IoTカンパニーアドバンテックが、テクノロジーリーダーシップ プレスカンファレンス ~アドバンテックが狙う次世代のIoT戦略~ を開催

台湾本社よりCEO ケーシー・リウ(K.C. Liu)が来日し今後のビジョンを語る、組込みLinux&Androidアライアンス「ELAA」の日本向け設立発表も

アドバンテック株式会社

 

産業用コンピュータの分野で世界トップシェアであるアドバンテック株式会社(Advantech Co., Ltd. 本社:台湾台北市/日本法人:東京都台東区、社長兼日本地区最高責任者:マイク小池、以下 アドバンテック)は、5月11日(木)に東京コンファレンスセンター有明にて、アドバンテック テクノロジーリーダーシップ プレスカンファレンス ~アドバンテックが狙う次世代のIoT戦略~を開催いたしました。

本カンファレンスでは、台湾から来日したアドバンテック本社CEOであるケーシー・リウ(K.C. Liu) およびアドバンテック日本法人 社長兼日本地区最高責任者であるマイク小池を始めとするエグゼクティブより、アドバンテックが狙う次世代のIoT戦略や、組込みLinux & Androidアライアンス「Embedded Linux&Android Alliance(ELAA)」の日本向け設立発表会などが行われました。

カンファレンス内で、アドバンテック本社CEOであるケーシー・リウ(K.C. Liu)は以下のように語りました。「マッキンゼーによると、スマートファクトリーやインダストリー4.0の分野は2兆米ドルの規模があり、次いでスマートシティ/ヘルスケア、インテリジェントリテール、ロジスティクス、電力の順で大きなIoT市場を展開しています。今後これらの分野を中心に世界はますますインテリジェントになっていくでしょう。アドバンテックにとってもこれらは注力分野であり、このフィールドでお客様をエンパワーしていきたいと考えています。また我々は、IoTのセンサーはワイヤレスになっていき、これからの数年間のワイヤレス技術は益々進化するだろうと予測しています。そのためアドバンテックもワイヤレス技術へ更に注力しています。スティーブ・ケースによる『サード・ウェーブ』という著書によりますと、我々は今、IoTという第3の波を経験しています。1つ目の波はインターネットとパソコンの繁栄、2つ目の波はGoogleやFacebookなどの巨大IT企業の台頭でした。第3の波は2016年から始まっており、あらゆるモノがインターネット化され、工場、物流、病院、リテール、交通などの様々な伝統的なサービスがIoTを使うようになっていくと考えられます。IoTは世の中のルールを変えていきます。アドバンテックはこのような世の中でテクノロジーリーダーとして邁進していきたいと考えています。」

また、アドバンテック日本法人 社長兼日本地区最高責任者であるマイク小池は以下のように述べました。

「アドバンテックは、インダストリー4.0、スマートシティ、IoTの3つのフィールドを軸にしています。特にインダストリー4.0は労働人口が減少する日本にこそ重要でしょう。少子高齢化に伴い労働人口の減少が深刻化している中、土木や建築などの高度な技能をインダストリー4.0の最新テクノロジーを使って若者に継承する必要があるでしょう。アドバンテックは4月に大阪で、経済産業省やパートナー企業の方々をお招きして『インダストリー4.0フォーラム』を開催し、その重要性を改めて皆様にお伝えすることができました。」

また、マイク小池は、先日発表したIoTの新製品についても触れています。「EISシリーズは、エッジコンピュータにWISE-PaaSソフトウェアパッケージ、IoT開発ツール、事前設定されたクラウドサービスを統合したソリューション製品としてリリースいたしました。本シリーズは、リモートI/Oモジュール、センサ、Microsoft Azureを1か月無料トライアルできるスターターキットも用意しています。オンラインストアで購入が可能で、すぐにIoTを始めていただけます。本製品の展開で、日本のIoT化をさらに促進できると考えています。」

講演の中では、47都道府県を回り地方でのIoTリテラシーを高め、地方活性化を促す『IoT47プロジェクト』についても言及しています。このプロジェクトは、6月には横浜での開催が決定しています。

その後、組込みLinux&Androidアライアンス(ELAA)の日本向け設立発表会が行われ、パートナー企業のリネオソリューションズ株式会社 代表取締役 小林 明様、Retronix  CEO  Dustin Huang様、サンダーソフトジャパン株式会社 代表取締役社長兼北京本社バイスプレジデント 今井 正徳様、Timesys corporation  CEO Atul Bansal様 が参加し、設立の背景などについて語りました。ELAAについてCEOケーシー・リウは「これまで、組込みLinux/AndroidベースのARM環境はオープンな統一プラットフォームアーキテクチャで標準化やモジュール化があまり整備されていない課題もありエコシステムが弱く再利用や水平展開しづらい問題がありました。それらを解決するのが今回のアライアンスです。ELAAの設立は、業界に大きなインパクトを与えるでしょう」と述べました。

(参考リンク)
EISシリーズ 特設ページ:http://www.advantech.co.jp/srp/eis
EISシリーズ オンラインストアページ:http://buy.advantech.co.jp/Search.aspx?skey=EIS

■ アドバンテックについて  - インテリジェント・プラネットの実現が我々の使命です -
台湾 Advantech Co., Ltd. (TAIDEX:2395)は、1983年の創業以来eプラットフォームのリーディング・プロバイダとして、産業用コンピューティングやオートメーション市場における高品質でハイパフォーマンスな製品の開発・製造および販売に携わっており、現在では世界23カ国94都市に拠点を構えるグローバル企業です。得意とする組込み用ボードコンピュータや産業用マザーボードの販売に加え、お客様のニーズにきめ細かくお応えする産業用コンピュータのBTOサービスや、お客様の要求仕様に合わせて製品の設計から生産までを請け負うDMSビジネスも行なっています。また、グローバルな物流IT市場で確固たる存在感を持つ独DLoG社や、カジノ向けゲーム機器の分野で実績のある英Innocore社をグループに取り込むなど、積極的なビジネス拡大にも取り組んでいます。

また、近年コーポレートビジョンである「インテリジェント・プラネットの実現」を具現化するスマートシティ&IoTソリューション・ビジネスの開拓に注力する当社は、積極的な製品およびソリューション開発に務めるとともに、インテル社ならびにマイクロソフト社をはじめさまざまなエコパートナー企業とのパートナーシップの強化を図っています。このようなエコパートナー企業との緊密な協力関係、および自らの研究開発投資によって、インテリジェント・システムを様々な産業に普及させ、地球上のあらゆる労働環境と生活環境をより豊かでスマートなものにしていくこと、- インテリジェント・プラネットの実現 - が、我々Advantechの使命です。
(アドバンテック株式会社 ウェブサイト http://www.advantech.co.jp

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会社概要

アドバンテック株式会社

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URL
-
業種
情報通信
本社所在地
東京都台東区浅草6-16-3
電話番号
03-6802-1021
代表者名
劉 克振
上場
未上場
資本金
-
設立
1997年05月