株式会社小池勝次郎商店がネギ農家向けサービス「ネギ参謀」で過去最高業績を達成

円安・原油高・ウクライナ侵攻による肥料価格高騰の逆風を跳ね返す！

中堅・中小企業専門にマーケティング戦略の立案と実行を支援している、株式会社ミスターマーケティング（本社：東京都港区、代表取締役：村松勝）は、埼玉県深谷市で農業資材の卸を営む株式会社小池勝次郎商店のネギ農家向け新サービス｢ネギ参謀｣の開発を支援しました。「ネギ参謀」とは全国のネギ農家に、ネギ栽培のノウハウや技術、さらに経営指導まで行うサービスです。この新サービスが好調なことにより、2022年8月末決算で二期連続で過去最高業績を達成しました。

※株式会社小池勝次郎商店　代表取締役社長 小池 博氏

事業ブランディングが必要になった背景

農業資材卸売業を営む小池勝次郎商店は大手ホームセンターなどとの競争激化により、約6年前から、会社の経営状態は厳しい状況が続いていました。「このままでは未来はない」。そう思えるほどの状況でした。

さらに直近では、肥料などの価格高騰が追い討ちをかけます。農林水産省によると、肥料などの農業生産資材の価格指数は一昨年を100としたとき、今年8月の指数は119．5。これはロシアによるウクライナ侵攻や、原油価格の高騰などの影響です。

この小池勝次郎商店を取り巻く危機を打ち破り、起死回生の決定打となったのが新サービスの「ネギ参謀」です。


新サービス「ネギ参謀」開発までの経緯

窮地に陥った小池博社長は、自分たちの足元を見つめ直すことから始めました。「自分達の強みは、何だろうか」。そう自問したとき、ひとつの答えが浮き上がってきました。それは「ネギ栽培のノウハウを誰よりも知っている」ということでした。

 農業資材の販売を通して、小池博社長は誰よりも多くのネギ農家と接点を持っていました。通常、ネギ農家は自分たちの栽培ノウハウを、ライバルである他の農家に明かすことはありません。ですが、「異業種」である小池社長らには包み隠さず、何でも教えてくれるのでした。こうして、小池社長のもとにはネギ栽培の膨大なノウハウが蓄積されていったのです。

小池社長はこのノウハウを「ネギ栽培を成功に導く『６大戦略』」と銘打ち、体系化しました。この「６大戦略」を、地元・深谷のネギ農家や、自社店舗の｢こいけや｣に来店されるネギ農家に無料でお教えすることにしたのです。無料で展開することにしたのは、ネギ農家の発展がひいてはネギ農家に資材を卸している小池勝次郎商店の発展にもつながるからでした。

「ネギ参謀」を導入したネギ農家の成果は目覚ましいものでした。深谷で新規就農したネギ農家が初年度から業界平均売上の2倍を記録。あるいは、１反あたりの売上が 1.5倍になったり、年間で5,000万円の増収になるなどの成功例が相次ぐようになりました。

こうした噂は全国のネギ農家に瞬く間に広がります。今では北海道から九州まで、全国から導入依頼が舞い込むようになりました。これは実は、コロナ前から力を入れ始めていた、ネギ栽培のオンラインサポート事業が、コロナに入って一気に花が開いた結果によるものです。

こうして店舗でのネギ栽培の講習、YouTube配信、そして全国のネギ農家に向けたオンラインサポート事業のプロモーション等に注力した結果、2022年の決算では二期連続で過去最高を達成することができました。まさに「危機からの大逆転劇」です。
 

※「ネギ参謀」のブランドサイト

※「ネギ参謀」のブランドパンフレット 表紙

 

※「ネギ参謀」のブランドパンフレット 中面

 ■会社概要
株式会社小池勝次郎商店について

昭和21年（1946年）創業。農業資材の卸売を通して得られた、独自のネギ栽培のノウハウを「ネギ参謀」として体系化。今では地元・深谷のみならず、全国のネギ農家から支援依頼が舞い込むように。全国のネギ栽培に関わる方々が物心両面で幸せになること、ネギの消費拡大にもつながり、安定した経営を実現できること、そして日本の農業が足腰強く発展し続けることを強く願いながら活動している。

所在地：埼玉県深谷市菅沼91-2
代表者：代表取締役社長　小池 博
TEL：[phone]／FAX  [phone]／E-mail：[e-mail]
会社HP：https://k-koikeya.co.jp/
｢ネギ参謀｣サイト: https://www.negisanbou.com/


株式会社ミスターマーケティング

代表の村松勝が2007年に創業した中堅・中小企業専門のマーケティングコンサルティング会社。大手広告代理店勤務時代、実家の食品メーカーが衰退する姿を目の当たりにし、大企業とのマーケティング意識の差を痛感し、中小企業のマーケティング支援の道に入りました。最近の主な支援事例では、ミシン専業メーカーの3代目若手社長が、ミシン市場の縮小のなかで苦しみもがきながら大ヒット看板商品を生み出し、わずか１年で年商4億円から10億円を超える会社成長を遂げた例も。「想い」も「腕（技術）」もあるが、マーケティングの意識がなく苦境にある中小企業を元気にすることで、日本全体をもう一度、元気にしたいと考え、活動中。

所在地：東京都港区港南1丁目9番36号 アレア品川ビル 13F
代表者：代表取締役 村松 勝
TEL：[phone] ／ FAX：[phone] ／ EMAIL：[e-mail]
HP: www.mr-m.co.jp