マイクロジェット、Quantica社高粘度インクジェットヘッド取扱い開始
インクジェット工業応用分野の拡大に必要となる高粘度液対応ヘッドメーカーと提携
インクジェット技術の工業応用分野で研究開発用装置を開発している株式会社マイクロジェット(所在地:長野県塩尻市、代表:山口 修一)は、高粘度用インクジェットヘッド「NovoJet™プリントヘッド」を提供するQuantica GmbH(本社:ドイツ・ベルリン、CEO:Stefan Hollaender)と販売代理店契約を締結したことを、ここにお知らせいたします。

【インクジェット技術による環境配慮型のモノづくり】
インクジェット技術は、従来の版や型を用いたアナログの製造工程に比べて、材料の無駄や廃液を大幅に削減し、適時適量の生産が可能です。SDGsへの関心が高まる中、インクジェット技術は環境に配慮したデジタルモノづくりの中核技術として、ペロブスカイト太陽電池・3Dプリンティング・電子回路作製など世界中で研究開発が盛んに行われています。
【高粘度のインクジェット吐出を実現】
しかし、インクジェット工業応用分野での普及の壁となっていたのは「高粘度液材」の吐出の困難さです。その壁を打ち破ったのがQuantica社の「NovoJet™プリントヘッド」です。
NovoJet™プリントヘッドは、従来の約10倍の高粘度液の吐出を実現しました。この画期的な技術により、工業用コーティング・接着剤・粒子含有インクなどの高能能材料を、拡張可能かつデジタルなワークフローで使用することが可能です。
Quantica社は、研究開発用プリンターやアプリケーション開発サービスから生産向けのモジュール式統合プリントエンジンに至るまで、製造業者による新プロセスの実現を支援する包括的なシステムとサービスを提供しています。機能性材料の塗布をデジタル化することで、NovoJet™はディスペンシングやスクリーン印刷といったアナログ手法に取って代わり、高速・高精度製造の新たな可能性を拓きます。
【NovoJet™プリントヘッド搭載の評価装置】
マイクロジェット社では、このNovoJet™プリントヘッドを搭載した、高粘度液材の吐出評価キット「JetPack」、高粘度液材によるデバイス試作に最適な「NovoJet™ OPEN Printer」の取り扱いを開始しました。
マイクロジェット社は今後、これらの評価装置を用いた液材料開発や製造プロセス開発の技術支援サービスの開始を予定しております。

JetPack製品紹介ページ
https://www.microjet.co.jp/productinfo/printedelectronics/jetpack/
【Quantica社について】
Quantica社はベルリンとバルセロナに拠点を置くディープテック製造業企業であり、欧州発の組織として産業製造の進歩に尽力しています。同社は50名以上の専門家チームを擁し、研究者、エンジニア、科学者、管理者、製造業界内外で豊富な専門知識を持つプロフェッショナルが在籍しています。従来は吐出不可能とされていた材料を精密かつ高速で塗布できる先進的なインクジェットシステムを提供しています。
【 マイクロジェット会社概要 】
会社名:株式会社マイクロジェット
代表者:山口 修一
本 社:〒399-0732 長野県塩尻市大門五番町79-2
支 社:〒185-0021 東京都国分寺市南町3-11-17 尾崎ビル2F
設 立:1997年9月
事業内容:
インクジェット工業応用分野の研究開発支援
(1) インクジェット研究開発用機器の開発・製造・販売
(2) インクジェット試験・試作・工法開発の受託
(3) インクジェット技術コンサルティング、技術セミナーの開催
URL: https://www.microjet.co.jp
マイクロジェット社では、インクジェット研究開発用装置の開発・販売・レンタルから、液材料の吐出評価や試作まで、28年以上に渡る豊富なノウハウにより最先端のインクジェット研究をサポートします。開発フェーズ、予算規模やニーズに応じた様々なソリューションを用意しております。
【 株式会社マイクロジェット 連絡先 / お問合せ先 】
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