとしてe-Craft社体験スタート
・自己紹介
・開発方針の決め方、開発会議の方法を学ぶ
・embot開発会議に参加
12:15 昼食
13:20 引き続き、embot開発会議に参加
13:40 小学生目線での新ダンボール外装の案を出し、プロトタイピングを行う
・新ダンボール外装案出し
・外装の仕様決め
・プロトタイピング
17:00 開発者体験終了
まず、午前中は新人エンジニアとして、通常の開発会議と同様の進行で、2023年に実装されるembot新アプリUIの検討を行いました。
ここでは、まず製品のユーザーとなるペルソナの設定から行いました。清水さんが考えたのは、「ゲーム好きな小学6年生」という自分自身。次に、ユーザー分析ツール「エンパシーマップ」を使い、ペルソナの思考・行動を書き出していきます。初めての体験に悩みつつも、清水さんは「よく考えていること」「いやなこと」「よく見るもの」などを考え、20もの意見を挙げていきました。
次に、エンパシーマップの分析を行い、今回は「友達とゲーム感覚で楽しめる」がキーワードになることがわかりました。これをテーマに、今度はブレインストーミングを行っていきます。各自で考えたアイデアを発表する場では、清水さんから「今日食べた夕飯を好きなもの、嫌いなものに分けてくれるロボット」など、小学生らしいアイデアも発表されました。
このテーマに沿って、まずロボットの外装を考え、embotのパーツであるモーターやLEDなどをどこに配置するかを検討します。外装デザインを任された清水さんは、機能や使い勝手を考え、何度もデザインを描いては描きなおしていました。たくさんの試行錯誤を経て、デザインが完成。今度は、展開図をスケッチブックに描きます。
また、サービス仕様を検討する場面では、ユーザーを想定した仕様検討をし、ものづくりの場面では、使ったことのないレーザーカッターを使ってものづくりをしてもらいました。それぞれ、普段のembot開発で見られるシーンです。
我々からすると期待通りの内容になったものの、気遣いの少ない内容だったので、イベント終了時は少し不安がありましたが、清水さんからの『最優秀賞より、e-Craft賞の開発者体験が一番魅力的だったし、素敵な体験ができた!』というコメントで、ホッとしました。
また、清水さんから出てきたアウトプットの数々は、我々にとってもとても勉強になりました。今後も、このようなユーザーのみなさまと開発者を直接繋げていく機会をたくさん作りたいと思えるイベントになりました」
e-Craftでは、embotを使ったプログラミングスク―ル「embot creative lab」を2021年より開校しています。このスクールでは、「プログラミングを学ぶ」ことだけを目的にするのではなく、額田が実際にサービス開発の現場で活用してきた「デザイン思考」の手法を用いて、「つくる力」と「考える力」を、子どもたちが楽しみながら身につけることができる内容になっています。
また、embotを使った小学生向けの「embotアイデアコンテスト」は、2023年も夏休みに募集を行う予定です。(2023年度コンテストの情報公開は2023年4月を予定しています。)
e-Craftでは、今後も子どもたちの「ひらめき」を大切にし、プログラミングを使ってものづくりを楽しめる製品を開発していきます。
このembotを使ったオリジナルロボットで「アイデア力」「工作力」「表現力」などを競う「embotアイデアコンテスト」を、2019年より毎年実施しており、2022年11月13日に第4回にあたる「embotアイデアコンテスト 2022」を開催いたしました。
「embotアイデアコンテスト 2022」
「embotアイデアコンテスト 2022」では、ファイナリスト10人に「最優秀賞」「タカラトミー賞」「e-Craft賞」「審査員特別賞」が贈られました。そのひとつである「e-Craft賞」は、大阪府の小学6年生、清水悠介さんの「ゴミ箱分別ロボット」が受賞しました。「ゴミ箱分別ロボット」は、学校で習ったSDGsをテーマに、ロボットがゴミの種類を判別し、対応するゴミ箱を教えてくれるプログラムが組み込まれています。
「e-Craft賞」を受賞した清水悠介さんの「ゴミ箱分別ロボット」
株式会社e-Craftの代官山オフィス
11:00 新人エンジニアとしてe-Craft社体験スタート
・自己紹介
・開発方針の決め方、開発会議の方法を学ぶ
・embot開発会議に参加
12:15 昼食
13:20 引き続き、embot開発会議に参加
13:40 小学生目線での新ダンボール外装の案を出し、プロトタイピングを行う
・新ダンボール外装案出し
・外装の仕様決め
・プロトタイピング
17:00 開発者体験終了
まず、午前中は新人エンジニアとして、通常の開発会議と同様の進行で、2023年に実装されるembot新アプリUIの検討を行いました。
開発会議の様子
ここでは、まず製品のユーザーとなるペルソナの設定から行いました。清水さんが考えたのは、「ゲーム好きな小学6年生」という自分自身。次に、ユーザー分析ツール「エンパシーマップ」を使い、ペルソナの思考・行動を書き出していきます。初めての体験に悩みつつも、清水さんは「よく考えていること」「いやなこと」「よく見るもの」などを考え、20もの意見を挙げていきました。
次に、エンパシーマップの分析を行い、今回は「友達とゲーム感覚で楽しめる」がキーワードになることがわかりました。これをテーマに、今度はブレインストーミングを行っていきます。各自で考えたアイデアを発表する場では、清水さんから「今日食べた夕飯を好きなもの、嫌いなものに分けてくれるロボット」など、小学生らしいアイデアも発表されました。
エンパシーマップをつくる清水さん
このテーマに沿って、まずロボットの外装を考え、embotのパーツであるモーターやLEDなどをどこに配置するかを検討します。外装デザインを任された清水さんは、機能や使い勝手を考え、何度もデザインを描いては描きなおしていました。たくさんの試行錯誤を経て、デザインが完成。今度は、展開図をスケッチブックに描きます。
ホワイトボードにデザイン案を描く清水さん
レーザーカッターで切られたパーツを確認
嬉しそうに組み立てていく清水さん
- 清水悠介さん
- 母:清水弥生さん
- 祖母:清水鋭子さん
- e-Craft代表取締役CEO 額田一利からのメッセージ
また、サービス仕様を検討する場面では、ユーザーを想定した仕様検討をし、ものづくりの場面では、使ったことのないレーザーカッターを使ってものづくりをしてもらいました。それぞれ、普段のembot開発で見られるシーンです。
我々からすると期待通りの内容になったものの、気遣いの少ない内容だったので、イベント終了時は少し不安がありましたが、清水さんからの『最優秀賞より、e-Craft賞の開発者体験が一番魅力的だったし、素敵な体験ができた!』というコメントで、ホッとしました。
また、清水さんから出てきたアウトプットの数々は、我々にとってもとても勉強になりました。今後も、このようなユーザーのみなさまと開発者を直接繋げていく機会をたくさん作りたいと思えるイベントになりました」
完成したプロトタイプを持って笑顔の記念撮影
e-Craftでは、embotを使ったプログラミングスク―ル「embot creative lab」を2021年より開校しています。このスクールでは、「プログラミングを学ぶ」ことだけを目的にするのではなく、額田が実際にサービス開発の現場で活用してきた「デザイン思考」の手法を用いて、「つくる力」と「考える力」を、子どもたちが楽しみながら身につけることができる内容になっています。
また、embotを使った小学生向けの「embotアイデアコンテスト」は、2023年も夏休みに募集を行う予定です。(2023年度コンテストの情報公開は2023年4月を予定しています。)
e-Craftでは、今後も子どもたちの「ひらめき」を大切にし、プログラミングを使ってものづくりを楽しめる製品を開発していきます。
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