メニコンとスターバックスがコーヒー豆かすリサイクル(牛の飼料化)の取組で「食品産業もったいない大賞」の農林水産大臣賞を連名受賞~表彰式開催~
株式会社メニコン 〔本社所在地:愛知県名古屋市、代表執行役社長:田中 英成〕とスターバックス コーヒー ジャパン 株式会社 〔本社所在地:東京都品川区、代表取締役最高経営責任者(CEO):関根 純〕 は国内初の試みとなるコーヒー豆かすを牛の飼料として再生利用する取り組みが評価され、一般社団法人日本有機資源協会が主催する第2回食品産業もったいない大賞の「農林水産大臣賞」を連名で受賞しました。
2015年3月5日(木)にはTKP赤坂駅カンファレンスセンターにおいて表彰式及び事例発表会が開催されメニコン代表執行役社長の田中英成、スターバックスコーヒージャパン社の関根純CEOらが参列致しました。
メニコンは環境バイオ事業として、ケア用品開発過程において発見した酵素を利用した稲わら分解促進材や畜ふん分解促進材を開発するとともに防腐・発酵技術の研究も行って参りました。コーヒー豆かすの飼料化は、これまでに培った発酵促進技術を応用させたものです。スターバックスの店舗から衛生的に回収したコーヒー豆かすを乳酸発酵させることで長期保存と飼料としての利用を可能にする技術を確立、実用化致しました。
コーヒー豆かすの飼料化については、メニコンが主体となって研究を行い、再生利用事業者である三友プラントサービス株式会社〔本社所在地:神奈川県相模原市、代表取締役:小松 和史〕との協業のもと、有効な飼料化技術が確立できました。さらに、効能の研究をメニコンと麻布大学(河合 一洋 准教授)が共同で実施し、有用な抗酸化作用が見出され、乳牛に給餌された際、乳品質向上(乳体細胞数減少) ※1につながることが判明しました。乳酸発酵結果として乳出荷量が増えたことが酪農家に高く評価され、積極的な利用につながりました。
表彰式では農林水産省、佐藤英道大臣政務官から「メニコンとスターバックスコーヒージャパンはこれまでリサイクルが難しかったコーヒー豆かすを牛の飼料として利用する技術を確立し、その牛のミルクを店舗でドリンク類に利用する大変画期的な取組みをされています。農林水産省ももったいない精神を大切に食品産業の持続可能な成長に向けた取り組みを推進したい」と今回の受賞を評価するコメントをいただきました。
メニコンはスターバックスコーヒージャパン社とともに今後も持続可能な循環型社会形成に貢献することをめざし、環境負担軽減に向けた取り組みに努めてまいります。
※1 2013年3月28日-30日 第155回日本獣医学会学術集会にて発表。コーヒーの泌乳牛に対する乳質改善効果に対して特許出願、特許2013-080785
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