iGPSPORTがグルパマFDJとパートナーシップを締結
ワールドツアーチームへの本格的な機材提供を開始
【2025年11月20日】——スマートサイクリング技術分野において、新たな戦略的パートナーシップが発表された。国際的なサイクルコンピュータブランド iGPSPORT は、フランスの名門プロロードレースチーム「Groupama-FDJ サイクリングチーム」と戦略的提携を正式に締結した。
本提携により、iGPSPORT は世界最高峰のプロロードレースシーンに本格参入し、プロトン(集団)へ新たなテクノロジーソリューションを提供する体制を整えることとなる。
1997年に創設された Groupama-FDJ サイクリングチームは、プロサイクリング界で最も長い歴史と実績を有するワールドツアーチームの一つである。2005年以降、ワールドツアー登録を継続し、ツール・ド・フランス出場29回、グランツール区間優勝40回、クラシックレース優勝3回、年間20勝以上といった輝かしい戦績を積み重ねている。
一方、2012年に設立された iGPSPORT は、スマートサイクルコンピュータの研究開発・製造・販売を中心に事業を展開。現在では中国、フランス、ドイツ、スペイン、日本、韓国をはじめ、世界40以上の国と地域で展開し、ユーザー数は200万を超える。今回の提携は、同社が提供する高品質なテクノロジーが国際的に評価された証であり、トップブランドとワールドクラスのプロチームが連携する象徴的な取り組みとなる。

今回の協力の一環として、iGPSPORT は Groupama-FDJ サイクリングチームに対し、先進的なサイクリング機材を全面的に提供する。提供する機材には、フルスケールナビゲーションを搭載した次世代サイクルコンピュータ「BiNavi Bike Navigator」、超薄型タッチスクリーンモデル「BSC300T」、さらに HR50 ハートレートストラップや SRmini レーダーリアライトなどのアップグレードアクセサリーが含まれる。
2026年シーズンから、チームはレースおよび日常のトレーニングの両面で、BiNavi Bike Navigator をはじめとした iGPSPORT 製品を正式採用する予定だ。

プロロードレースは、サイクルテクノロジーにとって最も厳しい試験の場として知られる。ワールドツアーのステージでは平均時速40km/hを超える高い負荷に加え、高振動や極端な温度差、強い気圧変化など、デバイスにとって過酷な環境が続く。また、直射日光下から雨天時まで、あらゆる気象条件でも高い視認性が求められる。
BiNavi Bike Navigator は、3.5インチのトランスフレクティブディスプレイを採用し、いかなる光環境でもクリアな視認性を確保。さらに、iGPSPORT 独自のナビゲーションアルゴリズムをはじめとする先端技術を搭載し、トップカテゴリのレースから日々のトレーニングまで幅広く対応する設計となっている。
Groupama-FDJ サイクリングチームの代表者は、今回の協力について次のようにコメントしている。
「私たちは常に選手に最高水準の機材を提供することを重視しています。すでにトレーニングやレースで BiNavi Bike Navigator を使用していますが、その安定性、豊富なデータ表示、そしてチームの要求に応える柔軟性に非常に満足しています。iGPSPORT は信頼できるパートナーであり、今後のレースで共に大きな成果を収められると期待しています。」

また、iGPSPORT の代表者も次のように述べている。
「私たちは最先端のサイクルコンピュータを通じてチームのパフォーマンス向上を支え、レースで最大限の結果を残せるよう、確かな技術サポートを提供してまいります。Groupama-FDJ サイクリングチームとの協力は単なる商業提携にとどまらず、世界のサイクリング文化を共に推進する取り組みでもあります。今後も革新的で高品質、そしてユーザーに寄り添った製品を世界中のライダーへ届けていきます。」
業界関係者からは、今回のパートナーシップについて「両者の高い専門性と信頼関係に基づくものであり、iGPSPORT の国際的なブランド価値をさらに高める契機となる」との評価が寄せられている。また、技術革新とプロフェッショナリズムを基盤とする本提携は、サイクリング界全体に新たな活力をもたらし、競技の発展を後押しする取り組みとして注目を集めている。
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