日本発のグローバルスタートアップを支援するベンチャーキャピタル - 「Asu Capital Partners」、ファイナルクローズを実施、“Japan to Global”へ
“Japan to Global”を目指す起業家を支援するベンチャーキャピタル、Asu Capital Partners(本社:東京都新宿区、代表取締役:夏目英男、李路成、略称:ACP)は、「アス・キャピタル・パートナーズ1号投資事業有限責任組合」(以下、ACP1号ファンド)のファイナルクローズを実施しました。今回の第四次募集では、株式会社山梨中央銀行、株式会社Yostar、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー、Yitu Capital、さらには個人投資家の藤井 和也氏(順不同、敬称略)より出資を受けました。出資先も総計12社となり、引き続き創業出資と”Japan to Global”を目指すスタートアップの支援体制を強化してまいります。

Asu Capital Partnersについて
Asu Capital Partnersは、主にプレシード・シード期のスタートアップを対象とし、独自のファンドネットワークを用いて、日本からグローバル市場を目指すスタートアップを支援します。
2024年4月、ファーストクローズのリリース以降、累計12社のスタートアップへ出資を行いました。そのうち、すでに半数にあたる6社が海外市場での挑戦をスタートし、海外の大手事業会社との案件獲得に成功したスタートアップも生まれています。ファイナルクローズを経て、ACPは今後さらに、創業出資及び既存出資先の“Japan to Global”の支援体制を強化し、日本発グローバルスタートアップの創出に全力で取り組んでまいります。
また、ACPとしても新しい取り組みを鋭意企画中です。準備が整い次第、改めて皆様に公表させていただければと存じます。
ACP1号ファンドの概況及び一期目のハイライト
ファーストクローズ以降、支援先に対して海外市場への参入サポートやネットワークアクセス、次回調達のサポート、インキュベーション、インサイト提供を進めながら、ファームとしてもFinCity Tokyo EM Showcaseの選出や東京都のTOKYO SUTEAM協定事業者に採択されています。また、”Japan to Global”という面においても、積極的に支援先を対象としたネットワーク・インサイト提供を海外投資家と連携しながら実施し、海外市場への参入サポートを提供しています。
また、この1年間の活動を通じて、支援先(ACPファミリー)の半数が海外バックグラウンドを持つ起業家であり、さらに全体の1/3が女性起業家となりました。
そして、“Japan to Global”を掲げるファンドとして、自らも“Global”であることを体現すべく、出資者(LP)の約40%が海外投資家となっています。
ACPは、今後も引き続き「Japan to Global」を掲げ、日本から世界を目指す起業家たちに伴走し続けます。





▼起業・資金調達に関するご相談は以下のメールもしくは代表のXアカウントまでご連絡ください。
会社メールアドレス:info@asu.vc
X(旧Twitter):
出資者からのコメント
株式会社山梨中央銀行
スタートアップ統括室 主任
折居 雅也
山梨中央銀行は、地域の未来を支える金融機関として、地域から世界を目指す挑戦を応援したいと考えております。このたび「Japan to Global」を掲げ、日本発のグローバルスタートアップを支援するAsu Capital Partners(以下、ACP)のビジョンに深く共感し、ACP1号ファンドへの出資を決定致しました。山梨県をはじめとした地域経済の活性化には、従来の枠にとらわれない新しい価値の創出が不可欠であり、その原動力となるスタートアップの存在が重要です。プレシード・シード期という最も挑戦的なフェーズに寄り添いながら、世界を見据える起業家たちと真摯に向き合うACPの姿勢に強い信頼を寄せており、金融機関の立場からその挑戦を力強く後押しして参ります。地域と世界をつなぐ架け橋として、ACPおよび出資先スタートアップの成長を共に支えていけることを、心から楽しみにしております。
株式会社Yostar
代表取締役社長
李 衡達
この度、有限責任組合員(LP)としてACPに参画できることを、大変光栄に思います。 Yostarは、ゲームの開発およびグローバルパブリッシングを通じて、コンテンツを世界に届ける挑戦を続けています。その中で、国や文化を越えてコンテンツの価値を伝えていくことの難しさと面白さを、日々実感してきました。
ACPが掲げる「Japan to Global」というビジョンは、私たちの事業領域とも高い親和性を持ち、強く共感しています。今後も、当社の経験を活かしながら、ACPおよび出資先スタートアップの挑戦を応援していきたいと考えています。
Yitu Capital
Managing Partner
Yan Dongao
Asu Capital Partnersのお二人は、間違いなく今の日本のベンチャーキャピタル業界において最も必要とされる人材だと思います。有能かつエネルギッシュで、日・米・中・韓のベンチャーネットワークにおける人脈は、日本でも随一ではないでしょうか。インクルーシブな“Japan to Global”、“Global to Japan”という視点を持ち、新しいシードファンドを立ち上げ、ダイナミックに投資・バリューアドしていく姿に惚れ込み、我々は出資を決めました。Asu Capital Partnersにしかできないことがきっとあると信じていますし、それが投資リターンにもつながると確信しています。今後が本当に楽しみです!
株式会社ボードルア
代表取締役
藤井 和也
ACP 1号ファンドに出資する機会をいただき、大変光栄に思います。Japan to Globalという明確なビジョンに共感し、夏目さん・李さんの誠実で着実な取り組みに信頼を寄せ、LPとしてご一緒できることを嬉しく感じています。国際的なつながりや視点を活かしたACPの取り組みは、スタートアップにとって非常に意義深いと感じております。今後の活動を応援してまいります。
ACP代表者コメント
Asu Capital Partners
Founding Partner
夏目 英男
「Japan to Global」という言葉を掲げ、駆け抜けた一年。
素晴らしいスタートアップの皆様、そしてLPの皆様に恵まれ、Asu Capital Partnersというファームを築き上げることができました。この場を借りて、心より感謝申し上げます。しかし、私たちにとって、ここはあくまでスタート地点に過ぎません。
掲げているテーマ「Japan to Global」は、言うは易しでありながら、実行するには途方もない難しさを伴うものだと理解しています。だからこそ、私たちが挑む意味があると強く信じています。世界を相手に戦うということは、無謀かもしれない。でも、だからこそ挑む価値がある。だからこそ、日本から挑戦する意味がある。私たちは、そんな想いでこの一年を走り続けてきました。
VCを創業した起業家として、私たち自身が「日本発グローバル」をこれまで以上に体現し、同じ志を持つスタートアップの皆様を全力で支援していきたいと思います。
Asu Capital Partnersの「Asu」という名前には、アジアの語源、「日の出る場所」、そして日本語の「明日」という意味が込められています。これからも、日の出る国である日本から、アジアを代表する企業が次々と生まれるよう、全力で伴走し続けます。
そして、「Japan to Global」という未開の地に、私たちとともに挑戦していく仲間たちと、この船を進めていけることを心から楽しみにしています。
Asu Capital Partners
Founding Partner
李 路成
ファイナルクローズ、無事に完了しました。ただ、ここはゴールではなく、本当の旅の始まりです。私たちは、厳しいファンドレイズ環境の中でも、信頼できる仲間やステークホルダーの支援に恵まれ、ここまで来ることができました。心より感謝しています。
これからは、「私たちにしかできないこと」を追求し、「私たちだからこそ生み出せる価値」を形にしていくフェーズへと進化します。イノベーションの境界を押し広げ、リターンを確実に返し、そして日本に新しい才能と挑戦を生み出す──そんなファンドを作っていきたいと思います。
また産業に関して、個人的にAI/Generative AIは「今の」日本にとって最大の技術革命だと確信しています。それは単なるテクノロジーの話ではありません。これは“生産”のパラダイムシフトです。すなわち、AIは「生産の方法」だけでなく、「生産プロセス」や「生産組織」そのものを根底から変える技術だと考えています。ソフトウェアとAIを中心とする新しい価値創出のシステムの中で、かつての成功モデルは必ずしも通用しません。だからこそ、私たちは柔軟に、そして創造的に未来を捉え直す必要があるのです。日本の文脈における組織の再定義と価値の再構築を、ファウンダーや仲間たちと共に考え、推進していきたいと強く思っています。
私たちAsu Capital Partnersは、“Japan to Global”というビジョンのもと、領域を問わず、日本発のグローバルスタンダードを目指す事業・チームにこれからも全力でご支援していきたいと思います。
チーム略歴

夏目 英男
1995年、東京生まれ。両親の仕事の関係で5歳で中国・北京へと移住。2017年、清華大学法学院及び経済管理学院(ダブルディグリー)を卒業し、同大学院公共管理学院(公共政策大学院)に進学。2020年に日本と東南アジアをベースとした独立系ベンチャーキャピタルであるEast Venturesに参画し、スタートアップ投資と投資先の支援業務などを行う。2023年にAsu Capital Partnersを共同創業。
X(旧Twitter):https://x.com/HideoNw
李 路成
1992年、中国・上海生まれ。2013年に早稲田大学政治経済学部へ進学。在学中に、留学生向け教育サービスを共同創業し、数億円の事業規模までに成長した後に株式譲渡をした上、卒業後リクルートへ入社。リクルートでは社内メディアのデジタルマーケティングやプロダクト改善に携わる。2020年1月よりYJキャピタル(現Z Venture Capital)に参画し、スタートアップ投資と投資先の海外展開などを担当。2023年にAsu Capital Partnersを共同創業。
X(旧Twitter):https://x.com/lukeli_asu
会社概要
会社名:アス・キャピタル・パートナーズ株式会社
代表者:夏目 英男、李 路成
本社:東京都新宿区
運用ファンド:アス・キャピタル・パートナーズ1号投資事業有限責任組合
投資領域:“Japan to Global”を目指すオールジャンルのスタートアップ
投資ステージ:プレシードからシード期のスタートアップ
Webサイト:https://asu.vc
お問い合わせ先:info@asu.vc
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