corteとソラミチシステム社が共同開発した、AI薬歴作成支援サービス「corte」、日本調剤全763店舗への導入決定!
~国内最大規模の導入で、薬剤師の負担軽減と服薬指導の質向上を実現~

株式会社corte (以下、「当社」)が、株式会社ソラミチシステム(以下、「ソラミチ社」)と共同開発した、AI薬歴作成支援サービス「corte(コルテ)※1」が、日本調剤株式会社(以下、「日本調剤」)が運営する全国763店舗の調剤薬局に導入されることが決定しました。
これにより、国内最大規模の調剤薬局でcorteが活用されることとなり、薬歴作成の効率化を通じて薬剤師の業務負担を軽減し、より質の高い服薬指導の実現を支援します。
■「corte(コルテ)」について
「corte」は、薬剤師が患者に行った服薬指導の会話を音声認識AIと生成AIが自動で要約し、SOAP形式に変換してテキスト化する薬歴作成支援サービスです。
従来、薬歴作成には「何を話したかを思い出しながら記録する」負担がありましたが、「corte」を活用することで手入力作業を削減し、記載精度を向上させながら業務時間を短縮できます。さらに、クラウド型システムのため、店舗間でのデータ活用もスムーズに行えます。

■ 日本調剤による「corte」導入の背景
日本調剤は、全国47都道府県で調剤薬局を展開し、患者に質の高い医療を提供することを使命としています。少子高齢化や医療DXの進展に伴い、薬局に求められる役割が拡大する中、薬剤師の負担軽減と対人業務の充実を両立するソリューションが求められています。
「corte」の導入により、薬歴作成業務の負担を大幅に削減し、患者との対話に集中できる環境を整備することを目指しています。
■2024年11月より実施した「corte」先行導入による実際の効果
・薬歴作成時間が短縮され、薬歴残業時間の削減に成功
・服薬指導時のメモ取りが不要になり、患者との対話に集中できる
・前回の薬歴確認がスムーズになり、薬剤師間の情報共有が容易に
・SOAP形式の自動生成により、薬歴記載の質が向上
■ 日本調剤株式会社 薬剤本部 薬剤企画部長 長島 雄一氏 コメント
ソラミチシステムさまの「最高の仲間と、最高の医療を!」というミッション、そして医療現場の課題解決に真摯に向き合う姿勢に深く共感しておりました。田浦社長の、医療の未来をより良くしたいという強い志、そして升澤社長の、薬剤師が「人」に向き合う時間を創出したいという熱意は、今回の全国展開という大きな一歩によって、より具体的に実現していくものと確信しております。
日本調剤は、全国に展開する調剤薬局として、患者さまにとって身近で信頼できる存在であることを目指してまいりました。しかしながら、刻々と変化する医療環境や患者さまのニーズに対応していくためには、私たち薬剤師自身も常に変革を続ける必要があります。
「corte」の全国導入は、単なる業務効率化に留まらず、薬剤師による服薬指導の在り方そのものを見直す絶好の機会と捉えています。AI技術を活用することで、薬歴作成業務の負担を軽減し、創出された時間を患者さまとの対話に費やす。これにより、患者さま一人ひとりの状況をより深く理解し、きめ細やかで質の高い情報提供や相談対応が可能になります。
今回の取り組みを通じて、テクノロジーを積極的に活用しながらも、薬剤師ならではの専門性と温かさを両立させた、新しい服薬指導のスタンダードを確立していきたいと考えております。患者がより安心して薬物療法を受けられるよう、日本調剤はこれからも進化を続けてまいります。
■株式会社ソラミチシステム 代表取締役社長 田浦 貴大氏 コメント
ソラミチシステムは、「最高の仲間と、最高の医療を!」をミッションに掲げ、薬局・薬剤師の皆さまの価値向上に貢献するさまざまなサービスを提供してまいりました。
私たちは、社内外の垣根を超え、「日本の医療をもっと良くしたい」という共通の志を持つ仲間たちと共に、医療現場に寄り添いながら課題解決に取り組んでいます。
その中核を担うサービスの一つであるAI薬歴作成支援サービス「corte(コルテ)」は、薬剤師の対物業務を大幅に効率化しつつ、服薬指導などの対人業務に十分な時間を確保できる環境を整えることを目的としています。
薬歴作成の負担を軽減するだけでなく、患者さまとのコミュニケーションの質を高めることで、医療全体の質の向上にも寄与するものです。
このたび、「corte」が日本調剤株式会社様にて763店舗導入されたことは、薬局業界にとって大きな転換点であり、AIを活用した業務支援の取り組みが次のステージへ進むことを示す重要な事例だと考えています。
より多くの薬剤師の皆さまが、本来の専門性を最大限に発揮し、患者さま一人ひとりと丁寧に向き合える医療環境が広がっていくことを、私たちは心より願っております。
■株式会社corte 代表取締役社長 升澤 裕介氏 コメント
このたび、私たちが開発したAI薬歴作成支援サービス「corte」を、日本調剤株式会社様の全国763店舗にご導入いただけることを、大変光栄に存じます。
日本調剤様は、調剤薬局の社会的役割を追求し続けるリーディングカンパニーとして、医薬分業の推進やICT活用に積極的に取り組まれてきました。そのような革新性と現場志向の姿勢に深く共感し、今回のご導入を大きな励みと感じております。
corteは、薬剤師が本来注ぐべき時間と意識を“人”に向けることができるよう、生成AIと音声認識AIの技術を掛け合わせて開発されたプロダクトです。単なる業務の効率化ではなく、服薬指導の質を向上させ、薬剤師が患者さまと深く向き合える環境づくりを支援したいという思いが込められています。
本導入を通じて、日本全国に広がる日本調剤様の薬局現場における薬歴作成業務の在り方を一歩前進させ、患者さまにとってより豊かな医療体験が広がることを、心より願っております。今後も、現場の声を起点としたプロダクト開発に努め、医療の未来に貢献してまいります。
■実際のインタビュー
実際のインタビューや使用風景の様子は以下のリンクよりぜひご覧下さい。

▶︎corte導入による効果は?
「導入前は、薬歴作成時に会話内容を思い返す必要があり、時間的な負担が大きかった。導入後は、より充実した薬歴作成が可能になり、時間短縮のメリットも実感している。」
▶︎操作性はどうか?
「誰でも直感的に使えるシンプルな操作設計。要約された内容を反映するだけで、記載漏れのリスクも減少。」
▶︎AIを使ってみての感想
「実際に使ってみると、想像以上にスムーズで、業務負担が軽減される。より多くの薬剤師に広がってほしいと感じた。」
▶︎AI導入に対する懸念点と解決策は?
「AIに対する不安を持つ方も多いが、操作はシンプルで、実際に使うとその便利さを実感できる。一度試してみることが重要。」
▶︎corteの魅力を一言で言うと?
「自分の話した内容が、すぐに薬歴として整った文章に変換される。この便利さと正確性には、驚きと感動があるはずです。」
▶︎corteの導入を検討している方へ
「時間が削減されたり、綺麗な充実した文章が生成される部分に感動しているため、導入して一切損のないものだと思う。
これが業界全体に広がれば、薬剤師の負担が大幅に減ると感じる。」
【日本調剤株式会社について】 https://www.nicho.co.jp/
1980年の創業以来、一貫して国の健康保険制度を支える調剤薬局のあるべき機能・役割を全うすべく「医薬分業」を追求し、調剤薬局展開を積極的に行っています。
現在では、全都道府県に調剤薬局を展開し約4,000名の薬剤師を有する、日本を代表する調剤薬局企業として評価を得ています。
また、ジェネリック医薬品の普及や在宅医療への取り組みだけでなく、早くからICT投資を積極的に進めており、超高齢社会に必要とされる良質で革新的な医療サービスの提供を行ってまいります。
【株式会社ソラミチシステムについて】
医療情報ネットワーク整備などの取り組みを通じて、医療におけるムリ・ムダを排除し、一人ひとりに最適化された医療の提供の実現を目指し、株式会社エムティーアイの子会社として2018年設立しました。
薬局のDXを推進するクラウド電子薬歴『CARADA 電子薬歴 Solamichi』の提供を2019年より開始し、薬局運営における「対人業務の質の向上」と「生産性の向上」のために、様々な薬剤師業務をナビゲーション・サポートしています。
『CARADA 電子薬歴 Solamichi』についてはこちら:https://bit.ly/site_solamichi_20211216
【株式会社corteについて】
当社は、「薬局から、日本を元気に!」を企業理念とし、生成AI×ヘルスケアの企業として2023年8月に設立されました。東京大学法学部を卒業した升澤が代表を務める医療スタートアップ企業です。
2024年5月には国内初のAI薬歴作成サービス「corte」を開発し、この分野のトップランナーとして契約数を伸ばし続けています。
今後も患者のため、医療業界のためになるAIサービスを展開していく予定です。
■ 今後の展望
「corte」は、今後もAI技術の進化とともにさらなる機能拡張を予定しており、薬局業界全体のDXを推進することで、薬剤師の負担軽減と医療の質向上に貢献してまいります。

【会社概要】
社名:株式会社corte
所在地:東京都台東区浅草一丁目13番5号 井門浅草すしや通りビル4階-4
代表取締役:升澤 裕介
設立:2023年8月
事業内容:AIクラウド型薬歴作成補助サービス
公式サイト:https://hp1.corteai.jp
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社corte
メールアドレス:contact@corteai.jp
担当:升澤 裕介
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