クリフォードチャンス法律事務所外国法共同事業「Arcus Pride Art Exhibition 2023」が開催。gallery EMBEDがキュレーションに協力。4名の作家と共に出展。
2023年6月29日(木)クリフォードチャンス法律事務所外国法共同事業にてクライアントに向けた作品鑑賞と交流の場として1日限定で開催。無事盛況の中、幕を閉じました。
Arcus Pride Art Exhibition
クリフォードチャンス法律事務所内のLGBTQ+ネットワークであるArcusが、2007年から世界各国の拠点で毎年実施する展示企画。LGBTQ+及びサポーターのアーティストによるアート作品を展示する、世界最大級の企業支援展覧会のひとつ。2018年から開催されているTokyo Arcus Pride Art Exhibitionでは、東京オフィスのスタッフであり、Arcus Allies プログラムのリーダーのうちの1人である尾﨑春香がメインキュレーターを務め、通常は会議室として使用されている丸の内のオフィス空間を、一晩限りで華やかなアートギャラリーに変貌させるという斬新なイベントを開催している。
2020年以降バーチャルギャラリーとしてのオンライン開催を経て、3年ぶりにクライアントをご招待するイベントとなった今回、キュレーションの一部をEmbedded Blueが運営するgallery EMBEDが担当。尾潟 糧天、城田 彩花、三澤 亮介、渡部 未乃の計4名の作家が参加した。総勢9名のLGBTQ+及びサポーターのアーティストによる50点以上の作品が並ぶ中、アート鑑賞と交流の場として盛況のうちに幕を閉じた。
今回の取り組みについて
今回の取り組みは、Embedded Blueが掲げる「文化的豊かさを持続可能性とともに創出し続ける」というパーパスのもと「アートの裾野を広げていくこと」と「社会と人に対してアート・文化芸術による豊かさを届けていくこと」の双方をブリッジする試みとなりました。
(左:クリフォードチャンス Co-Managing Partner Leng-Fong Lai、右:Embedded Blue 代表取締役 片岡奨)
開催の様子
当日は、普段オフィスとして使用されているスペースに参加アーティスト全9名の作品が展示された。
当日会場に、アーティストご本人にご参加いただき、作品の紹介や来場者とのコミュニケーションが多く見られました。作品の説明を受け、その場で作品をご購入という光景も見られました。
「企業にとっての文化芸術への取り組みと、アーティストの展示機会や作品を紹介する機会を同時に実現する今回のような取り組みは「アートとビジネス」双方の業界に良い効果をもたらすことができる可能性があると考えています。オフィスや社屋、壁や空間をうまく利活用することで、場所の価値を高めること、訪れる人に体験を与えること、参画するアーティストには機会を与えることができます。今後も、挑戦的な試みや、実験・検証を含め、可能性やあり方を探求していきたいと思います。」(Embedded Blue 片岡)
EMBED 出展アーティスト(五十音順)
尾潟 糧天(RYOTEN OGATA)
1994年生まれ、北海道下川町出身。2021 年から現代画家として活動を始める。北海道の自然豊かな環境で育った経験にヒントを見出し、海や植物をモチーフにした作品を主としている。人と自然や精神と身体、テクノロジーと生態系の関係性など、様々な観点を元に、コンセプチュアルに自然を描くことで受け手の能動的思考を引き出す世界観づくりを目指している。都内各所で個展開催の他、SFW2022 SSへの参加、NYのアートフェアへの出展など活動範囲を広げている。
Instagram:https://www.instagram.com/ryotenogata/
城田 彩花(AYAKA SHIROTA)
心象風景を主にテーマとしている。抽象的ではなく身近にある存在、空間を世界に取り入れ自分が存在している現世界とはまた違う時間軸や現実に囚われない空間の表現の仕方をし、既視感のある光景だが違和感を他者に覚えさせる。普段生活している些細な感情の変化やトラウマや不安な想いを油彩そして、心象風景の世界の人々は物質としてではなく魂、無垢なものとして混在しているため独自の表現として木炭で描きコラージュとして絵画世界に投与している。彼女が描く世界は個人のモノだけではなく他者、世界に語りかけるものなのだ。
Instagram:https://www.instagram.com/purigorota_0929/
三澤 亮介(RYOSUKE MISAWA)
1992年福井県生まれ。 立教大学映像身体学科卒業。
総合芸術をバックグラウンドに持ち、その多角的な視点を平面の肖像画に凝縮させる。コンセプトは"固定概念のアップデート"。シームレスにつながる線とその間をパレットのようにさまざまな色合いで埋め尽くしフラットに描き切る構成により、生きた線に区切られた美しいカラーパズルが浮かび上がる作品を描く。常にアップデートされるその独自の手法とスタイルから生み出される作品は唯一無二。
Instagram:https://www.instagram.com/ryosuke_misawa_53/?hl=ja
渡部 未乃(MINO WATABE)
東京都出身。画家。多摩美術⼤学⼤学院絵画専攻油画研究領域修了。
植物や海など鮮やかな⾃然を直線的に描くことで、⾃然と⼈⼯、有機と無機、具象と抽象といった対極な関係性の中間に存在する絵画を描いている。 近年は、⽇本橋三越にて個展開催や壁画制作など精力的に活動を続けている。 トーキョーワンダーウォール公募2015 石原慎太郎審査員賞、Terrace Art Shonan AWARD グランプリなど受賞多数。
Instagram:https://www.instagram.com/mino_watabe/
■他 出展アーティスト
• 石崎 卓(TAKU ISHIZAKI)
• 末宗 美香子(MIKAKO SUEMUNE)
• 高屋 永遠(TOWA TAKAYA)
• 土屋さやか(SAYAKA TSUCHIDA)
• 三浦 滋賀子(SHIGAKO MIURA)
制作協力
有)尾﨑正志版画工房
クリフォードチャンス法律事務所外国法共同事業
世界21カ国32箇所に展開するクリフォードチャンスの東京事務所として、他のオフィスと密接に連携し ながらグローバルな案件を取り扱う国際的な法律事務所。英国ロンドンに1802年に創立された法律 事務所を起源とし、東京事務所は1987年に開設。現在、東京事務所には約50名が所属し、うち約3分の2が日本法の弁護士。
HP:https://careers.cliffordchance.com/japan/home.html
Clifford Chance Arcus
Arcusとはラテン語の『虹』という言葉で、クリフォードチャンス内ではグローバルなLGBTQ+のコミュニティを示している。 その虹は、クリフォードチャンスの全従業員が、自らのセクシュアリティを心からオープンにする事の出来る、気持ちのよい環境づくりの促進を目的とした、インクルージョンとダイバーシティの強力なシンボルとなっている。 自身が当事者であるとは限らずとも、一緒に働く全従業員が平等な権利かつ公正な待遇をされるための支持者として行動をしていくためのArcus Alliesプログラムもある。
HP:https://www.cliffordchance.com/about_us/inclusion-and-diversity/lgbt.html
株式会社Embedded Blue
アート、企画・制作事業を展開する企業。IT・金融業界を経験したビジネスサイドと、多様なスキルと創造性を有するクリエーターから構成される。ビジネス開発とクリエイティブスタジオ機能をもってアーティストを支援するアートエージェント事業や、アート企画をプロジェクトマネジメントとファイナンス面から支援し、企画・実現するアートプロジェクトマネジメント事業などを展開しつつ、”社会にアート・文化芸術活動に向かう新しいお金の流れを実装する”アートファイナンス事業を展開している。
【会社概要】
・会社名:株式会社 Embedded Blue / Embedded Blue Inc.
・所在地:東京都品川区小山1-8-11
・代表者:片岡奨
【事業内容】
・アート事業:ART AGENT(アーティストマネジメント/作品販売)
ART PROJECT MANAGEMENT(企画制作/開催)
ART FINANCE(資金調達計画/実行)
・制作事業:クリエイティブ制作事業
クリエイティブ総合監修
ブランディング企画制作・実行
コンテンツ企画制作(動画/画像データ/Web/パンフ/誌面 等)
Facebook :https://www.facebook.com/embeddedblue
Instagram :https://www.instagram.com/embedded_blue_inc/
gallery EMBED
EMBEDは株式会社Embedded Blueが運営するギャラリードメイン。アーティストのサポートから、ご紹介制での作品販売、個展・グループ展の企画開催、出展など、総合的に作家支援を実行してきたEmbedded Blueがアートの本質を適切に扱いつつも、新しい価値を創出していく挑戦を続けている。
Instagram: https://www.instagram.com/gallery_embed_/
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