認定NPO法人REALE WORLDの社会貢献プロジェクトにJUNSHIN SPORTS CLUBが参加
認定NPO法人REALE WORLDのワールドフレンズプロジェクトとコーヒープロジェクトに参加し、JUNSHIN SPORTS CLUBの中学生選手たちが社会貢献活動を体験
■サッカーを通した社会貢献活動参加への機会を提供
認定NPO法人REALE WORLDでは、サッカーを通した社会貢献活動参加の機会をより多くの人に提供するために、ワールドフレンズプロジェクトや、コーヒープロジェクトを展開しています。
ワールドフレンズプロジェクトは、寄付を通して日本と途上国の子どもたちの心の成長と交流を育むことを目的とし、これまでもネパール、ケニア、エチオピアなどの子どもたちに、2000足以上のシューズや、数多くのサッカーボールやユニフォームなどを届けてきました。
また、途上国に寄付品をお届けする費用を生み出し、同時にネパールの雇用拡充を図るネパール産コーヒーの輸入販売をするコーヒープロジェクトにも取り組んできました。
2015年にNPO法人を設立する以前から、多くの個人の方々や団体、企業にご参加いただいていましたが、今回ワールドフレンズプロジェクトとコーヒープロジェクトに、JUNSHIN SPORTS CLUB(静岡県藤枝市・代表/渡邉亜紀さん)の女子中学生選手たちが参加してくださいました。
■寄付を学びに!勉強会を開催し、寄付先の国やフェアトレードへの関心を高める
単なるモノの支援ではなく、寄付を学びにしてほしいという思いから、レアーレワールドでは、寄付をきっかけに、途上国の現状や暮らし、フェアトレードなどについての関心を高めてもらうために、講師を派遣しています。
今回はJUNSHIN SPORTS CLUBの卒業生の中に、国際協力やフェアトレードについて大学で学び、社会貢献活動に積極的に参加している先輩がいらっしゃったため、勉強会についてはお任せする形となりましたが、寄付先について関心を持つことはとても重要なこと。
支援物資を途上国に届ける活動は多くの団体が行っていますが、ワールドフレンズプロジェクトではモノによる支援をする以上に、
・社会貢献活動に参加するきっかけ
・世界には、自分とは異なる環境や文化で暮らしている人々がいることを知り、視野を広げるきっかけ
・モノがあること、環境が整っていることは当たり前でないことを知り、感謝の気持ちや、厳しい環境の中で生きている途上国の子どもたちを応援する気持ちを育む機会
をより多くの日本の青少年に提供したいと考えて活動しています。
■試行錯誤しながらコーヒー販売にチャレンジした選手たち
寄付品を途上国に届けるまでには、多くの費用がかかります。段ボール一箱をネパールに送れば2~3万円はかかりますし、アフリカならば6~7万円。その上、現地で受け取るためには関税も払わねばなりません。
自分たちで運ぶにしても国際線の飛行機代、そして、現地でも、お届けする地域へ向かうには交通費や滞在費がかかります。
そこで、ワールドフレンズプロジェクトでは、ご寄付いただくみなさまに、お届けする費用の一部を支援していただくようにお願いしています。
お届け費用の支援方法としては、寄付金という形もありますが、レアーレワールドのコーヒープロジェクトで販売しているコーヒーを購入いただくという方法もご提案させていただいており、今回、JUNSHIN SPORTS CLUBの選手たちがコーヒー販売にチャレンジしてくれました。
昨年12月30日に行われたJUNSHIN SPORTS CLUB年末交流会で、コーヒープロジェクトで販売しているヒムカフェドリップパックのブースを設けてくれたのですが、すべて選手たちが自分で考えて実施。
何度もミーティングを重ね、どのようにアピールすれば購入いただけるか、どんな看板を出すのか、どのように告知するのか、試行錯誤しながら、子どもたち自身で考え、ブースを作り上げてくれました。
■日本と途上国の子どもたちの交流の橋渡し
2024年2月10日、勉強会やコーヒー販売を経て、JUNSHIN SPORTS CLUBの選手たちの手によって梱包されたユニフォームが、レアーレワールドのスタッフに手渡されました。
勉強会やコーヒー販売を通してネパールについて学んだことの成果が、今回ご寄付いただいたユニフォームに現れており、ユニフォームは一枚ずつ丁寧にたたまれており、それぞれにネパール語と英語で手書きのメッセージが添えられていました。
パッキング作業は、冬休みを利用して、JUNSHIN SPORTS CLUBの選手たちみんなで行ったとのこと。
どうしたら受け取った人に喜んでもらえるかをみんなで考え話し合い、勉強会でお話をしてくれた卒業生から簡単なネパール語を教えてもらい、ネパール語と英語での手書きのメッセージを入れることになったそうです。
今回いただいたユニフォームは、レアーレワールドの手で、ネパールの子どもたちに届けさせていいただきますが、単にユニフォームを届けるだけではなく、ユニフォームを受け取った子どもたちにメッセージを書いてもらい、JUNSHIN SPORTS CLUBの選手たちに届けたいと考えています。
遠く離れた日本から自分たちを応援してくれている子どもたちがいることを知ることは、途上国の子どもたちにとって大きな励みとなるに違いありません。
そうしたささやかな交流が、子どもたちが変化する大きなきっかけとなることを、私たちはこれまで多く見てきました。
寄付をきっかけとして、日本と途上国の子どもたちの交流の橋渡しをするのが、レアーレワールドのワールドフレンズプロジェクトの大切な役目であると、私たちは考えます。
■寄付という小さなアクションを、大きく心を動かすものに変換するのがレアーレワールドの役目
寄付という一つのアクションから、今まで知らなかった国について興味が湧き、フェアトレードについて知り、世界の貧困の問題に関心を持つことができ、コーヒーを販売するというアクションに繋がり、販売するには工夫が必要と知り、買ってくれたことへの感謝の気持ちがわく。
さらに、寄付した品が、途上国の子どもたちに届けられ、彼らからのメッセージや変化の様子が返ってくることで、見知らぬ子どもたちとの交流が生まれる。
寄付という小さなアクションを、より大きく心を動かすものに変換するのがレアーレワールドという場です。
レアーレワールドがNPO法人となる以前より、20年間続けているすべての活動の芯にあるのは、『一人一人が変化すれば、社会は変化する』という想いです。
ワールドフレンズプロジェクトや、コーヒープロジェクトは、社会貢献活動に気軽に参加していただける場であり、日本の日々の暮らしからは得ることができない、新しい気づきや学びを得て、人々が変化する機会を提供する場。
日本中から届けられる寄付の品を管理し、途上国に送り、私たち自身も現地に足を運び、子どもたちに品を届け、その報告をする。
それには、手間も時間もかかりますが、そこまで徹底してやるからこそ、参加した人の変化につながり、寄付を意味あるものにできると考えています。
■寄付を学びに!ワールドフレンズプロジェクト×コーヒープロジェクトにぜひご参加ください。
今回、JUNSHIN SPORTS CLUB代表の渡邉さんからは、レアーレワールドのワールドフレンズプロジェクトとコーヒープロジェクトに参加した感想をいただきました。
「レアーレワールドの活動の中に、まだ使用可能なスパイクやユニフォーム等をネパールに寄付するというプロジェクトがあるのを知り、ちょうど夏に部室を整理した時、卒業生達が着用していた公式戦ユニフォームが保管してあったので、それをネパールで再活用してもらおうと思い、連絡したことから今回の活動がスタートしました。勉強会や、コーヒー販売などを経て、2月10日にお届けさせていただきましたが、改めて本当に素晴らしい学びと貴重な機会をいただいたことに、選手、卒業生、スタッフを代表して心より感謝申し上げます」(渡邉さん)
レアーレワールドでは、ワールドフレンズプロジェクトやコーヒープロジェクトを、ぜひ、より多くの方々に、学びの場として活用いただきたいと考えています。
寄付をきっかけに、途上国についてやフェアトレードについて学んだり、途上国の青少年と交流を深めたり、モノを販売することの難しさや面白さを体験できる機会をより多くの人にお届けできるよう、レアーレワールドのスタッフがしっかりとサポートさせていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
※ワールドフレンズプロジェクトについてはこちらをご覧ください。
https://realeworld.com/project/world-frends-project/
※コーヒープロジェクトについてはこちらをご覧ください。
https://realeworld.com/project/coffee-project/
【お問い合わせ先】
認定NPO法人REALE WORLD
事務局 宮本
静岡県伊東市富戸1317番地5030
TEL:0557-51-5227
FAX:0557-52-4240
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