東大松尾研発スタートアップ 株式会社Spark+が三桜工業株式会社とDRBFMの自動生成に向けた共同開発プロジェクトを実施
生成AIによる熟練知の継承と製造プロセスの刷新
産業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する東京大学松尾研発スタートアップ、株式会社SparkPlus(スパークプラス、本社:東京都文京区、代表取締役社長:本田純平、以下「Spark+」)は、三桜工業株式会社(本社:茨城県古河市、取締役社長:竹田玄哉、以下「三桜工業」)と共に「生成AIによるDRBFMの自動生成に関する共同開発」を実施することで書面合意いたしました。
本件は、これまで属人化していた設計ノウハウに基づいた帳票作成を、生成AIと連携したDBを元に自動で生成することにより、熟練知の損失という業界の大きな課題に挑戦する極めて先進的な取り組みです。
日本においては、人口減少と高齢化を背景とする製造業を始めとする基幹産業の競争力低下が大きな課題となっている中で、今回の取り組みによって、人に頼らない新たな製造業務プロセスを創出し、「日本の飛躍に火をつけて」参ります。

■ 共同開発の背景と目的
DRBFMは、既存設計からの変更点に焦点を絞り、その変更によって生じうる不具合やリスクを徹底的に議論・検証することで、潜在的な問題を事前に発見・対策することを目的としたレビュープロセスです。品質管理や信頼性向上を目的に製造業を中心に広く活用されていますが、実施には多くの工数と熟練知が必要とされるという課題がありました。
我々の今回の取り組みでは、これまで十分に活用が行われてこなかったデジタル設計データに着目をして、次のような成果を目指します。
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手作業でのDRBFM実行に際する入力ミスや見落としの発生リスクの低減
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熟練エンジニアへの業務属人化の解消・標準化
■ Spark+の特徴・強み
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製造ドメインならではの特殊帳票などを扱う AI Agent技術
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数多くの大手企業との協働実績に基づくDXソリューションサービス
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課題の洗い出しからAI施策の実行まで、一気通貫で行う実行力
■ 株式会社Spark+ CEO 本田純平のコメント
「この度、三桜工業様とのDRBFM自動化にかかるLLMシステムの共同開発を実施いたします。2024年はChatBotなどの汎用的なユースケースが盛り上がりを見せた年ですが、2025年以降はドメインを絞った一歩進んだユースケースの創出が重要になると考えています。そんな中で、豊富なデータと事業知見を保有されている三桜工業様との本共同開発は製造業界において大きなインパクトをもたらす取り組みとなります。Spark+は、価値創出に向けた産業ドメイン特化のAI活用をこの先も進めて参ります。」
■ 三桜工業株式会社 会社概要
三桜工業は、世界第2位(自社調べ)のシェアを誇る車両配管製品を中心に、ブレーキチューブ、フューエルチューブ、樹脂チューブなどの自動車部品の開発・製造を行う独立系メーカーです。1960年代から自動車部品事業を開始し、これまで培った高度な技術力とグローバルな製造基盤を活かして、国内外の市場ニーズに応える製品とサービスを提供しています。また、時代の変化に対応し、データセンター向け冷却機器など新たな分野への展開にも積極的に取り組んでいます。
代表者:取締役社長 竹田玄哉
本社:茨城県古河市鴻巣758番地
設立:1939年3月
■ 株式会社Spark+ 会社概要
株式会社Spark+は、東京大学松尾研発スタートアップとして、AI技術の研究と実装において、製造業をはじめとする各業界に対して最先端の解決策を提供しています。創業以来、技術革新を通じて日本の産業界に新たな価値を創造することを目指しています。
代表者:代表取締役社長 本田 純平
所在地:東京都文京区本郷6-25-14 宗文館ビル3階(HONGO EGG内)
設立:2024年2月
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