展示来場者数延べ9万人突破!大阪・関西万博で「PHRがもたらす、新時代のウェルネスライフ」を実施
~パーソナルな健康・医療データ「PHR」を活用した未来に期待が高まった期間展示~
EXPO-PHR運営事務局は、経済産業省が推進する、個人の健康・医療データPHR(Personal Health Record)を活用した新しいサービスづくりに関する実証事業の取り組みとして、大阪・関西万博で、本実証事業に参加する20の事業者による、PHRサービスの展示「PHRがもたらす、新時代のウェルネスライフ」を実施しました。展示来場者数は延べ9万人を突破し、多くの方がバリエーション豊かなPHRサービスを体感できる貴重な機会となりました。

■大阪・関西万博にて「PHRがもたらす、新時代のウェルネスライフ」を実施
経済産業省は、「自然と健康になれる社会」を目指して、個人の健康・医療データPHR(Personal Health Record)を活用し、個々人にパーソナライズされたヘルスケアサービスを創出するべく、「令和5年度補正PHR社会実装加速化事業(情報連携基盤を介したPHRユースケースの創出に向けた課題・論点整理等調査実証事業)」を通じて、実証を進めました。
本事業で構築された情報連携基盤「PHR CYCLE」を活用した、PHRによる新しいサービス体験の展示を、大阪・関西万博のテーマウィーク「健康とウェルビーイング」と連動したかたちで、EXPOメッセ「WASSE」で2025年6月21日(土)から6月29日(日)まで、フューチャーライフヴィレッジ内フューチャーライフエクスペリエンス(FLE)で2025年6月24日(火)から7月7日(月)までの期間で実施しました。また、万博会場内の施設他、万博会場外の施設やデジタル上での体験提供も行いました。
全20事業者により食事・運動・睡眠・暮らしと多彩なジャンルの10のPHRサービスが創出され、3Dボディスキャナーを用いてパーソナルな健康状態に応じたアドバイスを受けられるサービスや、体調に合わせてスペックが変化するVRゲームなど、“ちょっと先の未来”の健康にまつわる様々なコンテンツを提供しました。
展示来場者数はEXPOメッセ「WASSE」には延べ約4.5万人、FLEには約4.5万人と、あわせて計9万人を突破し、多くの人が未来の健康社会の可能性を体感できる機会となりました。
・「PHR CYCLE」ポータルサイト:https://phr-cycle.meti.go.jp/ja/portal
・テーマウィーク「健康とウェルビーイング」:https://theme-weeks.expo2025.or.jp/program/theme_2/
・大阪・関西万博 特設サイト:https://expo.phr-cycle.meti.go.jp
■未来のウェルネスライフに期待する来場者の反応
本展示の来場者からは、「(食のPHRサービスの体験により)普段の栄養不足に気付かされた」と、自分の健康に関心を寄せるきっかけとなったというコメントや、「PHRを活用して便利な社会や暮らしになることが楽しみ」など、PHRによる未来のウェルネスライフに期待をする声などが寄せられました。
また、PHRサービス「3Dボディスキャンから始まるヘルスケア体験」のサービス事業者・株式会社ワコールが独自に調査した体験者アンケート※では、全体の95%が再体験意向を示したことが分かりました。
※株式会社ワコールによる調査について
・調査実施事業者:株式会社ワコール
・調査時期:2025年6月21日(土)~6月29日(日)
・アンケート回答数:158人

■展示に参加したサービス事業者・PHR事業者の声(一部抜粋)
多くの来場者から「睡眠を改善したい」という声をいただきました。またサービスへの好意的な反応をいただき、PHRを活用し個人に合わせた住宅機器の操作を通じて、睡眠を改善する取り組みが高く評価されました。日本における睡眠市場には潜在的なニーズが非常に高いことを実感しました。
株式会社LIXIL(「もっとグッスリ(More IoT for good sleep)」 サービス事業者)
事前にアプリにPHRを登録していた体験者は、ゲームに自分の健康情報が反映されることに驚きを見せながら楽しんでプレイをしており、本展示での体験を通して、自分の健康に関して気付きがあったのではないかと感じました。
株式会社ジーン(「VRチャンバラエクササイズ!過剰なカロリーぶった斬れ!」 サービス事業者)
「おすすめの万博メニュー」をAIが提案する体験に「好みの料理が提案されて驚いた」「AIの提案を受け入れて実際に食べに行こうと思った」と、性別年齢を問わず多くの方から、大変好評をいただきました。
AIからの提案が楽しい体験として受け入れられたことで、PHRと食生活が自然に結びつくヘルスケアの未来の可能性を実感、今後の展開に示唆を得る貴重な機会となりました。
株式会社Wellmira(「今日何食べよ?byカロママプラス ~あなたの体調や好み!?を考えたお食事をパーソナルにご提案~」 サービス事業者/「話せるPHR ~あなた自身と健康チャット~」 PHR事業者/「VRチャンバラエクササイズ!過剰なカロリーぶった斬れ!」PHR事業者)
展示を通じて、PHRを活用した内側・外側からのカラダを知っていただく体験が大変好評をいただけたことは、大きな手応えとして感じています。特に、日々の食事管理と身体変化の連携がユーザーの行動変容を促す可能性も感じられ、今後のPHRを活用したプロダクトの開発において、個人の健康的な食生活をより強力にサポートするための知見を得ることができました。
株式会社asken(「SCANBE 3Dボディスキャンから始まるヘルスケア体験」 PHR事業者/「~New・Wellness Sleep Program~ アプリとホテルステイで栄養士による眠活サポート!」 PHR事業者)
朝早い時間帯にもかかわらず、FLEステージはほぼ満員となり、PHRへの高い関心がうかがえました。
また、様々な年齢層の方々に来場いただき、終了後には直接ご質問をいただく場面もあり、関心の深さを実感しました。PHRのさらなる普及に向け、サービス展開および啓発活動に一層注力していきます。
株式会社エムティーアイ(「トレトレで楽しく歩く→カラDAスマイル!」 PHR事業者)
■会場毎のPHRサービス一覧 ※サービス事業者名の五十音順
PHRサービス一覧:https://phr-cycle.meti.go.jp/ja/portal/services
<EXPOメッセ「WASSE」>
・もっとグッスリ(More IoT for good sleep)
サービス事業者:株式会社LIXIL
PHR事業者:沢井製薬株式会社、株式会社 FiNC Technologies
・SCANBE 3Dボディスキャンから始まるヘルスケア体験
サービス事業者:株式会社ワコール
PHR事業者:株式会社asken
<FLE(フューチャーライフエクスペリエンス)>
・今日何食べよ?byカロママプラス ~あなたの体調や好み!?を考えたお食事をパーソナルにご提案~
サービス事業者:株式会社Wellmira
PHR事業者:Arteryex株式会社、株式会社Y4.com
・ZZZN SLEEP APPAREL SYSTEM
サービス事業者:株式会社NTT DXパートナー
PHR事業者:株式会社SOXAI
・わくわく!野菜でカラフルVR~あなたとあなたの大切な人たちでミライの健康を実践~
サービス事業者:カゴメ株式会社
PHR事業者:株式会社NTTドコモ
・話せるPHR ~あなた自身と健康チャット~
サービス事業者:株式会社サステナブルパビリオン2025
PHR事業者:株式会社Wellmira、株式会社NTTドコモ
・VRチャンバラエクササイズ!過剰なカロリーぶった斬れ!
サービス事業者:株式会社ジーン
PHR事業者:株式会社Wellmira、株式会社NTTドコモ
・トレトレで楽しく歩く→カラDAスマイル!
サービス事業者:リアルワールドゲームス株式会社
PHR事業者:株式会社エムティーアイ、大阪府
<フューチャーライフエクスペリエンス(FLE)ステージ>
・ウェルネス・サポーター ~あなた専用の行動変容サポート~
サービス事業者:株式会社WizWe
PHR事業者:株式会社Y4.com
<万博会場外の施設>
~New・Wellness Sleep Program~ アプリとホテルステイで栄養士による眠活サポート!
サービス事業者:株式会社グリーンハウス
PHR事業者:Arteryex株式会社、株式会社Y4.com

■令和5年度補正PHR社会実装加速化事業(情報連携基盤を介したPHRユースケースの創出に向けた課題・論点整理等調査実証事業)について
本事業では、「いのち輝く未来社会」をテーマにした大阪・関西万博を通じて、事業者・国民がともに開かれた環境で多様なPHRとサービスが繋がり、新たな商品やサービスを生み出す事業者、それを安心して利用する国民の、より豊かな生活・体験が広がる未来への礎を築き、PHRによる“自然と健康になれる社会”の実現を目指して取り組みを行いました。
具体的には、運動、睡眠、食事等の各テーマにおいて、PHR事業者及びサービス事業者の協調のもと、情報連携基盤「PHR CYCLE」を介しサービス事業者1社に対し複数のPHR事業者のPHRが提供されることで、これまでにないユースケースを創出するとともに、PHRサービスを提供する仕組みを実証的に実現しました。
PHR事業者とサービス事業者のマッチングを経て今回創出された10のユースケースは、大阪・関西万博での国民への展示発表・体験提供を経て、PHRサービス利用者の拡大を目指して順次社会実装を進めてまいります。


【本事業に関するお問い合わせ】
EXPO-PHR広報事務局
MAIL:phr-expo-data-utilization-press@accenture.com
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