アートウィーク東京でSANAA妹島和代監修の建築ツアーを開催。ベルリン市と提携でシャトルバスもエキシビションの舞台に

https://www.artweektokyo.com/

一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォームが主催する「アートウィーク東京(略称:AWT)」は、2024年11月7日(木)~11月10日(日)の会期中に開催するプログラムを追加発表しました。SANAA 妹島和代監修の建築ツアーや無料のシャトルバスを会場とするベルリン市とのコラボレーション企画など、都内を移動しながらカルチャーに触れられるプログラムを提供します。

「塔の家」設計:東孝光 (c)Nacasa & Partners
「花⼩⾦井の家」設計:伊東豊雄  (c)Ohashi Tomio

SANAA 妹島和代監修による建築ツアー

「TOKYO HOUSE TOUR」は、東京の街に佇む名建築を巡る建築ツアー。コースの監修を務めるのは2004年ヴェネチアビエンナーレ国際建築展 金獅子賞、2010年プリツカー賞などの受賞歴をもつ建築ユニット「SANAA」の共同設立者であり、2022年からは東京都庭園美術館館長を務める建築家・妹島和世です。

1回目のテストケースとして実施される今回は、建築家・東孝光が1966年に設計した東京都心の住宅「塔の家」と、建築家・伊東豊雄が1983年に設計した東京郊外の住宅「花小金井の家」を訪ねます。

妹島和代 コメント

現在の東京には素晴らしい小住宅が多く存在しています。それらは戦後、個人事業として設計を営む建築家の設計によって建てられた庶民の家です。そうした小住宅群は、戦後の東京の暮らしをいまに伝える貴重な財産でありながら、同時に日本近代建築史の中で公共建築とともに存在感を示し、日本の近代建築を象徴する存在として世界で高く評価されてきました。住宅建築がこれほど多く集まる街は、世界的に見ても東京以外にありません。

しかし現在、高齢化をはじめとする様々な理由により、そうした建築物の維持が難しくなってきています。例えば、ヨーロッパでは戦後に建てられた住宅建築の多くは集合住宅であり、それらは地方自治体によって保存されながら現在も大切に使われていますが、日本の小住宅群はすべて民間で作られたものであるために、その保存と継承の困難さが現実的に大きな問題になっているのです。そこで、そうした小住宅に新たな使い方を与え、それらを東京の、そして日本の財産として継承し、みんなで守っていけたら良いのではないかと考え、このプログラムを企画するに至りました。

今回のツアーはその1回目のテストケースとして、建築とその保存継承、そして東京の暮らし全般に関心のある方たちを対象に、東京都心に建つ住宅と、まだ自然が残る郊外に建つ住宅のふたつを取り上げます。

    

妹島和代(せじま かずよ) 

建築家。1956年茨城県生まれ。1981年日本女子大学大学院家政学研究科を修了。1987年妹島和世建築設計事務所設立。1995年西沢立衛とともにSANAAを設立。2010年第12回ベネチアビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターを務める。日本建築学会賞*、ベネチアビエンナーレ国際建築展金獅子賞*、プリツカー賞*、芸術文化勲章オフィシエ、紫綬褒章などを受賞。現在、ミラノ工科大学教授、横浜国立大学大学院Y-GSA名誉教授、日本女子大学客員教授、大阪芸術大学客員教授。主な建築作品として、金沢21世紀美術館*(金沢市)、Rolexラーニングセンター*(ローザンヌ・スイス)、ルーヴル = ランス*(ランス・フランス)などがある。(*はSANAAとして)

                              

(c)SANAA

                                      

「TOKYO HOUSE TOUR」参加概要

開催日時:

11月8日(金)

塔の家     9:00〜10:00/10:00〜11:00/11:00〜12:00

花小金井の家  12:00〜12:45/13:00〜13:45/14:00〜14:45

11月9日(土)

塔の家     9:00〜10:00/10:00〜11:00/11:00〜12:00

花小金井の家  12:00〜12:45/13:00〜13:45/14:00〜14:45

定員:各回10名

参加費:5,500円/軒(税込)

申し込み:https://www.artweektokyo.com/program/tokyo-house-tour/

申込締切:11月5日(火)

主催:アートウィーク東京

協力:妹島和世、東利恵

※ご希望の時間帯のPeatixチケットをお申し込みください。

※申込受付は先着順とし、定員になり次第、締め切ります。

無料のシャトルバスがエキシビションの舞台に

「AWT BUS」(麻布台ヒルズ)

53のアートスペースとアートウィーク東京(AWT)の独自プログラムをつなぐ、無料のシャトルバス「AWT BUS」。今年のシャトルバスは複数のルートを10時から18時まで約15分おきに巡回。どの停留所からでも乗り降りは自由です。バス乗車時に配布されるAWT参加証を提示すると、参加美術館で開催される展覧会の一部で割引が適用されます。

さらに今年は東京都とベルリン市の友好都市提携30周年を祝して、「Berlin–Tokyo Express」と題し、同市とのコラボレーションのもと、両都市を拠点とする多彩なアーティストの作品がAWT BUSに展示されます。

歴史を題材とした写真作品で知られるアンドレアス・ミューエによる初の彫刻作品《Bunker – Real Historical Space》から、マルテ・バーチュのインタラクティブな《Time Machine》、ルチア・ケンプケスがストーンペーパーで生み出すレリーフなど、両都市の文化や創造性が交差する作品の数々をバスで移動しながらお楽しみください。また南青山のAWT BARでは「Berlin–Tokyo Express」の一環として、アーティストの上田舞が茶会のパフォーマンスを複数回にわたって実施予定ですので、こちらもお見逃しなく。キュレーターは、ベルリン観光局(visitBerlin)のアート&カルチャー担当ディレクターであるルッツ・ハンケが務めます。

「Berlin–Tokyo Express」開催概要

会場:AWT BUS 車内(41台、全てのシャトルバスに展示されます)

会期:11月7日(木)〜11月10日(日)

時間:10:00〜18:00(AWT BUSの運行時間に準ずる)

料金:無料

https://www.artweektokyo.com/bus/

展示作家および作品:

Aルート 

マルテ・バーチュ《Time Machine》

Bルート 

サンティアゴ・シエラ《BERLIN RECORDED THROUGH SILOS 9 AND 16》《85 TEETH OF WAR REFUGEES FROM YEMEN AND SYRIA》44

Cルート 

ルチア・ケンプケス《A Stream of Thoughts to Detach Us from the Current》

Dルート 

アユミ・パウル《息の姿》

Eルート 

ヤン・ヴォー《無題》

Fルート 

アンドレアス・ミューエ《Bunker – Real Historical Space》

 

AWT BAR

上田舞《TO SEE THE WIND》

開催日時:

11月8日(金)12:00〜13:00/13:00〜14:00

11月9日(土)11:00〜12:00/12:00〜13:00

定員:各回6名

参加費:無料

申し込み:  https://awt2024toseethewind.peatix.com/

申込締切:11月5日(火)

※ご希望の時間帯のPeatixチケットをお申し込みください。

※申込受付は先着順とし、定員になり次第、締め切ります

アートウィーク東京について 

アートウィーク東京は、東京における現代アートの創造性と多様性を国内外に発信する年に⼀度のイベントです。今年は東京を代表する53の美術館・ギャラリーがそれぞれ多様な展覧会と共に参加者を迎え、各施設を無料のシャトルバス「AWT BUS」がつなぎます。

また会期中は「買える展覧会」である「AWT FOCUS」や映像作品プログラム「AWT VIDEO」、建築 ×⾷×アートのコラボレーションを感じられる特設の「AWT BAR」など、AWT 独⾃の企画も開催。様々な体験を通じて東京のアートの「いま」を感じられる4⽇間です。

※バスルートや参加施設の詳細はAWT公式サイトにてご確認いただけます。

https://www.artweektokyo.com/bus/

開催概要

アートウィーク東京

名称: アートウィーク東京(欧⽂:Art Week Tokyo、略称:AWT)

会期: 2024年11⽉7⽇(⽊)~10⽇(⽇)(4⽇間) 10:00~18:00

会場: 都内53の美術館/インスティテューション/ギャラリー

AWT FOCUS、AWT BARほか各プログラム会場

主催: 一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォーム

提携: アートバーゼル(Art Basel)

特別協⼒: 文化庁

アートウィーク東京モビールプロジェクト

名称: アートウィーク東京モビールプロジェクト

会期: 2024年11⽉7⽇(⽊)~10⽇(⽇)(4⽇間) 10:00~18:00

主催: 東京都/アートウィーク東京モビールプロジェクト実行委員会

料⾦

AWT BUSの乗車無料。

参加ギャラリーの入場無料。参加美術館ではAWT会期中に限り所定の展覧会にてAWT特別割引適用。

AWT FOCUSの 入場一般1,800円(前売1,500円)、学生・子供無料。

公式サイト    https://www.artweektokyo.com/

Instagram  https://www.instagram.com/artweektokyo/

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X      https://x.com/ArtWeekTokyo

YouTube    https://www.youtube.com/channel/UC4gkkFi4RoLKFmGF11p5peg

コーポレートパートナー

オフィシャルパートナー:SMBCグループ

ホテルパートナー:オークラ東京

ビバレッジパートナー:ルイナール

サポーティングパートナー:公益財団法人 大倉文化財団 大倉集古館

サポーティングパートナー:クインテセンシャリー・ジャパン

 

メディアパートナー

リードメディアパートナー:フィナンシャル・タイムズ

The Art Newspaper

日本経済新聞社

Artsy

Arts of the Working Class

ArtReview

「アートウィーク東京」運営体制概要

アートウィーク東京は、アートバーゼルとの提携および文化庁の協力を受け、一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォームが主催します。また、都内のアートアクティビティーの体験を創出する「アートウィーク東京モビールプロジェクト」を、東京都とアートウィーク東京モビールプロジェクト実行委員会の主催により実施します。

「アートウィーク東京モビールプロジェクト」概要

東京都とアートウィーク東京モビールプロジェクト実行委員会が主催。アートウィーク東京の会期中に都内各地に広がる主要なアートスペースをつなぐ「AWT BUS」を運行するほか、会期前から会期中にかけて子どもや若者、アートコレクターを目指す方などを対象とするプログラムの展開や、国内外のキュレーターを招聘したシンポジウムなどを通じて、幅広い鑑賞者層に対してアートアクティビティーの体験機会を創出。国内のアートに対する関心の裾野拡大を目指します。実行委員は、小川秀司(東京都現代美術館副館長)、片岡真実(森美術館館長)、小松弥生(東京国立近代美術館館長)、塩見有子(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT]理事長、蜷川敦子(アートウィーク東京ディレクター/一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォーム代表理事)。

「アートバーゼル」概要

世界最高の規模と質を誇る近現代美術のアートフェア「アートバーゼル」。毎年、拠点となるスイスのバーゼルをはじめ、香港、マイアミビーチ(アメリカ)、パリで開かれるアートフェアには、世界各地から大勢のアートファンや専門家が集まる。(公式サイト:https://www.artbasel.com/

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会社概要

URL
https://www.artweektokyo.com
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都港区南青山5丁目4番30号
電話番号
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代表者名
蜷川 敦子
上場
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資本金
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設立
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