花王社会起業塾2023にNPO法人第3の家族が採択されました
花王グループの若手社会起業家の育成を支援するプログラム「花王社会起業塾」に、第3の家族が採択されました。「豊かな共⽣世界を実現する事業」をテーマに募集し、約6か⽉間の伴⾛⽀援プログラムを⾏われます。
約6ヶ⽉間のプログラムの中で、経営者として必要なマインド・視点・考え⽅を、メンター・先輩起業家・花王グループ社員の⽅々から学びます。
花王社会起業塾
花王グループは、「豊かな共生世界の実現」をパーパスに、若手社会起業家の育成支援を通じ、次世代を育む人づくりと新しい社会的価値の創造に寄与してまいります。2010年より「社会起業塾イニシアティブ」に参画し、「花王社会起業塾」としてこれまでに38団体の育成に取り組んできました。
花王社会起業塾 WEBサイト:https://www.kao.com/jp/sustainability/society/community/entrepreneurship-school/
社会起業塾イニシアティブとは
「社会起業家の登竜門」と呼ばれている日本で最も歴史のある社会起業家育成プログラム。
社会課題の解決や新たな価値創造を目指す次世代の起業家が互いに切磋琢磨する環境を整えることを通じて、その成長を後押しすることを目的としています。21年間で148名の起業家を輩出し、起業家と企業が互いの境界を越えて協働し、貢献し合う文化を育んできました。
本プログラムには、卒塾生をはじめとした社会起業家、メンター、コーディネーター、事務局、パートナー企業・団体の5つのアクターが存在します。それぞれが自分たちの持つ強みや特性を生かして、社会起業家を支援しています。また起業家同士や、起業家とパートナー企業との協働事例も生まれており、新たな価値を提供しています。
社会起業塾イニシアティブ WEBサイト: https://kigyojuku.etic.or.jp/
メンター
今井 悠介 氏/公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン 代表理事
1986年生まれ。神戸市出身。小学生の頃に阪神・淡路大震災を経験。大学在学中に、学生主体の教育NPO・ブレーンヒューマニティーと出会い、子ども・若者の体験活動や不登校生徒の支援事業に携わる。卒業後、株式会社公文教育研究会(KUMON)に入社し、子どもの学習指導や学習教室のコンサルティング業務に従事。東日本大震災を契機に、学生時代の仲間とチャンス・フォー・チルドレンを設立し、代表理事に就任。日本国内の教育格差を解消するため、スタディクーポン提供事業を展開。多様な学びの機会を全ての子どもたちに提供できるよう、全国の自治体・NPO・民間教育事業者と連携して取り組んでいる。2013年花王社会起業塾生。
大西 連 氏/認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい 理事長
1987年、東京うまれ。2010年頃よりボランティアとして路上生活者支援に関りはじめ、〈もやい〉に2012年からスタッフとして参画し、2014年に理事長就任。〈もやい〉以外に、新宿の路上でホームレスの人などへの支援活動をおこなう「新宿ごはんプラス」の共同代表、自殺予防の相談支援活動である社会福祉法人いのちの電話の理事などをつとめる。また、政府のSDGs(持続可能な開発目標)推進円卓会議の構成員、同じく政府のSDGsアワードの審査員もつとめている。
2021年6月より内閣官房孤独孤立対策担当室政策参与に就任し、政府の孤独・孤立対策の政策立案にも携わる。著書に『すぐそばにある「貧困」』(2015年ポプラ社)、『絶望しないための貧困学』(2019年ポプラ社)
小野 邦彦 氏/株式会社坂ノ途中 代表取締役
1983年奈良県生まれ。京都大学総合人間学部では文化人類学を専
攻。外資系金融機関での「修行期間」を経て、2009年、株式会社坂ノ途中を設立。「100年先もつづく、農業を」というメッセージを掲げ、農薬や化学肥料不使用で栽培された農産物の販売を行っている。提携農業者の約9割が新規就農者。少量不安定な生産でも品質が高ければ適正な価格で販売できる仕組みを構築することで、環境負荷の小さい農業を実践する農業者の増加を目指す。その他、東南ア ジアの山間地域で高品質なコーヒーを栽培することで森林保全と山間地での所得確保の両立を目指す「海ノ向こうコーヒー」を展開。2009年NEC社会起業塾生。
甲田 恵子 氏/株式会社AsMama 代表取締役社長
関西外大卒業後、環境事業団(現独立行政法人環境再生保全機構)にて役員秘書と国際協力室を併任。2000年ニフティ株式会社に転職し、海外事業部の立ち上げ及び渉外を担当。在職時にビジネスモデル特許を多数発案。2005年4月に長女を出産し、翌年4月の復職後は、上場・IR主担当を拝命。2007年にベンチャー投資会社ngi group株式会社(現ユナイテッド株式会社)に転職し、広報・IR室長に就任。会社都合で2009年に同社を退社。「一人ひとりがライフステージに応じて、頼ったり支えたりすることで自己実現できる社会の仕組みを創ろう」と全国から同志を募り、同年11月、AsMamaを創業し代表取締役社長就任(現任)。2016年、一般社団法人シェアリングエコノミー協会理事就任(現任)。著書に「ワンコインの子育てシェアが社会を変える!」「子育ては頼っていいんです~共育て共育ち白書」がある。2010年横浜社会起業塾生。
竹内 弓乃 氏/特定非営利活動法人ADDS 共同代表(理事)
2007年慶應義塾大学文学部心理学専攻卒業、同大学大学院社会学研究科心理学専攻修士課程修了、横浜国立大学大学院学校教育臨床専攻臨床心理学コース修士課程修了。ある自閉症児とその家族との出会いをきっかけに学生セラピストの活動を始め、大学院にて臨床研究を重ねる傍ら、2009年ADDS設立。親子向け療育プログラムや支援者研修プログラム、事業者向けカリキュラム構成システムの開発などに携わる。国立研究開発法人科学技術振興機構社会技術研究開発センター(JST-RISTEX)「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(SOLVE for SDGs)」プログラムアドバイザー。NHK「でこぼこポン!」番組委員。
土屋 有 氏/国立大学法人宮崎大学 地域資源創成学部 准教授
宮崎県都城市生まれ。上場企業など複数の企業において事業開発担当等の経営役員を歴任。2013年宮崎へUターン。地元企業取締役としてソーシャルビジネス立ち上げ、事業収益化・成長・EXITに貢献。2015年より大学教員。専門はマーケティング、アントレプレナーシップ、ソーシャルイノベーション。研究テーマは地域課題・社会課題に対してのマーケティングアプローチ、地域におけるアントレプレナーシップ醸成と支援モデル。
(順不同・敬称略)
代表奥村からのコメント
この度は、花王社会起業塾に採択していただき誠にありがとうございます。このような貴重な機会をいただけたこと、大変嬉しく思います。「家庭環境問題のはざま」はとても見えにくい問題ですが、花王様、ETIC.様に興味を持っていただけたことは、この業界にとっても私にとっても希望です。
私個人のメンタリングはもちろん、「どうすれば家庭環境問題のはざまで悩んでいる少年少女が、自分の居場所を見つけられるのか」考え続ける6ヶ月間にしたいと思います。プログラム終了後、第3の家族がどのようになっているのか楽しみです。
第3の家族とは
【対象】家庭環境問題のはざま(虐待まではいかないグレーゾーン)で悩む小学生〜大学生
【コンセプト】寄り添わない支援で、家庭環境に悩むはざまの少年少女が「自分の居場所は他にもある」と思えるように
【サービス】情報サイト「nigeruno」(https://nigeruno.gedokun.com/)、調査事業「家庭環境データ」(https://daisan-kazoku.com/)、掲示板「gedokun」(https://gedokun.com/)、コミュニティ「第3の部活」(https://scrapbox.io/daisan/)
【活動拠点】全国(オンライン)・東京・神奈川
【設立日】2023年3月23日
【代表】奥村春香
【受賞歴】Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023・グッドデザイン・ニューホープ賞2022 最優秀賞
【コーポレートサイト】https://daisan-kazoku.net
本件に関するお問い合わせ先
NPO法人第3の家族
問い合わせ:info@daisan-kazoku.net
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