がん治療による外見変化に悩む患者を支援する「アピアランスケア」をテーマに、多摩美術大学の学外連携授業「肌再現とアピアランスケア研究」が開講
乳がん罹患者に装着式人工乳房を提供する株式会社カノアクルーが多摩美術大学の協力企業として参画~アート・デザインの視点から、アピアランスケアの社会的認知拡大と普及を目指す ~
乳がんによって乳房を摘出された方に向け、装着式人工乳房「ルアナブレスト®」を販売する株式会社カノアクルー(東京都三鷹市、代表取締役:鈴木万紀子)は、多摩美術大学 統合デザイン学科(担当教員:詫摩智朗 教授)のPBL(Project Based Learning)授業「肌再現とアピアランスケア研究」に協力企業として参画することが正式に決定しました。これは多摩地域におけるイノベーション創出を推進するためのコミュニティを運営している「多摩イノベーションエコシステム促進事業」のマッチング支援により実現しました。
「アピアランスケア」とは、がん治療に伴う脱毛・乳房摘出・皮膚変化などの外見による心身の苦痛を和らげ、患者が自分らしく生活できるよう支援するケアです。2023年の第4期「がん対策推進基本計画」に初めて明記され、ウィッグや装着式人工乳房などの購入費用を補助する助成金制度が全国の自治体で広がりつつあります。しかしながら、アピアランスケア自体の認知率はいまだ約1割にとどまっており、せっかくの助成制度が十分に活用されていない現状があります。社会全体への認知拡大と啓発が急務となっています。
カノアクルーは、装着式人工乳房の販売事業を通じてお客さまに寄り添ってきた経験をもとに、今回、アート・デザインの若い感性と専門知識を持つ多摩美術大学の学生とともに、アピアランスケアの新たな可能性を探り、社会全体への認知拡大と普及を目指します。
■ 授業概要
授業名称 : PBL 肌再現とアピアランスケア研究
開講大学 : 多摩美術大学(提供学科:統合デザイン学科)
担当教員 : 詫摩智朗 教授
協力企業 : 株式会社カノアクルー(w/ 合同会社デロイト トーマツ 竹田健一氏)
対象学生 : 全学科・全学年
開講期間 : 2026年4〜7月 毎週月曜日5限(16:30〜18:00)
開講場所 : 多摩美術大学 上野毛キャンパス本部棟
※本授業は、2026年4月に利用開始した多摩美術大学上野毛キャンパス新棟(本部棟・講堂)内の教室で実施します。同新棟は学生の創造性を育む空間として設計されており、アートとデザインの枠を超えた活発な交流や、大学と地域社会の交流を促進していきます。
■ 授業の狙い(PBL:課題解決型学習)
本授業は、実社会の課題をテーマに学生が解決策を探究するPBL(Project Based Learning)授業の形式で実施します。怪我や病気による外見の変化に起因した心身の苦痛を和らげるためのアピアランスケアを一歩先に進め、より多くの多様な人々が自分らしく生活できるための「身体拡張」であると再解釈。企業との連携を通じて、アート・デザインの視点から新たな可能性を探索することで、社会的な認知拡大と普及を促す手がかりを探ります。授業内ではエピテーゼ(失われた体の一部を精巧に再現した人工装具)の肌再現技術を体験的に学びながら、社会課題に対する解決の仮説を立案。最終的に審美的な提案としてのアート・デザイン作品にまとめることを到達目標としています。
■ 授業スケジュール(抜粋)
・ 4月13日(第1回) イントロダクション 講義:アピアランスケアの現状と新たな兆し(カノアクルー 鈴木・秋沢)
・ 4月20日(第2回) 体験ワークショップday1 肌再現体験①:観察・調色・着色(株式会社シンワ歯研メディカル部 本間理恵氏)
・ 4月27日(第3回) 体験ワークショップday2 コーティング・乾燥・完成(株式会社シンワ歯研メディカル部 本間理恵氏)
・ 5月〜6月 リサーチ・ブレーンストーミング・課題解決アイディエーション
・ 6月8日(第9回) 中間発表・フィードバック
・ 7月27日(第15回) 最終プレゼンテーション・講評会
■ 株式会社カノアクルーについて
乳がんによって乳房を摘出された方に向け、接着剤なしで簡単に装着できる装着式人工乳房「ルアナブレスト®」を販売する会社です。温泉やプールにも入れる、今までのブラジャーがそのまま使える、個別に肌色着色が可能など、患者の日常生活に寄り添った製品販売を続けています。
また、装着式人工乳房の販売にとどまらず、全国の自治体で広がりつつあるアピアランスケア助成金制度の普及活動にも力を入れています。静岡県では全市町村で一律10万円、三鷹市・武蔵野市・新宿区・世田谷区など首都圏の自治体でも5〜20万円の助成が受けられるようになっていますが、こうした制度があることを知らない患者が多いのが現状です。展示会・メディア掲載・自治体訪問などを通してアピアランスケアの啓発活動にも積極的に取り組んでいます。今回の多摩美術大学との連携は、企業としての専門知識とアート・デザインの視点を掛け合わせた、新たな啓発活動の一環です。
■ 会社概要
社名 : 株式会社カノアクルー
所在地 : 東京都三鷹市下連雀
設立 : 2019年12月
代表取締役 : 鈴木万紀子
事業内容 : 装着式人工乳房・装着剤の販売、スポーツ・健康・ボランティアコンサルタント、講演会・イベント開催
WEB : https://kanoacrew.co.jp
■ 本件に関するお問い合わせ
株式会社カノアクルー 広報担当 秋沢
TEL:080-6861-4239
E-mail:info@kanoacrew.co.jp
Instagram:@kanoacrew

■ 参考写真
【授業の様子 多摩美術大学 上野毛キャンパス本部棟】






【装着式人工乳房「ルアナブレスト®」】



【多摩美術大学 上野毛キャンパス本部棟】

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