「動物虐待について警察は動いてくれない」←このイメージ、変えていきます。どうぶつ弁護団 第2号・第3号告発事案「トラバサミ等のわな設置による被害猫たち」
この度、わな設置による虐待事案について、2件続けて告発状を提出しました(東京・大阪)。
Web窓口からの情報提供者、動物達のことを何とかしたいと思う皆様と一緒にどうぶつの感じた辛さ、痛さを代弁し、適切な処罰を求めていきます。
NPO法人どうぶつ弁護団としてのこの活動を続けるための、賛助会員も引き続き募集中です( https://bit.ly/3KwjD0a )
昨年末より情報提供を受け付けしているweb情報提供窓口からの通報が100件を超えました。
その内1割弱を占めるのが、「狩猟用のわなで猫が傷つけられた」という通報。
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2022年、動物愛護法違反で摘発 「166件」
先日、警察庁の統計が公表され、2022年の1年間の動物愛護法違反での摘発件数が出ました。「166件、189名」 と、2021年に次いで2番目に多い結果でした。
報道内容によると、内訳は、「遺棄」が74件、ネグレクトなどの「虐待」が49件、「殺傷」が43件。
以前に比べて多くの人々の意識が動物虐待に向き始め、警察などへの通報につながっていること、警察も動物虐待を決して軽微な犯罪とは捉えず、その取り締まりに尽力していることなどがうかがえます。
ただ、この数字は、実際に行われている動物虐待の一部にすぎず、まだまだ氷山の一角が見えているレベルではないかと思われます。
そしてそのほんの一角の中から見えてきた下記2件の事案につき、どうぶつ弁護団として告発状を提出しました。
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第2、第3の告発状提出
第1号事案に続き、情報の精査・証拠整理が段階的に終了した2件について、2023年3月及び同年4月,新たに管轄警察署へ告発状を提出し、受理されました。いずれも、動物愛護管理法第44条1項、動物殺傷罪での告発です。
今後、犯人が特定され処罰を受けることとなれば、「5年以下の懲役又は5百万円以下の罰金」を科される可能性があります。
「どうぶつの感じた辛さ、痛さを代弁し、適切な処罰を求める」
「通報者の想いに応え、みなで日本で生きる動物たちのQOLを考える」
そうして前例を積み上げていくことが、動物虐待を軽視せず、動物と人にやさしい社会の形成に重要なポイントだと考えます。
今回の2件の詳細です。
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年間5,000円のご支援で、情報提供者からの想い、どうぶつ達の想いを形にしていきませんか?
どうぶつ弁護団の活動は、まだ始まったばかりです。
多くの方からの情報提供を受け、1件1件のすべてに目を通しています。
告発に向けて動いていくには、その精査も必要で時間もかかります。ただ、タイムリーに動くべきケースもあることも承知しています。
今のところ猫の被害事例の告発が続いていますが、それ以外の動物に対する虐待についても、可能な限り取り上げていきたいと考えています。
そして、何より継続的に告発をおこなっていける体制をつくるための財源確保も必要です。
皆様からのご支援をどうかよろしくお願いいたします。
ご入会はこちら
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「GOEN入会申込ページ
どうぶつ弁護団
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特定非営利活動法人 どうぶつ弁護団について
当法人のMission(理念)
「動物虐待の予防によって、人と動物にやさしい社会を目指します」
法人概要
弁護士と獣医師から構成されるNPO法人
法人名
特定非営利活動法人どうぶつ弁護団
本社所在地
兵庫県伊丹市西台1丁目2ー11 C-3ビル5階 春名・田中・細川法律事務所内
理事長
細川 敦史
設立
2022年9月
事業内容
・動物虐待に対し、適切な処分がなされるように求める
・動物取扱業者による動物虐待に対し、行政処分を含む適切な対応がなされるように求める
・動物愛護への理解を深めるための普及啓発、調査及び研究
・動物関係法令等に対する提言
・関係諸機関との情報交換
URL https://animal-dt.org
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