FOXON、BCP策定支援AI・製造業向けAIエージェントの構築を拡大

専門知識がないと着手できなかった業務に、AIが一次案を出す。BCPの下書きは30分、不具合報告書の作成は半日から1時間以内へ。

株式会社FOXON

株式会社FOXON(以下「FOXON」)は、専門知識や経験がないと着手できない業務を対象に、生成AI・AIエージェントを用いたシステムの設計・開発を各業界へ広げています。

日本最大級の経済団体向けに開発したBCP(事業継続計画)策定支援AI、製造業向けのメンテナンス対応AIエージェントが代表的な取り組みです。

■ 背景:最初の一案を出せる人が、社内にいない

中小企業のBCP策定率は18.3%にとどまっています(帝国データバンク「事業継続計画(BCP)に対する企業の意識調査(2026年)」、2026年5月調査)。策定が進まない要因として挙げられているのは、スキル・人材・時間の不足です。

現場で起きているのは、次のような状態です。

・リスク分析や復旧手順の設計といった専門性を担える人が社内にいない

・日々の業務に追われ、策定に時間を割けない

・製造業でも、不具合の原因推定や過去事例の照合ができる社員は限られ、熟練者に依頼が集中する

・判断のノウハウが個人にとどまり、若手への継承が進まない

意欲や能力の問題ではなく、最初の一案を出せる人が社内にいないことが原因です。生成AIが普及した現在も、この状態は大きく変わっていません。参照すべき情報が整理されていないまま汎用のAIに尋ねても、返ってくるのは一般論にとどまるためです。

■ 事例1:BCPを作ったことのない企業が、30分で下書きを持てる状態に

日本最大級の経済団体向けに、会員である中小企業がBCPを策定するためのAIシステムを設計・開発しました。同団体が会員企業に提供しています。

これまで

策定の必要性は認識されていても、何をどう書けばよいか分かる人が社内におらず、着手そのものに至らない状態が続いていました。

変わったこと

自社のコーポレートサイトURLや会社情報をまとめたファイルをアップロードすると、AIが内容を読み取り、所在地・業種・規模などに合わせたBCPの下書きを生成します。初めて取り組む企業であれば30分から1時間程度で、社内で検討できる状態のものが手元に残ります。

迷ったときの相談

作成の深さは3段階から選べ、書き進める途中で判断に迷った箇所は、チャット形式でAIに相談しながら詰められます。

品質と安全性

参照データは、公的機関のガイドライン、同団体が公表する策定ガイド、地域別のハザードマップで構成し、防災分野の専門家の監修を受けています。会員企業の情報を扱うため、クラウド基盤の設計段階からセキュリティと安定稼働を要件に組み込んでいます。

■ 事例2:ベテランに集中していた不具合対応の判断を、組織で使える形に

これまで

水栓バルブメーカーでは、不具合が起きるたびに原因の推定と過去事例の照合が必要で、対応できる社員が限られていました。

変わったこと

過去の品質調査資料から類似事例を検索し、原因・対策の推定と報告書の下書きまでをAIが生成します。作成時間は半日から1時間以内へ短縮し、若手社員でも一定水準の報告書を作成できる状態になりました。

広がり

支援範囲はメンテナンス業務全体へ広がり、依頼の受付、代行店の選定、部品の特定、見積の提示、手配までを一連の流れとして扱うAIエージェントへ発展しています。

■ FOXONが構築するAIシステムの特長

① 参照すべき情報を、AIが自動で探せる形に整える

BCPであれば公的機関のガイドラインや地域別ハザードマップ、製造業であれば社内に蓄積された過去の品質調査資料。いずれも量が多く、必要な箇所を毎回自分で集めて読み込ませるのは現実的ではありません。

FOXONはこれらを構造化し、AIが状況に応じて必要な情報を自動で探し出して参照しながら生成する仕組み(RAG:Retrieval-Augmented Generation)を設計しています。一般的な回答ではなく、その企業の状況に沿った内容が出てくるのはこのためです。

② 一次案までをAIが担い、確定は人が行う

AIが出すのは一次案です。BCPは生成された下書きを企業が確認・編集して完成させ、製造業の事例でもAIが示した内容を担当者が確認したうえで判断します。判断そのものをAIに委ねるのではなく、白紙から考える工程をなくすことを目的とした設計です。

③ 単一業務から、工程をまたぐAIエージェントへ

納品して終わりではなく、運用開始後の状況を見ながら調整を続けています。水栓バルブメーカーの事例では、報告書の作成という単一業務から、メンテナンス業務全体を扱うAIエージェントへ支援範囲が広がりました。

④ 要件定義から運用・保守までを自社で担当

要求・要件定義、AIの処理フロー設計、画面設計、開発、リリース後の運用・保守までを自社で担当しています。設計段階から実際に実装できる範囲で組み立て、稼働後に出てきた課題は設計を分かっている人間が直接手を入れて解消します。

■ 今後の展開

BCPの領域では、商工会議所や法人会、自治体に向けて、会員企業や地域の事業者がBCPを策定できる仕組みの構築を支援していきます。あわせて、国の認定制度である事業継続力強化計画の策定支援にも対応範囲を広げていきます。

製造業の領域では、熟練者の判断が必要とされてきた工程を対象に、支援範囲を広げていきます。

■ ご相談を受けている領域

・会員や地域の事業者に向けて、AIを使ったサービスを提供したい団体・自治体

・特定の社員に集中している技術・判断ノウハウを、組織で使える形にしたい企業

・BCP、事業継続力強化計画の策定支援をAIで進めたい団体・事業者

「自分たちの地域でも導入したい」「会員向けサービスとして検討したい」といった段階でのご相談も承っています。

■ 会社概要

会社名:株式会社FOXON

所在地:東京都江東区豊洲2-5-1

代表者:代表取締役 狐塚 雅彦

設立:2023年10月

事業内容:AI活用支援・AI開発/データ基盤・BI/SaaS導入支援/システム開発

コーポレートサイト:https://foxondigital.com/

■ 本件に関するお問い合わせ

株式会社FOXON

Email:info@foxondigital.com

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会社概要

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URL
https://foxondigital.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都江東区豊洲2-5-1
電話番号
070-1303-3896
代表者名
狐塚 雅彦
上場
未上場
資本金
-
設立
2023年10月