ウクライナ戦争で飼い主と離れたペットたちへの支援を募るクラウドファンディングがスタート!
目的は大きく3つ。
・ペットシェルターへの支援
・現地の子供たちへ学習用PCを届ける
・病院への医療物資支援
WDRACは「支援する人を支援する」をテーマに、国際紛争によって被害を受けた地域の復旧・復興の支援をしたり、その地域から避難してきた人たちを支援している個人や団体を、日本から直接支援する市民コミュニティです。
ウクライナ国内で支援活動を行うサイモンとトラヴィスを支援
WDRACで支援している活動者たち(=アンサングヒーロー)のサイモンとトラヴィスはウクライナ国内へ物資の支援を行っているイギリス人とアメリカ人。今回のクラウドファンディングでは、彼らの活動を支援するものです。本プロジェクトで得た寄付は全て彼らが運営するNGO団体、Actions Beyond Words(=ABW)へ送られます。
Actions Beyond Words:https://www.actionsbeyondwords.net/
これまで彼らは、ポーランドとウクライナの国境とウクライナ国内で活動を行ってきました。ウクライナとの国境にあるポーランドの街・メディカでは、ウクライナから国外へ避難してきた人たちへの支援を行ったり、難民キャンプに泊まるためのテントや寝袋を用意したり、ウクライナにある人道支援のブースに医療品やおもちゃなどの物資を届けたりするなどを実施。昨年6月以降はウクライナ国内の病院や避難施設、戦争孤児が身を寄せる孤児院に物資を届け、戦禍にさらされている人々を支えてきました。
戦争の長期化を受け、困窮する支援活動
サイモンはロシアのウクライナ侵攻がはじまった当初からウクライナ国内へ入り支援を行ってきましたが、戦争が長引くにつれ活動資金の調達が困難になっています。ABWが現地で活動を共にすることもあった医療団体は活動資金をまかなうことが出来ず、今年の8月にウクライナでの支援を打ち切りました。
実際に開戦当初に比べ当団体への寄付も約10分の1に減少しました。
プロジェクトの目的は3つ
戦禍の激しい地域への医療支援、児童への学習支援、ペットの保護活動支援
今回のプロジェクトで集まった寄付は次の3つの活動に使われます。
①ドネツク州のクラマトルスクの病院への物資輸送
クラマトルスクはドネツク州の前線の西に位置する主要都市です。戦争が長引く中、退避できない民間人が数万人残されています。クラマトルスクでは現在も頻繁にウクライナ軍とロシア軍の攻撃が繰り返されており、医療物資が足りなくなっている状況です。今回のプロジェクトで得た寄付で医療物資の購入等を行い、クラマトルスクの医療をサポートします。
②キーウ近郊の学校にラップトップPCを輸送
ウクライナ国境の街、ポーランドのメディカにあるABWの拠点(ボランティア事務所と倉庫)には、世界各国からラップトップPCが寄せられています。戦禍に巻き込まれオンラインでの学習を強いられているウクライナの子どもたちにラップトップPCは欠かせません。しかし、燃料代の高騰や輸送中の安全確保の関係から輸送資金が不足しており、ラップトップPCを子どもたちに届けることができないという事態が起こっています。今回のプロジェクトで得た寄付でキーウ近郊に住む子どもたちの学習用ラップトップPCを輸送します。
③ハルキウ州のハルキウにペット関連の物資輸送
戦争での被害や影響を受けるのは人間だけではありません。飼い主が避難したことで置き去りになったり、飼い主が戦争の犠牲になったペットが多くいます。ハルキウのペットシェルターのオーナー、アントワンさんはペットを残して退避せざるを得ないハルキウ市民のペットを預かり、必要なケアを施しながら飼い主の帰りを待つ活動をしていますが、戦況に終わりは見えず預かるペットは増え必要物資が嵩む一方です。今回のプロジェクトで得た寄付でペット関連物資を購入し、戦禍に巻き込まれたペットたちの保護をサポートします。
目標金額は150万円、期間は10月12日~11月17日
WDRACでは、下記の3つの活動に伴う費用を今回のクラウドファンディングの目標として設定いたしました。
①ドネツク州のクラマトルスクの病院への物資輸送(5,000ドル約72万円)
②キーウ近郊の学校にラップトップPCを輸送(1500ドル約21万円)
③ハルキウ州のハルキウにペット関連の物資輸送(2500ドル約36万円)
内訳は下記になります。
ドネツク州のクラマトルスクの病院への物資輸送:5,000ドル約75万円
キーウ近郊の学校にラップトップPCを輸送:1500ドル約23万円
ハルキウ州のハルキウにペット関連の物資輸送:2500ドル約38万円
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計:150万円
10月12日~11月17日までの約1ヶ月で150万円*の寄付を集めることを目指します。
*為替換算・手数料を含む
詳細はクラウドファンディングページをご覧ください。
https://camp-fire.jp/projects/view/699472?utm_campaign=cp_share_c_msg_projects_show
一般社団法人戦災復興支援センター(略称:WDRAC)
2022年3月25日設立。「支援する人たちを支援する」が活動のテーマ。国際紛争による被害の復旧・復興や避難者を支援・サポートする個人や団体を直接支援することを目的にしている。公式HPhttps://wdrac.org/
寄付について
WDRACのサイトの寄付ページからクレジットカード等で寄付ができます。寄付の約7%を運営費とし、それ以外は全て支援対象者のもとに届けられます。
WDRACへの寄付は、今回のクラウドファウンディングスタイルのほかに、単発での寄付、または継続的に支援していただけるサブスクリプション寄付があります。また、「0円寄付」と言う、お金ではなく行動で支援する方法についてもHPに掲載しています。なお、WDRACでは、現地のニーズに見合った臨機応変な支援を重視していることから、物資の提供ではなく、資金の提供という形で支援者の活動を支援することに注力します。
現地の情報提供/支援対象者へのインタビューが可能
WDRACの支援対象者が撮影した写真や動画を提供できます。また、支援対象者へのインタビューも可能です。
WDRAC代表理事 長尾彰
WDRACの代表理事は長尾彰です。組織開発ファシリテーターとして事業開発やサービス開発、社内外との横断プロジェクトを通じた組織づくりに取り組んでいます。株式会社ナガオ考務店代表取締役、一般社団法人プロジェクト結コンソーシアム理事長、学校法人茂来学園大日向小学校の理事を兼任。著書は『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。』『宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話』(学研プラス)。
2011年3月、東日本大震災後に石巻市で子どもたちの放課後の学びと遊びの場づくりを展開する「日常支援」と子どもたちや地域の方を元気づけるイベントの企画・開催を展開する「非日常支援」を行う『 プロジェクト結(ゆい)コンソーシアム』の理事長として10年間に渡り復興支援活動に取り組みました。。また2012年4月から2016年3月までは復興庁政策調査官・政策参与として政府の復興支援に貢献しました。
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