「粉体粉末冶金協会 2024年度新技術・新製品賞(優秀賞)」を受賞
~ガラス成形用高熱膨張新硬質材料(フジロイTR05/TR30)の開発に関する寄稿記事が評価される~
超硬合金製耐摩耗工具・金型製造の国内トップシェア、冨士ダイス株式会社は、一般社団法人 粉体粉末冶金協会 2024年度協会賞において新技術・新製品賞(優秀賞)を受賞しました。同協会の協会誌の新技術・新製品賞欄に寄稿した記事「高熱膨張ガラス成形金型用硬質材料の開発」が評価されました。

なお、当該記事はガラス成形用高熱膨張新硬質材料【フジロイTR05/30】の開発についてまとめたものであり、本開発につきましては、
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日本機械工具工業会主催の「2023年度日本機械工具工業会賞」における最高栄誉の
「技術功績大賞」 -
日刊工業新聞社主催の「2023年 第66回十大新製品賞」において「モノづくり賞」
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精密工学会主催の「2024年度(第8回)精密工学会ものづくり賞」
を受賞しており、今回は4度目の受賞となります。
◆ガラス成形用高熱膨張新硬質材料【フジロイ TR05/TR30】について◆
自動車の自動運転用センサーや監視カメラなどに搭載する赤外線透過ガラスレンズは近年、需要が高まっていますが、一般のガラスより熱膨張係数が大きいため、従来の金型材料ではプレス成形時に金型材料とレンズの熱による寸法の変化量の差が生じ、割れやすいなどの課題がありました。
当社が開発したガラス成形用新硬質材料【フジロイTR05/TR30】は、熱による寸法の変化量をガラスと同程度の従来比2倍に引き上げることでプレス成型時の割れを防ぎ、熱膨張係数が大きいガラスレンズの安定的な量産を可能にしました。
◆ガラス成形用高熱膨張新硬質材料【フジロイ TR05/TR30】の特徴

・ 熱膨張係数が従来超硬合金の約2倍
・ ガラスの熱膨張係数に近づけることで、
ガラス成型の離型時に硝材の嚙み込みを抑制
・ 比重が従来超硬合金の約1/2と小さく軽量
熱膨張係数が高い赤外線透過レンズや医療分野向けガラス精密加工製品を成型する用途に最適な新硬質材料です。
製品の詳細はホームページをご覧ください。URL:https://www.fujidie.co.jp/products/special
当社は、長期的成長を担うコア技術である「粉末冶金技術」と「超精密加工技術」を基に、今後も成長分野に向けてさらなる技術開発を推進してまいります。
◆冨士ダイス株式会社について◆
冨士ダイスは、創業76年、超硬合金製工具・金型メーカーです。素材開発力・精密加工技術に強みを持ち、国内のみならず海外2か国に生産拠点を展開し、国内トップシェアを誇っています。販売は直販体制を取り、お客様の個別のニーズに応じて、原料粉末の調製から焼結・機械加工・製品検査まで一貫生産体制で、幅広い業種のお客様とお取り引きさせていただいています。
詳細はホームページ(https://www.fujidie.co.jp/)をご覧ください。
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