ホロコーストは本当にあったのか?「歴史学者」対「ホロコースト否定者」、1779日に及ぶ法廷闘争を描く緊迫の実話が発売。
2017年12月8日(金)公開の映画『否定と肯定』原作本
株式会社ハーパーコリンズ・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:フランク・フォーリー)は、「アーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件」の回顧録『否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い』を2017年11月17日(金)に発売しました。
みなさんは「アーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件」をご存知でしょうか?
イギリス人歴史家デイヴィッド・アーヴィングが、ユダヤ人歴史家デボラ・E・リップシュタットと出版社ペンギンブックスを訴えたイギリスの裁判です。「ナチスによる大量虐殺はなかった」という主張に端を発したこの裁判は1996~2001年の約5年以上にわたって争われ、2001年1月に開かれた裁判は様々な観点から大きな話題となりました。
この「アーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件」の回顧録『否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い』が11月17日(金)にハーパーBOOKSより発売となりました。
本作は、2017年12月8日より公開される映画『否定と肯定』原作。
主人公であり著者でもあるデボラ・E・リップシュタットは、イギリスの歴史家デイヴィット・アーヴィングが訴える「ヒトラーによる大量虐殺はなかった」との主張を看過できず、自著で真っ向から否定。このことを受けたアーヴィングは反対に名誉棄損でリップシュタットを告訴、異例の法廷対決が始まります。
アーヴィングが訴えを起こしたのはイギリスでした。名誉毀損訴訟の場合、アメリカでは立証責任が原告側にあります。つまり、名誉を傷つけられたと主張して告訴した側が、相手の中傷は事実無根だという証明をしなくてはなりません。
ところが、イギリスでは逆に被告側に立証責任があります。告訴された側が自分の中傷には事実の裏付けがあるという証明をしなくてはならないのです。
こうして、リップシュタットのほうが立証責任を負わされることになったのです。
はたして「ホロコーストが実在した」ことは証明できるのか。この裁判の行方は、欧米でもセンセーショナルに報道され、ユダヤ人だけでなく世界の知識層や学者などの間で大きな議論を巻き起こし続けました。
本書はその裁判の回想をリップシュタット本人が綴った、大変意義のある一冊です。
読む人それぞれが「真実とは何か」を深く考えさせられる、“ポスト・トゥルース”時代の必読の書。
SNSの普及で簡単かつ急速に情報が拡散しやすい現代においては、「カメラやスマホを買う時と同じように′′情報“も吟味をしないといけないということを若い人へ伝えたいですね」と先日来日の際も著者・リップシュタット氏は訴えました。
つきましては、ハーパーコリンズ・ジャパンのノンフィクション文庫本『否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い』をぜひ貴媒体でご紹介いただけますよう、お願い申し上げます。
【書籍情報】
『否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い』
・デボラ・E・リップシュタット [著] 山本やよい[訳]
・11月17日発売
・ハーパーBOOKS(文庫判) / 1,194円+税
公式サイト:http://www.harpercollins.co.jp/
【映画情報】
『否定と肯定』
・12月8日(金)、TOHOシネマズ シャンテ 他全国ロードショー
配給:ツイン
公式サイト:http://hitei-koutei.com/
本記事にて使用している写真は、映画の劇中スチル写真です。
© DENIAL FILM, LLC AND BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2016
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