6月8日(水)より伊勢丹新宿店 メンズ館8階 イセタンメンズ レジデンス プロモーションにて展覧会を開催します。

株式会社hide kasuga 1896

株式会社 hide kasuga 1896(本社:東京都港区、代表者:春日 秀之、以下当社)は、2022年6月8日(水)から10月18日(火)まで伊勢丹新宿店 メンズ館8階 イセタンメンズ レジデンス プロモーションにて日本の素材をベースとした新たな生活様式“令和モダニズム”を発信するギャラリー「gallery de kasuga」がキュレーターとして南條史生氏を迎え、素材を軸としたキュレーションにより厳選された作家のコンテンポラリーアートの展示・販売をいたします。


キュレーター・美術評論家:南條史生
1949年東京都生まれ。1972年慶應義塾大学経済学部、1977年文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。1978-86年国際交流基金職員を経て1986-90年ICAナゴヤディレクター。1990年ナンジョウアンドアソシエイツ㈱(現エヌ・アンド・エー㈱)設立、2002年迄及び2014年以降代表取締役。2002年森美術館開設に副館長として参画。2006年11月-2019年同館館長、2020年より同館特別顧問。国際的な展覧会、審査員の経験として、ヴェニス・ビエンナーレ日本館(1997)および台北ビエンナーレ(1998)のコミッショナー、ターナー・プライズ審査委員(ロンドン、1998)、横浜トリエンナーレ(2001)、シンガポール・ビエンナーレ アーティスティック・ディレクター(2006、2008)、茨城県北芸術祭総合ディレクター(2016)、ホノルル・ビエンナーレ キュラトリアル・ディレクター(2017)、北九州未来創造芸術祭-ART for SDGs-(2021)ディレクター等を歴任。著書に「美術から都市へ~インディペンデントキュレーター15年の軌跡~」(鹿島出版会/199)、「疾走するアジア~現代美術の今を見る~」 (美術年鑑社/2010)、「アートを生きる」(角川書店/2012)がある。

■「gallery de kasuga」pop-upギャラリー 展示概要
・開催期間:2022年6月8日(水)〜10月18日(火)
・開催場所:伊勢丹新宿店 メンズ館8階 イセタンメンズ レジデンス プロモーション
      (東京都新宿区新宿3丁目14−1)
・営業時間:午前10時〜午後8時

■展示作品・コレクション
・小林 且典 Katunori KOBAYASHI

作品名 : 山の標本
素 材 : ブロンズ
サイズ : 11×25×9cm
価格 : 880,000円(税込)

・高須賀 活良 Katura  TAKASUKA

作品名 : MEMORY
素 材 : 紋紙
サイズ : 13×13×13cm
価格 : 55,000円(税込)

・西川 勝人 Katunori  NISHIKAWA

作品名 : Iconography
素 材 : ブロンズ
サイズ : 17×9×5cm
価格 : 495,000円(税込)

・ 藤崎 了一 Ryoichi  FUJISAKI

作品名 : Meltism c #22
素 材 : レジン、ウレタン、発砲スチロール
サイズ : 17×9×20cm
価格 : 181,500円(税込)

・松浦 延年 Nobutoshi  MATSUURA

作品名 : No.311
素 材 : 油彩/樹脂
サイズ : 30×30×3cm
価格 : 198,000円(税込)

■本展について:キュレーター   南條 史生
「 アートは素材と技術から出来ている。その半分を占める素材は、作品制作の鍵を握る。素材は植物や生物由来の場合もあるし、鉱物や水のようなものもある。それが想像と創造によって、人の手による人工物に変わる。それがアートだ。アートの対極は自然ということになる。アートに人は思いを込める。アートは自然と人工と想念の間で宙づりになっている。
この展覧会では、堅い素材、柔らかい素材、色のあるもの、無彩色のものなどいろいろである。共通点を探るより、多様性である。
鉛は重くて鈍い色合いだが、金属としてはやわらかく、暖かい触感がある。鉛に封じ込められ、ガラスの霞に遮られて曖昧に浮かぶドイツの風景はロマンティックの極みだ。
ブロンズは黒にも金色にも、緑にさえ変身できる謎の金属だ。重々しいブロンズの山波は、ミニアチュールのような須弥山のマケットだ。
衣服の素材である植物繊維は変幻自在だ。布は身体に寄り添い、形態を作り上げ、立体に立ち上がる。変幻自在の遊びの探求が繊維の得意技だ。
ウレタンのブロックを鋭利な稜線でカットした彫刻は、現代を象徴する。そこでは削り出された立体の不可解な形が生まれ出る。その彫刻は時には赤く、時には緑や青で塗られ、明快な存在を主張する。まだ誰も試したことのなかった彫刻の技法。
何度も塗り重ねられた絵画の表面は光沢を持っていて彫刻のようだ。セラドンの広がりは、空のようでもある。平面なのに立体を感じる。触ってみたくなる。絵画もまた素材を表象する。
陶とガラスや木が融合した作品は新しい時代の創造性を感じさせる。意外な組み合わせが遊びの精神を発露する。
多様性は楽しいし、これからの世界の有り様だろう。思いつくまま、出会った素材の味を楽しむ作品展。お楽しみください。」

■主催者

春日 秀之:Hideyuki KASUGA
gallery de kasugaオーナー。1973 年長野生まれ。東京工業大学大学院修士課程修了。東京とパリでの研究者時代を経て、1896 年創業の麻問屋をルーツにもつ家業の代表に就任。2012 年に独立し素材をベースとしたマテリアルシンクタンク「株式会社 hide kasuga 1896」を創業。日本の素材をベースとした新たな生活様式「令和モダニズム」の提唱者であり、循環型社会(サーキュラー・エコノミー)構築を推進する工学博士。 “サイエンス to アート” からなる自然循環型ブランド「BLANC BIJOU PARIS」、「hide k 1896」の創業者・ブランドオーナーでもある。

【令和モダニズム】とは
春日秀之が掲げる「令和モダニズム」とは日本の素材をベースとして、科学技術立国として培った高度な “技術力”と、歴史と文化が育んだ “感性”が融合、そして編集した独自な生活様式 (ライフスタイル) です。

■gallery de kasuga

工学博士「春日秀之」による「gallery de kasuga」は日本の素材をベースとした生活様式 “令和モダニズム” の発信地として2019年、東京・表参道にオープン。ギャラリーでは、2つの自然循環型ブランド「BLANC BIJOU PARIS」と「hide k 1896」の製品をはじめ、国内外のコンテンポラリーアートの展示・販売を行っている。

場所 : 東京都渋谷区神宮前5-6-5 Path表参道 A棟 1F「gallery de kasuga」内
事前予約制 : 火曜日、水曜日、木曜日、金曜日
予約時間 : 14時〜18時、1時間制
※現在はご予約のみの個別の対応とさせて頂いております
 ご予約につきましてはリリース下部問い合わせ先にご連絡、またはリリース内をご確認ください

「message from owenr:春日 秀之」
私は1896年、長野県・善光寺界隈に創業した麻問屋をルーツに持ち、時代とともに取り扱う“素材”を転換し事業を発展させてきた家業の4代目として生まれました。そして、素材の研究者となり”素材の表現手法”を探究し続けています。

特に、幼少期から慣れ親しんだ工業用素材を、視点と発想を変えてアーティストやコンシューマー向けに用途を広げてきました。サイエンスとアートを融合させることにより、素材の本質的な魅力を引き出し、様々なアート作品やプロダクトを創り出しています。日本独自の機能と感性が融合した素材をブランド化させて、パリ、ミラノ、ニューヨークなどの欧米の都市を中心に発表してきました。

そして、2019年に”素材”をテーマにアートやプロダクトを展示・販売する
ギャラリー・ドゥ・カスガ(gallery de kasuga)を東京・表参道にて開業しました。

2020年秋にgallery de kasugaで開催した、南條史生氏のキュレーションによる展覧会「素材―その形と心」の続編を、2022年6月より伊勢丹新宿店にて開催します。より多くの人々に、素材コンシャスという視点でアートを体感いただき、みなさまの生活様式に取り入れていただけたら幸いです。

■出展作家プロフィール

彫刻家:小林 且典
1961年兵庫県生まれ。1987年東京芸術大学美術学部彫刻科卒業。1989年同大学院修了。1989〜1995年国立ブレラ美術アカデミーにイタリア政府招聘給費にて留学。日常に存在する静物や植物などをモチーフに、蝋型によるブロンズ鋳造や木彫、写真の技法を通じて、素材そのものの美しさに迫りながら、静物の存在をとらえる試みを続けている。主な展覧会に「日本 イタリア―今日の世代」(国立近代美術館、イタリア、1992-1993)、「ひそやかな眼差し 小林且典」(静岡市美術館、2012)、「小林且典 薄白色の余韻」(兵庫県立美術館、2013)、「時を超える: 美の基準」(二条城、2019)など。

 

アーティスト:高須賀 活良
1986年東京都生まれ。東京造形大学でテキスタイルデザインを学ぶ。在学中は石器時代から作られてきた「原始布」の研究を行い、2011年に修士号を取得する。
制作する作品は、「土から始まり、土に還る。」というというコンセプトのもと、種子や蚕から取れる繊維などの生物由来の素材を扱い、素材を命としてとらえた立体作品やインスタレーション作品を多数手掛け、生物としての人間の在り方を模索している。現在はアーティストとして国内外で作品の発表の他、織物産地でのテキスタイルデザイン、ファクトリーブランドの立ち上げ、アートディレクターとして幅広い分野で活動も行う。2016年からは千年以上続く織物産地、山梨県富士吉田・西桂の織物産地プロジェクト「ハタオリマチのハタ印」総合ディレクターに任命される。東京造形大学テキスタイルデザイン専攻領域助教授。

 

アーティスト:西川 勝人
1949年東京都生まれ。ドイツ在住。慶應義塾大学卒業後に渡欧し、ドイツのミュンヘン美術大学、デュッセルドルフ美術大学大学院を修了。1994年以来、ノイス市にあるインゼル・ホムブロイヒ美術館の活動に参画し、美術館に隣接したアトリエを拠点に創作活動を続け、デュッセルドルフ市文化奨励賞を受賞した。現在はハンブルグ美術大学名誉教授として後進の指導にも努めている。
作品は彫刻、立体、絵画、ドローイングなど多岐にわたり、特に自然の有機的なフォルムを感じさせる彫刻作品を数多く制作。日本では、東京国立近代美術館、DIC川村記念美術館などに作品が収蔵されている。
また建築との融合や空間性を伴ったパブリックアートも数多く手がけ、横浜金沢ハイテクセンター、新宿アイランド、霧島アートの森、大手町ファイナンシャルシティーなどでその作品を鑑賞することができる。

 

彫刻家:藤崎 了一
1975年大阪府生まれ。2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了。商業造形工房、解体現場、塗装工、現代美術作家の工房など、いくつかの制作現場に長年携わる。制作対象となる素材の特質から生まれる表情を抽出し、自らの身体感覚を起点に、素材の物性を生かした新たな彫刻を導き出す。近年の展覧会は「An Action from the Void」(MARUEIDO JAPAN、2021)、「metaball」(KANA KAWANISHI GALLERY、2020)、「ソノ アイダ #COVID-19」(オンライン展示、2020)「韓国工芸館企画 韓中日国際交流展『展 · 相 · 繪 · 湛』」(韓国工芸館、2016)など。

 

アーティスト:松浦 延年
1949年静岡県生まれ。色彩と媒介物との関係を長年に渡り探求、制作。その作品は、油彩による平面作品を超えて奥行きのある存在感を生みだし、光沢をもった彫刻のような作品となっている。近年の主な個展に、アトリエK アートスペース(横浜市、2021)、丹沢美術館(神奈川、2019)、SPC GALLERY(東京、2018)、ギャラリー現(東京、2017)、モンミュゼ沼津(静岡、2014)、SPC GALLERY-Paintings・余白の時間- (東京、2011)など。主なグループ展に、「位置のエクササイズ 4人展」(DHARMA沼津、2021)、「ベトナムー日本 現代美術展」(ホーチミン、ベトナム、2018)、TAMAVIVANTⅡ(多摩美術大学、2017)、「樂土の森現代美術展」(静岡、2016)、「静岡アートドキュメント」(2014)、「韓・日・シンガポール現代美術交流展」(国立光州博物館、韓国、2010)、「日韓現代美術展2009 -CHANGE-」(川崎市民ミュージアム ギャラリー、2009)、「今日の反核反戦展」(原爆の図 丸木美術館、2009)など。

 

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会社概要

株式会社hide kasuga 1896

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URL
https://www.hk1896.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区元赤坂1-7-17 テラサワビル 2F
電話番号
03-6432-9024
代表者名
春日 秀之
上場
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資本金
3000万円
設立
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