Apex.AI CEO ヤン・ベッカーが MotorTrend より「SDVイノベータ・パイオニア賞」を受賞
新しい車載ソフトウェアの研究、開発、応用を通じてSDV分野で新境地を開拓した個人を表彰するパイオニア賞
ラスベガス・CES発ーApex.AI のCEOであるヤン・ベッカー(Jan Becker)は、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)にて開催された第2回SDVイノベータ・アワードで、名誉ある「パイオニア賞」(SDV Pioneer Award)を受賞しました。これは、新しい車載ソフトウェアの研究、開発、応用を通じてSDV分野で新境地を開拓した個人を表彰するものです。
Apex.AI は、多くのモビリティ・アプリケーション向けに安全認証を受けたスケーラブルなミドルウェアソリューションを開発し、 ソフトウェア定義型車両やソフトウェア定義型モビリティへの迅速な移行を可能にしています。
「ヤン・ベッカーは、この業界における、あらゆる意味で真のパイオニアです」と、MotorTrend Groupの編集長であるエド・ロー(Ed Loh)は話しています。「彼と彼の率いる Apex.AI は、ソフトウェア定義型車両への移行をけん引しています。ヤンのリーダーシップの下、Apex.AI は、多くのモビリティ・アプリケーション向けに画期的で拡張可能なソフトウェアソリューションの開発を続けています。MotorTrendは、ヤンがソフトウェア業界のリーダーであり、スタンフォード大学の講師も務めるだけでなく、クラシックカーにも情熱を注いでいることを大変気に入っています。彼はデジタルとアナログの交差点を体現し、今日の業界の状況を象徴しています。」
過去25年間、ベッカーは自動運転、ロボティクスシステム開発、ソフトウェア定義型車両の実現に貢献してきました。SAE自動運転レベル[i]の原著者の1人であるベッカーは、50件以上の自動車に関する特許を保有しています。自動運転車とオートモーティブ・ソフトウェアに関する彼の研究と学術論文は、何千もの引用があります。
ベッカーは、すべての自動車メーカーがソフトウェア定義型車両(SDV)に迅速に移行し、より安全で便利、かつ効率的なモビリティ・ソリューションを提供できるようにするために、Apex.AI を設立しました。
表彰を受けたベッカーは次のように述べています。「Apex.AI のチーム全体を代表して、このような表彰をいただき光栄に思います。私たちの仕事が、世界最大のオートモーティブ・メディアグループとこの分野における専門家に認められたことを特に嬉しく思います。弊社の使命は、ソフトウェア定義型車両およびモビリティへの迅速な移行を可能にすることで、モビリティの安全性、効率性、利便性の向上を支援することです。」
ベッカーは、ボッシュ・ノース・アメリカの自動運転部門の元責任者です。2007年にはDARPA Urban Challengeのスタンフォード大学チームのメンバーであり、2010年からはスタンフォード大学で自動運転車と運転支援に関する講義を行い、何百人もの学生に自動車関連技術、車両の自動化、ソフトウェア定義型車両を紹介しています。
2016年にはホワイトハウスに招かれ、自動運転車の技術や政策ガイダンスについて議論し、同年、オートモーティブ・ニュース誌の「自動運転ムーブメントを牽引する60人」のトップの1人に選ばれました。
Apex.AI のお客様事例には、次のようなものがあります。
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MOIA: フォルクスワーゲングループ傘下でライドプーリングサービスをてんかいする「MOIA」向けに、自律走行「VWID Buzz」の乗客管理システムを独自開発。
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AGCO: Apex.AIは、AGCO(農業機械と精密農業技術の設計、製造、販売のグローバルリーダー)が研究開発の期間を短縮し、高度に自動化された農業の未来に向けたスマート農業ソリューションの提供を支援。
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クローネ社 と レムケン社: Apex.AI は、農業機械と精密農業技術のメーカーである クローネ社(KRONE) と、耕作、播種、持続可能な植物の管理のための革新的な機械を製造する会社であるレムケン社 (LEMKEN) と共同で、量産可能な自律走行型農業システムの開発を支援しています。「Combined Powers」コンセプト車両は、耕うん、耕作、播種、刈り取り、旋回、帯状移動が可能なスマートシステムとして機能する自律走行ユニットです。両社は現在、Apex.AIのソフトウェア開発キット(SDK)を活用して、コンセプトキャリア車両をプロトタイプ段階から量産に移行しています。
ヤン・ベッカーは、Apex.AI, Inc. の社長兼 CEO 兼共同創設者です。また、ドイツの子会社である Apex.AI GmbHのマネージングディレクターも務めています。
Apex.AI を設立する前は、ファラデー・フューチャーの自動運転担当シニアディレクター、北米のロバート・ボッシュLLCで自動運転担当のディレクターを務めていました。また、米国カリフォルニア州パロアルトのボッシュ・リサーチ&テクノロジー・センターで主任エンジニアを務めた経験もあります。
2010年からは、スタンフォード大学で自動運転車と運転支援に関する講師を務めています。それ以前は、同大学の人工知能研究所の客員研究員であり、2007年のDARPA Urban Challengeではスタンフォード大レーシングチームのメンバーでした。
2018 年に Autoware Foundation を共同設立し、2020 年まで同財団の理事を務めました。2019年には、MARELLIの外部諮問委員会のメンバーに任命され、取締役会にて戦略的アドバイスを提供しています。
ドイツのブラウンシュヴァイク工科大学で制御工学の博士号を、米国ニューヨーク州立大学バッファロー校で機械・航空宇宙工学の修士号を、ドイツのダルムシュタット工科大学で電気工学の修士号を取得しています。
Apex.AI について
Apex.AI は、機能安全認証を取得したベース・ソフトウェアのグローバルな開発企業であり、ソフトウェア定義型車両(SDV)およびモビリティへの迅速な移行を可能にします。同社のソフトウェア製品は、ROSやEclipse iceoryxなどの実績のあるオープンソースソフトウェアをベースにしています。独自のプロセスにより、機能安全、リアルタイム決定性、完璧な性能など、商用アプリケーションやセーフティクリティカルなアプリケーションをサポートするために必要なものが追加されています。同社の主力製品は、車載グレードのリアルタイムで信頼性の高いソフトウェア開発キットであるApex.Graceです。Apex.AIの本社は米国カリフォルニア州パロアルトにあり、ベルリン、ミュンヘン、ドイツのシュトゥットガルト、スウェーデンのヨーテボリ、日本の東京、韓国のパンギョにオフィスを構えています。現在までに、Apex.AI は以下の企業を含むAGCO、エアバス・ベンチャーズ、カナン、コンチネンタルAG、ダイムラートラック、HELLA Ventures(ヘラ・ベンチャーズ)、ジャガー・ランドローバーのInMotion Ventures(インモーション・ベンチャーズ)、Lightspeed、オリリオン、トヨタ・ベンチャーズ、ボルボ・グループ・ベンチャー・キャピタル、ZFなど世界クラスのベンチャー投資家、金融投資家、戦略的投資家から7,500万米ドル以上を調達しています。日本語のメディアキットはこちら。
[i] SAE International(Society of Automotive Engineers)によって策定され自動運転の程度を表すための標準化された分類体系。自動運転車の能力に基づいて5つのレベルに分けられています。
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