能登半島地震後の浅海底地形データ取得に成功 地震後初となる能登半島北岸三次元地形調査の実施
株式会社ワールドスキャンプロジェクト(本社:東京都新宿区、代表取締役:上瀧良平、以下「WSP」)と九州大学浅海底フロンティア研究センター 菅 浩伸センター長らの共同研究チームは、能登半島地震による沿岸浅海域の地形変化に対して三次元地形調査を行いました。
今年1月に発生した能登半島地震により、能登半島北岸は大きく隆起しましたが、これまでに実施された海域調査では沿岸浅海域の三次元地形調査は行われていませんでした。
WSPと菅センター長らの共同研究グループは、能登半島地震後初めてとなる沿岸浅海域の三次元地形調査を開始し、マルチビーム音響測深機を用いた沿岸浅海底地形の詳細な三次元地形データ取得に成功しました。取得した三次元地形データより、能登半島地震で新たにできた可能性がある、高低差3~4メートルの段差を海底に断続的に確認しました。
また、WSP が開発した新型磁界センサ『JIKAI』を用いた磁力データ実証実験も実施しており、今後さまざまな調査へ『JIKAI』の導入を予定しています。
今後は、取得したデータの詳細な解析を行い、能登半島地震を引き起こした海底活断層を可視化や地震による海底地形への影響の調査を進めていきます。
また、港周辺における安全な航路を確保するために、三次元測量結果を基にした暫定的な海底地形情報を周辺地域へ提供予定です。
【調査詳細】
期間:
2024年4月27日(土)~5月5日(日)
調査場所:
1.輪島港周辺<航路および漁場探査>
2.名舟海岸沖<活断層探査>
3.竜ケ崎と大尖岩の間 <活断層探査>
4.大谷町/片岩町の沖 <活断層探査>
共同研究者:
九州大学 菅 浩伸 教授(地形学)
金沢大学 青木 賢人 准教授(災害地形学)
広島大学 後藤 秀昭 教授(変動地形学)
<株式会社ワールドスキャンプロジェクト概要>
代表者:代表取締役 上瀧 良平
設立:2020年1月22日
所在地:東京都新宿区西早稲田2-18-23
主な事業:ロボット・ドローン、センサ、Web3インフラ、汎用IoT端末、その他関連製品の研究開発・
設計・製造・販売・輸出
共同研究:九州大学、名古屋大学、東京大学
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