ソラリスと三菱HCキャピタルが予防保全型インフラメンテナンスのトライアルサービスの提供を開始
インフラ老朽化問題の解決ならびに予防保全に貢献
近年、道路や上下水道など、生活を支えるインフラならびに民間企業が保有する工場内配管などの老朽化が進み、人命に関わる事故やライフライン寸断のリスク、インフラの維持およびメンテナンスにかかる労働力不足が社会問題となっています。また、日本政府が国土強靭化基本計画のなかで、デジタルなどの新技術の活用による施策の高度化を掲げているとおり、データ・デジタル技術を活用した予防保全型インフラメンテナンスへの転換が求められています。
ソラリスは、中央大学の中村太郎教授が長年にわたって研究してきた生物模倣ロボットを社会実装すべく立ち上げられ、現在はコア技術である空気圧で動く人工筋肉(ソフトアクチュエータ)を応用したソフトロボットの開発、提供を行っています。今回活用する本ロボットは、ミミズの移動様式を空気圧人工筋肉の特性を利用して模倣し、小口径配管内の自立走行を実現しています。本ロボットの活用により、人間や他のロボットでは入り込めない配管内の移動が可能となります。
三菱HCキャピタルは、「10年後のありたい姿」に「未踏の未来へ、ともに挑むイノベーター」を掲げ、その実現に向けて、お客さまやパートナー企業とともに、マテリアリティ(重要課題)への対応やデジタル技術の活用等による「SX: Sustainability Transformation / DX: Digital Transformation」、ならびに最適なポートフォリオの実現をめざす「事業ポートフォリオ変革」を有機的に融合することで、「CX: Corporate Transformation(全社的変革)」を推進しています。
その一環として、現在、労働力不足などの社会的課題の解決に向けた、ロボティクスによる事業開発などにも積極的に取り組んでいます。本トライアルでは、本ロボットの保有、顧客へのヒアリングなどを担い、ソラリスとの連携により、デジタル技術を活用した新たなサービスの提供を実現することで、インフラの老朽化問題の解決に貢献します。
本トライアルでは、自治体の上下水道や浄水場配管、民間企業の工場内配管を対象に、配管内の目視検査等の予防保全サービスを提供します。三菱HCキャピタルとソラリスは、本トライアルを通じて、配管ごとの課題や顧客ニーズの把握、サービス提供スキームの検討など、より価値の高いサービス構築に向けた内容精査を実施、2024年度中には自治体や民間企業へのソリューション提供を開始すべく、取り組んでいきます。
(*)施設の機能や性能に不具合が発生する前に修繕などの対策を行うこと。
■ソラリスの概要
社名 | 株式会社ソラリス |
代表者 | 代表取締役社長 梅田 清 |
所在地 | 東京都板橋区東山町14番13号 |
設立年月日 | 2017年9月29日 |
事業概要 | ソフトロボティクス・メカトロニクスの研究開発・販売・サポート、 人工筋肉の開発と販売 |
資本金 | 5,000万円 |
■三菱HCキャピタルの概要
社名 | 三菱HCキャピタル株式会社 |
代表者 | 代表取締役 社長執行役員 久井 大樹 |
所在地 | 東京都千代田区丸の内一丁目5番1号 |
設立年月日 | 1971年4月12日 |
事業概要 | 各種物件のリース、各種物件の割賦販売、各種ファイナンス業務等 |
資本金 | 331億9,600万円 |
■ソラリスについて
株式会社ソラリスは、2017年創業で、中央大学バイオメカトロ二クス研究室の研究成果をベースとした大学発ベンチャーです。生物や生体の機能に学んだ柔らかいロボット(ソフトロボット)の最先端の研究成果の実用化を目指しております。わたしたちは、高出力で軽量かつ柔軟な軸方向繊維強化型・空気圧人工筋肉をコア技術として、ミミズのように動くことで複雑な細管を進むミミズ型ロボットや腸管の運ぶ混ぜる機能を有した蠕動運動ポンプロボットなどの世界に類をみない独自技術があります。
詳しくは、ソラリスのウェブサイトをご覧ください。
■三菱HCキャピタルグループについて
三菱HCキャピタルグループは、“未踏の未来へ、ともに挑むイノベーター”を「10年後のありたい姿」に掲げ、その実現にむけて、ファイナンスに加え、有形無形のアセットの潜在価値を最大限に引き出しつつ、それらを活用したサービスや事業経営などに取り組むことで、「ビジネスモデルの進化、積層化」を進めていきます。
わたしたちは、絶えず変化する社会やお客さまのニーズに応えるべく、地球環境に配慮し、独自性と進取性のある事業を展開することで、明るく希望に満ちた未来社会、豊かな暮らしの実現に貢献していきます。
詳しくは、三菱HCキャピタルのウェブサイトをご覧ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像