ダボス会議認定の世界の若⼿リーダー⼩幡和輝⽒講演会を開催!10年間の不登校からつかんだ幸せを熱弁。
主催:特定非営利活動法人キリンこども応援団(大阪府泉佐野市、代表理事 水取博隆)
特定非営利活動法人キリンこども応援団(大阪府泉佐野市、代表理事 水取博隆)は、2022年11⽉12⽇(土)泉佐野市エブノ泉の森ホールにて、⼩幡和輝⽒の講演会を開催いたしました。講演会は総勢80名の不登校当事者の方、当事者家族、学校関係者、支援者が参加しました。小幡氏からは、不登校支援や教育問題「#不登校は不幸じゃない」というメッセージ等の多くの議題についてお話していただき、参加者も熱心に耳を傾けていました。
公演を聞かれている方は頷いていたり、驚いた表情をされていたりと、様々な反応でした。
【講演会で伝えられたこと】
・不登校は特別なことではなくなっている現状。
不登校の定義は年間30日以上学校に行っていない子どもを指すが、実際の学校に行っていない子どもは
とても多く、年々増えている。
子育てと共に、不登校の実態について知っていて欲しい。
・「学校に行きたくない」という、子どもの一言はSOS
この言葉を聞き逃すと心を閉ざし、話してもらえなくなる可能性がある。「学校にいきたくない」子どもにとっ
てすごく大きなこと一言であり、不登校の知識があれば、子どものSOSに気づくことが出来る。
・ 子ども達からの相談で一番多いのが、家族が理解してくれないという相談
小幡さんも不登校の中で一番つらかったのは、無理に学校に行っていた時とのことだった。
・「一緒にゲーム」は「親子でキャッチボール」に匹敵
「親子でキャッチボール」することは、現代においては「一緒にゲームすること」と同じで、親子のコミュニ
ケーションの一環となっている。
一緒に何かを楽しむということは、コミュニケーションを取りやすい事であり、子ども達はゲームをすること
で、一気に距離が近くなったり話しやすくなります。
・学校に向いてる・向いてない。 不登校に向いてる・向いてないがあるだけ
オンラインでの仕事で効率が上がる方は、指示に従うよりも、自分で考えることが向いてる。
いろいろな向き不向きがある。これからは自分で選んでいけると良い。
様々な話を通して、ご自身の経験や数値を用いて説明されるため説得力があり、皆さん集中して熱心に話を聞いていました。
【参加した方の感想】
・当事者の方の多くは、「勉強になった」「共感出来る」「不登校の考え方が変わった」等、経験者だからこそというお話に共感されていました。小幡さんの持つ前向きなエネルギーが伝わっているようなコメントも多数みられました。
・当事者家族の方は「親の関わり方の大切さを感じた」「子どもの好きに寄り添うようにしようと思った」「自信がついた」「勇気をもらった」「はげみになった」「ゲームを認めているつもりになっていた事に気づいた」「【学校にいかなくていい=さぼってよいではない】がささった」等、元気をもらったという声が多くみられました。
・学校関係者・支援者・それ以外の方は、「自分の認識を変えていくためのアップデートが出来た」「学校関係者として、子どもに寄り添った教育を提案していきたい」「子どもと向き合う時の幅(知識)が広がった」等、多くの気づきがあったという声をいただきました。
【#不登校は不幸じゃない】
学校にいかないと決めた子どもは、大きな一歩を踏み出しています。
ただ、当事者と当事者家族の方には、多くの不安と葛藤があります。
小幡さんも近くに自治体やフリースクールがあるなら、相談だけでもしたら良いと思うとおっしゃっていました。
特定非営利活動法人キリンこども応援団では、毎月第一金曜日、第三金曜日に「とびらで会おう」というお子様を対象にしたイベントを実施しています。(参加費無料 フリースクールキリンのとびらに通っていない方も参加できます! 時間は16:00から18:00)
又、保護者を対象に「親の会」は、2カ月に1回実施していて、次回は12月10日(土曜日)13:00から16:00を予定しています。
不登校のお子さんを持つ保護者の方の、お気持ちの共有や今抱えられてる問題の共有等を実施しています。
フリースクールについてのご相談も、お気軽にご連絡ください。
特定非営利活動法人キリンこども応援団 受付時間:平日10:00から16:00(072‐475-6364)
URL:https://kirin-npo.com/
【令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について】
令和4年10月27日(木) 文部科学省初等中等教育局児童生徒課調べ
・小・中学校における長期欠席者数 413,750 人(前年度 287,747 人)
・うち,不登校児童生徒数 244,940 人(前年度 196,127 人)
・在籍児童生徒に占める不登校児童生徒の割合 2.6%(前年度 2.0%)
https://www.mext.go.jp/content/20221021-mxt_jidou02-100002753_1.pdf
登壇者プロフィール
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小幡 和輝氏(おばた かずき)
1994年、和歌山県生まれ。約10年間の不登校を経験。当時は1日のほとんどをゲームに費やし、トータルのプレイ時間は30000時間を超える。
その後、定時制高校に入学。地域のために活動する同世代、社会人に影響を受け、高校3年で起業。様々なプロジェクトを立ち上げる。
2017年、47都道府県すべてから参加者を集めて、世界遺産の高野山で開催した「地方創生会議」がTwitterのトレンド1位を獲得。
その後、クラウドファンディングと連携した1億円規模の地方創生ファンド「NagomiShareFund」を設立し、地方創生の新しい仕組みを構築中。GlobalShapers(ダボス会議が認定する世界の若手リーダー)に選出。
<法人概要>
法人名:特定非営利活動法人キリンこども応援団
代表:代表理事 水取博隆
設立:令和3年10月26日
事業:子ども食堂事業(さのだい子ども食堂)、フリースクール事業(キリンのとびら)(オンラインフリースクールclulu)、フードパントリー(食材配布)事業等
※キリンの家は、日本財団「子ども第三の居場所」の助成を受けて運営しています
住所:〒598-0071 大阪府泉佐野市鶴原820-9
URL:https://kirin-npo.com/
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