ゲイツ財団、グローバルヘルスをエンパワーするイベント「Hope Begins with Health」を開催
〜世界中の子どもたちが生まれた場所に関わらず、健やかで実りある人生を歩むために〜 日本の若手活動家、インフルエンサー、文化人、財政界のリーダーなど、いまと未来を担うキーパーソンが集結

ゲイツ財団は今年で25周年を迎える節目のタイミングであり、今年5月には「今後20年間で2,000億ドルを拠出」することを発表しました。母子保健の重要性と感染症の脅威に対する国際的な協力が重要な局面で、これまで日本がグローバルヘルス(国際保健)分野で発揮してきたリーダーシップに敬意を示すとともに、国際社会の安定と持続可能な発展に継続的に貢献していくことを期待します。
ゲイツ財団の議長を務めるビル・ゲイツは、横浜で開催されるTICAD9(第9回アフリカ開発会議)に先駆けて、8月18日(月)に来日。グローバルヘルスという地球規模の喫緊の課題について、日本のステークホルダーと議論し発信しました。

本イベントは、子どもたちが生まれた場所に関わらず、健やかで実りある人生を歩むことができる未来のために、ともに大きな一歩を踏み出す機会として開催されました。日本の若手活動家、インフルエンサー、文化人、財政界のリーダーなど、いまと未来を担うキーパーソンが一堂に会し、それぞれの視点で考えるグローバルヘルスを発信・表現する場となりました。
ビル・ゲイツ ゲイツ財団 議長によるスピーチ

25年前のゲイツ財団設立以来、各国の協力によりグローバルヘルス分野に投資し、世界は致命的な病気のいくつかに打ち勝つとともに、5歳未満の子どものの死亡数を年間1,000万人から500万人未満へと半減させ、大きな進歩を遂げました。この進歩の時代を築くうえで、日本のリーダーシップは欠かせませんでした。
しかし、各国政府からの資金の削減により、子どもの死亡数がはじめて増加に転じる可能性があります。こうした流れを食い止めるため、私は今年5月に「今後20年間で2,000億ドルを拠出」することを発表しました。子どもと母親の予防可能な死をなくし、感染症と闘い、貧困から人々を救うこと目的としています。
世界を再び正しい軌道に戻すには、私たちひとりひとりの行動と声をあげることが不可欠です。
ビル・ゲイツ ゲイツ財団 議長
ビル・ゲイツとアーティストAIさんが語るグローバルヘルス
アーティスト AIさんが登壇し、ビル・ゲイツ議長とともにハリー杉山さんのモデレートによるトークセッションを行いました。AIさんは、力強い歌声と“前へ進む力”を与える歌詞で多くの人々に勇気と希望を届け、音楽活動のみならず多彩な社会貢献活動にも取り組んでいます。2児の母でもあるAIさんは、
6歳と9歳の子どもがいて、毎日大変。でもよく考えると、子どもが健康なだけで本当に幸せなこと。今の世界をみると、日々平和に過ごせることの大切さを感じます。子どもたちが成長したときにも、こうやって平和に座って話せることができることを願います。
アーティスト AIさん
とご自身の体験に加え、子どもやエンターテインメントが社会にもたらす力について語りました。

ビル・ゲイツは、
日本には、お互いを尊重しあうという模範的な文化があります。私たちは『寛容』の価値観に基づいたイノベーションを活かすことで貢献することができます。寛容であることは個人のレベルでも、国単位でも強化していくべきです。
私はまだ、世界の未来に希望をもっています。今、あらゆる混乱、苦難に直面していますが、私たちはこの先の20年でも進歩を遂げられると考えています。
ビル・ゲイツ ゲイツ財団 議長
と、日本への敬意と未来への希望を語りました。
林芳正 内閣官房長官が登壇
林芳正内閣官房長官は登壇し、日本が一貫してユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の推進に取り組み、人間の安全保障の理念に基づき、連帯が求められる分野における国際的な努力を牽引していく決意を表明しました。

新型コロナウイルスのパンデミックを振り返り、林官房長官は次のように述べました。
パンデミックを未然に防ぎ、備え、対応する力を強化するとともに、グローバルヘルスの枠組みを発展させ、UHCの実現につながる、より強靭で持続可能な保健システムを構築していく必要があります。
さらに、20日(水)から開催される第9回アフリカ開発会議(TICAD9)に際し、
グローバル・ヘルスに関する日本からの提案はまさに、このイベントのタイトル『Hope Begins with Health』の精神に合致するものです。持続可能な保健システム構築に向けて、アフリカ各国のイニシアティブとオーナーシップに基づき、保健システムへの投資を促すことから始まります。
林芳正 内閣官房長官
平原綾香さんが「Jupiter」を披露
平原綾香さんは、2015年に代表曲「Jupiter」にちなんで「Jupiter基金」を設立し、コンサートやチャリティイベントを通じて集まった支援金を、未来を担う世代の笑顔と可能性を守る活動に活用してきています。今回のイベントでは、世界の人々の命と健康への願いを込めて「Jupiter」を披露しました。

グローバルヘルスの体験や想いを語るスピーチ
EXILE TETSUYAさん、若手活動家 片桐さんが、海外でみたグローバルヘルスの実態や、世界に目を向けた人の命の尊さなど、それぞれの経験談やビジョンを発信しました。


ゲイツ財団のこれまでの活動を表現したアニメ映像制作を発表
今年25周年を迎えるゲイツ財団は、これまでのグローバルヘルスにおける人類の進歩を祝うアニメーション映像を、日本のアニメスタジオ「A1 Pictures」と制作しています。ゲイツ財団で初めて制作されるこのアニメ映像は、年内に公開予定です。

「あなたとグローバルヘルス」のメッセージ集






AI
PEACE to the WORLD 愛を広げて
相川 七瀬
1人じゃない いつもあなたを支える人が側にいる
アンミカ
この泥にこそ咲け蓮の花・和合
小野 隆
Being healthy is Essential for happier life
片桐 碧海
Leave no CHILD left behind
金子 洋介
DRONE & AI AGAINST MALARIA
加茂 倫明
研究の力を、グローバルヘルスの力に。
加留部 淳
With Africa For Africa
クララ・ブラン
Global health is a shared responsibility
佐俣 アンリ
一隅を照らす Lighting up a corner
伊達 公子
健康こそ未来を照らす光
辻 庸介
Care for ALL
土屋 アンナ
この地球は命の宝庫 子供達の笑顔の為に大人達がいる。
まず、知ることから始めよう。全てに感謝
TETSUYA
”Dreams for Children”
中谷 比呂樹
Together We beat NTD
中田 英寿
The Future Must Be a Dream for Everyone
野口 聡一
No Borders seen from space !
樋口 泰行
EVERY LIFE MATTERS
久田 哲史
Bring in the desirable future closer
平原 綾香
Love in every note. Love in every heartbeat.
奏でる音すべてに愛を 奏でる胸の鼓動すべてに愛を
藤沢 久美
ALL GIVE, ALL GAIN
程 近智
AI for HEALTH !
真坂 晃之
Fighting Neglected Tropical Diseases, Leaving No One Behind !
南 壮一郎
One Healthy World !
八嶋 浩一
Happiness and Health for all
山田 進太郎
Healthy futures for all
吉村 英毅
A healthy life unlocks the freedom to choose
Marty Friedman
けんこうなければなにもない。
Is there really anything more important, or more precious than health?
Happiness makes health. Health makes happiness.
Bill Gates
Every life has equal value.

ゲイツ財団について
ゲイツ財団は、「すべての命は平等に価値がある」という信念に基づき、すべての人々が健康で生産的な生活を送れるよう支援しています。開発途上国では、パートナーと協力して、人々が自らの未来を切り拓き、可能性を最大限に発揮できるよう、インパクトのある解決策を創出しています。米国では、すべての人々、特に最も貧しい人々が、学校や人生で成功するために必要な機会にアクセスできる環境の確保を目指しています。財団は、米国ワシントン州シアトルを拠点としています。ビル・ゲイツと理事会の指揮の下、CEOのマーク・スズマンが率いています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像