自治体向けSaaS「AIごみナビ」「AI収集ナビ」に災害廃棄物処理を支援する新機能「災害モード」を搭載

災害時のゴミの排出・収集・情報伝達の混乱を解消

Borzoi AI 株式会社

AIごみナビ災害モード画面イメージ

AIでごみ問題を解決することをミッションに掲げるBorzoi AI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:原 宏太)は、ごみの分別案内システム「AIごみナビ」および収集車の位置情報共有SaaS「AI収集ナビ」に、災害時の廃棄物処理を支援する新機能「災害モード」を搭載し、2026年4月より正式提供を開始します。

■「AIごみナビ」とは

「AIごみナビ」は、LINE上でごみ分別案内を行うAIサービスです。AIによる高度な品名検索に加え、画像認識による分別案内のほか、40の多言語にも対応しています。住民からの問い合わせ対応を自動化するだけでなく、職員による情報管理もクラウドで一元化できます。調布市、能代市、福生市、羽村市、加賀市ですでに住民向けに提供されており、調布市での取り組みでは「Tokyo区市町村DXアワード2024 大賞」(主催:東京都)を受賞するなど高い評価を得ています。

令和8年度中に全国32自治体に拡大予定です。
サービスサイト:https://aigominavi.com/

【新機能「災害モード」(AIごみナビ)】

管理画面から「災害モード」をオンにすることで、住民へLINEを通して「災害廃棄物仮置場や臨時の集積所」の場所を即座に案内できます。

  • 最寄りの回収場所案内:平時は非公開である「災害廃棄物仮置場等」の位置情報をシステムにあらかじめ登録・管理。災害時は住民が簡単に最寄りの仮置き場等を検索可能に。

  • 報告機能:仮置き場等の状況や災害廃棄物の場所を住民が写真・位置情報付きで報告可能に。

  • 災害ごみ分別案内:災害時に特有のごみ(罹災ごみ、腐敗性廃棄物、おむつ、簡易トイレ等)の分別方法を自動案内

◆自治体のメリット

  • 災害時の住民へのごみ処理方法の迅速な情報発信および案内が可能

  • 災害直後は情報が錯綜しやすいため、自治体からの直接的な情報発信により住民の混乱回避や問い合わせの減少につながる

◆住民のメリット

  • 仮置き場等の正確な情報を把握できる

  • 災害ごみの破棄方法を把握できる

■「AI収集ナビ」とは

「AI収集ナビ」は、収集現場の状況をリアルタイムに可視化し、業務効率化を実現する自治体・収集業者向けSaaSです。 収集車両のリアルタイムな位置情報把握に加え、集積所の汚れ、違反ごみなどの現場状況、回収量を写真と位置情報付きで簡単に報告・記録できる点が特徴です。 管理画面では全車両の動きと現場からの報告をマップ上で一元管理できるため、平常時の進捗管理はもちろん、災害時などの緊急時においても、現場への的確な対応を指示できます。

サービスサイト:https://aigominavi.com/garbage-truck

AI収集ナビ専用アプリ画面

【新機能「災害モード」(AI収集ナビ)】

管理画面から「災害モード」をオンにすることで、AI収集ナビ上で災害時のみ設置される「災害廃棄物仮置場や臨時の集積所」の位置情報を収集作業員へ知らせることができます。

  • 仮置き場等の表示:「災害廃棄物仮置場等」を災害時のみ収集車用アプリ上に表示。現地の状況を写真でも確認できるため、収集業者は緊急時も迷わず回収に向かえます。

  • 報告確認:AIごみナビを通した住民からの報告を地図上で速やかに確認。迅速な対応が可能に。

◆自治体・収集業者のメリット

  • 自治体が収集作業員へ「災害廃棄物仮置場等」の位置情報共有が即座にできる

  • AI収集ナビ上に「災害廃棄物仮置場等」の位置が表示されるため、収集作業員は迷うことなく仮置き場等への移動が可能

■新機能「災害モード」は産官学連携プロジェクトで電気通信大学・東京都調布市と連携・開発

「AIごみナビ」「AI収集ナビ」に搭載する「災害モード」は、東京都デジタルサービス局が実施する令和7年度東京データプラットフォームケーススタディ事業において、「災害廃棄物から都市機能を守る産官学連携プロジェクト」として国立大学法人電気通信大学および東京都調布市と連携し、実証・開発を行っています。

近年激甚化する自然災害において、発災後に大量発生する「災害廃棄物」の処理は、迅速な復旧・復興を左右する喫緊の社会課題です。2019年10月に発生した令和元年東日本台風(台風第19号)による水害では、平常時とは異なる排出ルールが住民に正しく伝わらないことによる「災害ごみの誤排出」や、位置情報の周知不足による「仮置場の著しい混雑」、さらには現場と対策本部との「情報錯綜による行政機能の麻痺」など、廃棄物処理を巡る多くの混乱が発生しました。本プロジェクトは、これらの課題をデータ利活用によって抜本的に解決することを目的としています。

住民と行政がリアルタイムに情報を相互共有できる環境を整備することで、ごみの排出・収集・管理の全フェーズにおける混乱を解消し、災害時における都市機能の早期回復と、住民の生活環境保全を目指しています。

■Borzoi AI株式会社 代表取締役 原 宏太のコメント

災害ごみの誤排出や仮置場の混雑、行政の情報錯綜など、過去の災害で明るみになった問題を未然に防ぐべく、AIと位置情報を活用した機能の実装に取り組んできました。

電気通信大学・調布市と連携して進めてきた本プロジェクトで実証を進めている『災害モード』により、ごみの排出・収集と情報伝達の一連の流れを災害時でも可視化・最適化することで、誰もがいつでも迷わず行動できる仕組みを実現し、公共サービスの質を高めるとともに、持続可能な防災DXの推進に貢献してまいります。

■Borzoi AI株式会社について

代表取締役:原 宏太
設立:2024年2月
所在地:〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町2丁目8-11 VORT水道橋III
公式サイト: https://borzoi.ai

Borzoi AI株式会社は、最先端のAI技術を活用し、「ごみ」にまつわるあらゆる社会課題を解決するスタートアップです。AI・データ・UXを掛け合わせた新しいアプローチをこれまで人の手や経験に頼っていた分野に持ち込み、「ごみ問題をテクノロジーで解決する」という挑戦を進めています。

■東京データプラットフォーム(TDPF) の紹介

東京都では、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出す「スマート東京」の実現に向け、官民の様々なデータの利活用を促進し、新たなサービスの創出を後押しする「東京データプラットフォーム(TDPF)」を運営しています。

TDPF WEBサイト:https://www.tdpf-hp.metro.tokyo.lg.jp/

■TDPFケーススタディ事業の紹介

TDPFでは、データ利活用促進の一環として、官民の様々な分野のデータの掛け合わせや、

新たなデータ利活用のユースケースを創出する先駆的なプロジェクトを選定し、支援するケーススタディ事業に取り組んでいます。

TDPFケーススタディ事業:https://www.tdpf-hp.metro.tokyo.lg.jp/news/20250725-466/

Borzoi AI株式会社

Borzoi AI株式会社

代表取締役:原 宏太
設立:2024年2月
所在地:〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町2丁目8-11 VORT水道橋III
公式サイト: https://borzoi.ai

Borzoi AI株式会社は、最先端のAI技術を活用し、「ごみ」にまつわるあらゆる社会課題を解決するスタートアップです。AI・データ・UXを掛け合わせた新しいアプローチをこれまで人の手や経験に頼っていた分野に持ち込み、「ごみ問題をテクノロジーで解決する」という挑戦を進めています。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

Borzoi AI 株式会社

6フォロワー

RSS
URL
https://borzoi.ai
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田猿楽町2−8−11 VORT水道橋Ⅲ
電話番号
-
代表者名
原宏太
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2024年02月