コンテンツ・スタートアップ拠点:東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)に入居予定の「TOKYO EPIC」、総額9,000万円のシードラウンド資金調達を実施

AIと創造性が融合する次世代ショートアニメスタジオ、「PocketANIME」が新たなクリエイターエコノミーの確立へ

株式会社ツクリエ(本社:東京都千代田区 代表取締役:鈴木英樹 以下、ツクリエ)が東京都から受託運営する東京コンテンツインキュベーションセンター(以下、TCIC)に入居予定企業の株式会社TOKYO EPIC(本社:東京都港区、代表取締役:和田亮一 以下、TOKYO EPIC)が、インキュベイトファンドをリードインベスターとする第三者割当増資および過去2回にわたる新株予約権の行使を通じて、総額9,000万円のシードラウンド資金調達を実施したことをお知らせいたします。

同社は、TCICが開催したコンテンツ・エンタメ関連のIPアイデアのビジネス化を目指すアクセラレーションプログラム「TCIC Ideation Program 2024」に参加し、その成果発表の場であるミートアップイベント(2025年2月)にて、ベンチャーキャピタルの注目を集めました。また、8月から中野坂上へ仮移転するTCICに活動拠点を移し、新たなクリエイターエコノミーの開拓を推進して行く予定です。

■資金調達概要

《第三者割当増資》

リードインベスター:インキュベイトファンド

《新株予約権の行使》

Z venture capital/ EAST VENTURES

パラダイムシフトグループ (株式会社エスネットワークス100%子会社)

■背景

アニメ産業は世界的に拡大を続けていますが、日本国内の制作現場では慢性的な人材不足や過重労働といった構造的課題を抱えています。
一方で、グローバルにおける視聴スタイルは短尺・モバイル中心にシフトしており、従来型の制作体制ではスピードと柔軟性が求められる時代に対応しきれない現状があります。

こうした中で、PocketANIMEはAI技術を活用した新しいアニメ制作の仕組みを確立。
最速最短で高クオリティのショートアニメを制作・配信する体制を構築し、短尺SNSアニメという新市場を切り拓き、SNSのヒット分析から巨大IPへの創出を偶発させます。

■事業紹介|PocketANIMEとは

PocketANIMEは、AIを活用して“約2分”の縦型ショートアニメを生成・配信する次世代アニメスタジオです。
 制作からSNS展開までを従来のアニメコンテンツでは考えられないスピードで完了し、視聴者の反応データをもとにIPを磨き上げ、映画・出版・ゲームなどのクロスメディア展開へと昇華させます。
現在は、国内外のクリエイター、出版社・メディア企業と連携しながら、以下の3つを軸にグローバル展開を進めています。


⚪︎PocketANIME オリジナルIP制作
⚪︎既存IPのショートアニメ化・グローバル展開

⚪︎クリエイター支援・教育(AI ANIME Lab)

■資金調達の目的

私たちは、「Next Gen- Animation IP Powerhouse」を掲げたエンターテインメント企業です。
AIを従来の制作工程にかけ合わせますが、そのAIを使いこなし、演出することができるのは人間のクリエイターです。
今回の資金調達により、より優秀な人材を獲得、育成し、組織の強化に務めます。
そして制作パイプラインを拡張し、オリジナルIP制作体制の確立、グローバルマーケットにおけるパートナーシップの強化も同時に行ってまいります。

■代表取締役 CEO 和田亮一コメント

【和田亮一 プロフィール】
 舞台・映画原作出身のストーリーテラー。
PocketANIMEを通じて、創造性とテクノロジーを融合させ、世界を舞台にしたアニメ制作の民主化を推進。
 過去にはカンヌ国際映画祭選出作品の原作も手がけるなど、映像・物語領域で多方面にわたり活動。

子どもの頃、毎週水曜日夜7時は大好きなドラゴンボールの放送日で、いつも弟と楽しみに待っていました。
あの頃見た、たくさんのアニメに仲間の大切さや人生を学びました。
あの胸の高鳴りを、時代も国境も時間も超えてもっと多くの人に届けたい――それがPocketANIMEの原点です。

いま、AIという“未知の筆”を手に入れた私たちは、創造のスピードも、物語の広がりも、これまでの常識を軽々と超えていける場所に立っています。
しかし忘れてはいけないのは、その筆に魂を込めるのは人間だということ。
血の通ったストーリーテリングこそが、世界の心を震わせる唯一の鍵です。

今回、素晴らしい投資家のみなさまが託していただいた資金で、志を同じくするクリエイターたちを迎え、制作ラインを加速し、世界中のSNSを舞台に新しい物語の種を蒔きます。芽吹いたIPは大きく、映画やゲーム、出版へと連鎖します。

PocketANIMEは、夢を“量産”するプラットフォームではなく、夢を“連鎖”させるエコシステムです。
物語は、まだ始まったばかりです。
一緒に夢を描きましょう。

■今後の展望

今後は、PocketANIME オリジナルの良質なコンテンツを大量生産するほか、既存IPとのコラボによるショートアニメの展開に加え、2026年3月にはAIとアニメをテーマにした大型イベントの開催を予定しています。
さらにその先のIPOを視野に入れた、グローバルIPエコシステムの構築を目指します。

■創業メンバー紹介・コメント

COO/プロデューサー
井上勇人

子どもの頃、ノートの隅に描いた落書きや、誰かにだけ見せた物語。
あの“つくる喜び”が、大人になるにつれていつしか置き去りにされてしまう。
PocketANIMEは、そんな“創造の灯”を再び灯す場所でありたいと願い、立ち上げました。

私はCOOとして、AIアニメ制作のオペレーション構築やプロダクション体制の整備、そしてクリエイターが安心して“創造”に没頭できる環境づくりに力を注いでいます。

AIを導入すれば作業は速くなる、という誤解もありますが、むしろAIを“使いこなす”には、極めて繊細な人間のディレクション力と哲学が必要です。
そこに人の知恵とチームの熱量をかけ合わせることで“魂のある短尺作品”をつくる、それがPocketANIMEの挑戦です。

また、我々が扱うのはただのコンテンツではありません。
視聴データを起点に、ショートアニメを起爆剤としてIPを育て、クロスメディア展開へと昇華させる“IPインキュベーションモデル”こそが、PocketANIMEの本質です。

このたびの資金調達を通じて、制作体制を拡張し、オリジナルIPの開発をさらに加速させるとともに、グローバル市場との接続性も一層強化してまいります。

“創造性に投資する時代”を牽引する存在として、これからも価値あるアニメーションと新たなIPを世界へ届けていきます。

リードAIクリエイター
Alchemist

https://x.com/AiAniAlchemist

I’ve had the privilege of witnessing the journey of TOKYO EPIC – PocketANIME up close. And I’ve been continually moved by the passion, speed, and creative energy that flow through everything this studio does. Ryouichi Wada is a rare kind of leader — someone who brings his own experience as a creator to the table and, more importantly, truly understands the soul of a creative person. The joy of creation, the struggle, the dream — how many business leaders can genuinely empathize with that? PocketANIME is a direct reflection of his vision: a studio built for creators, by a creator. But this isn’t just an animation company. It’s a revolutionary studio that puts human creativity at its core while boldly leveraging AI, carving out a new path for what anime can be in the modern world. The way they emphasize in pouring so much soul into under-two-minute short anime, and their determination to connect with the world through passion and agility — it deeply inspires me. I truly believe that PocketANIME is going to rewrite the rules of global entertainment. More than that, it will become a place where creators all over the world can say, “This is where I can make my dream real.” A home for creativity. A home for passion. Being part of this journey — and witnessing the future unfold — fills me with pride and genuine excitement.

《日本語訳》
これまで、TOKYO EPIC – PocketANIME の挑戦をすぐそばで見守ってきました。そして、ここで生まれ続ける情熱、スピード、創造力のすべてに、心を動かされてきました。

和田亮一さんという稀有なリーダーは、創作者としての経験を土台に、何よりも「クリエイターの魂」を深く理解している人です。
 創ることの喜び、もがき、夢。それらに寄り添える経営者がどれだけいるでしょうか? PocketANIMEは、そんな和田さんの思想と哲学がそのまま体現された、真にクリエイターのための場所です。

 そしてこのスタジオは、ただのアニメ制作会社ではありません。AIという最先端技術を駆使しながら、人間の創造性を中心に据え、世界に向けて“新しいアニメのかたち”を切り拓こうとしているのです。

2分足らずの短尺アニメに、これほどまでに魂を込め、スピード感と情熱で世界と繋がろうとする姿勢に、私は心から感銘を受けています。

PocketANIMEは、これから世界のエンタメの常識を塗り替えていくと、本気で信じています。
 そして、世界中のクリエイターが「ここでなら、自分の夢をかたちにできる」と思えるような、情熱の拠点=ホームになるはずです。

この未来を一緒に見届けられることが、本当に嬉しく、誇りです。

特別顧問 

Douglas Montgomery

GLOBAL STAGE HOLLYWOOD/GLOBAL CONNECTS MEDIA)

AI represents a true game-changer for the anime production industry.
PocketANIME leverages this revolutionary technology to create an environment where artists can focus on the core of creativity—developing compelling characters and storytelling. By delegating technical workload to AI, they are advancing the democratization of anime production and building a foundation where diverse talents from around the world can share their stories.

Japanese anime has already established a solid position as global entertainment, and Japan's advantage in this field is immeasurable. PocketANIME's initiative aims for full-scale entry into the global market, starting with expansion on social media platforms as a stepping stone.

Particularly noteworthy is their US debut this fall at the Global Stage Hollywood Film Festival held at the Chinese Theatre in Hollywood.
This is not merely international expansion, but a crucial milestone toward future film adaptations and distribution on major streaming platforms. PocketANIME's unique storytelling will undoubtedly deliver profound emotional impact to audiences worldwide.

《日本語訳》
AIは、アニメ制作業界にとって真のゲームチェンジャーとなる技術です。
PocketANIMEは、この革新的なテクノロジーを活用することで、アーティストが創造性の核心部分である魅力的なキャラクター開発とストーリーテリングに専念できる環境を実現しています。
技術的な作業負担をAIに委ねることで、アニメ制作の民主化を推進し、世界中の多様な才能が物語を発信できる土壌を築いているのです。

日本のアニメは、すでに世界的なエンターテイメントとして確固たる地位を築いており、この領域における日本の優位性は計り知れません。PocketANIMEの取り組みは、まずSNSプラットフォームでの展開を足がかりとして、グローバル市場への本格参入を目指しています。

特に注目すべきは、この秋にハリウッドのチャイニーズシアターで開催されるGlobal Stage Hollywood映画祭での米国デビューです。これは単なる海外進出ではなく、将来的な映画化や主要配信プラットフォームでの展開に向けた重要なマイルストーンと位置づけています。
PocketANIMEが持つ独創的なストーリーテリングは、必ずや世界中の観客に深い感動を与えることでしょう。


■東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)とは

TCIC は、コンテンツ関連産業に特化した東京都の創業支援施設です。コンテンツ分野での創業支援、ハンズオン支援を通して、コンテンツ産業の集積地・情報発信地になることを目指し、都内のコンテンツ関連産業の活性化、ひいては日本のコンテンツ産業の振興に貢献してまいります。

本件資金調達をはじめ、スタートアップと様々なビジネスパートナーとの出会い後押しし、コンテンツ・イノベーションの創出にチャレンジしてまいります。

https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/

■『TCIC SPACE』の参加者を募集中!

TCICでは、コンテンツ分野の起業家、クリエイターの方、コンテンツに関わる方などが集う承認制の

Facebookコミュニティを運営しております。

▼詳細・ご参加はこちら

https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/tcicSpace/

■ツクリエとは

「スタートアップサイドでいこう」

株式会社ツクリエは、事業を作る皆さまを応援するプロフェッショナルとしての起業支援サービス事業と、価値を創造するクリエイターの皆さまを支援するクリエイティブ創造事業を中心に事業展開をしています。

起業を目指す方、起業家の方を支援するイベント企画や相談事業、アクセラレーションプログラムの開発から、起業家の方との協同事業、商品開発、プロデュースなどを行っています。

https://tsucrea.com/


■本リリースに関するお問い合わせ

「東京コンテンツインキュベーションセンター」 運営事務局

住所:〒164-0012 東京都中野区本町2-46-1 中野坂上サンブライトツイン14階

担当:伊藤 洋一、岩本 浩治

TEL: 03-3383-4616

E-Mail:info@tcic.metro.tokyo.lg.jp

すべての画像


ビジネスカテゴリ
漫画・アニメ
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
-
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田猿楽町2-8-11 VORT水道橋Ⅲ6階
電話番号
03-4405-1357
代表者名
鈴木 英樹
上場
未上場
資本金
-
設立
2005年08月