現役中高生と母親世代1000組に聞きました。世代間で浮かび上がる「体育着」への意識
「体育着の似合う有名人」の調査結果も同時に公開!!
明治9年に創業し、学校の制服や体育着を中心とした衣料品の製造販売を行ってきた株式会社トンボ(本社:岡山県岡山市北区厚生町二丁目2番9号 代表:近藤 知之)は、学生服ブランドが行う活動の一環として、様々な世代、立場から制服に対する意識を探る「学生服に関する意識調査」を2017年から継続して実施しています。
本年度は、第二の制服ともいえる「体育着に関する意識」をより深く紐解くべく、時代とともに変化する体育着に関する「満足度」や「学校以外で体育着を着るシチュエーション」「着なくなった体育着の扱い」「体育着にまつわるエピソード」「体育着が似合う有名人ランキング」など、さまざまな角度から、体育着に関する親世代、子世代の意識を調査結果としてまとめました。
本年度は、第二の制服ともいえる「体育着に関する意識」をより深く紐解くべく、時代とともに変化する体育着に関する「満足度」や「学校以外で体育着を着るシチュエーション」「着なくなった体育着の扱い」「体育着にまつわるエピソード」「体育着が似合う有名人ランキング」など、さまざまな角度から、体育着に関する親世代、子世代の意識を調査結果としてまとめました。
- 【調査結果ダイジェスト】
②子供世代は「機能」「デザイン」ともに満足!
母親世代の不満の原因はブルマが大半を占める結果に
③母親世代は、子供が着用している体育着に対して高評価である傾向
高評価の理由は、現代の体育着の「機能性」からくる日常的な“扱いやすさ”
④【体育の授業以外で体育着を着るシチュエーション】
子供世代は、母親世代よりも“プライベート”で体育着を着ていることが明らかに
⑤【着なくなった体育着のその後】
母親世代は「すぐに処分」が半数以上。子供世代は約3割が「普段使い」に。
⑥【体育着エピソード】
「友達との青春の思い出」が多く、体育着への愛着も強い子供世代。
母親世代は「好きな人との思い出」が多い一方、「ブルマ」が悪い思い出に。
ー【考察】体育着も時代を映す鏡。時代とともに体育着のデザイン性・機能性が向上。
今の子供世代は、ブルマの存在自体を知らない?
【参考】スクールスポーツウェアの変遷と「次世代の体育着」
⑦現役中高生と母親世代が選ぶ【体育着が似合う有名人】
橋本環奈さん、広瀬すずさん、イモトアヤコさんがTOP3にランクイン!
ー【考察】幅広い年齢層のタレントがランクイン。バラエティ番組の影響も大。
【調査概要】
■調査方法:インターネット調査
■調査時期:2020年1月13日(月)~2020年1月17日(金)
■調査対象者:現役中高生の子供とその母親 各1,000名 合計2,000名
- 【1】体育着、母親世代は7割近くが不満だったが、子供世代は7割以上が満足
現在着用している(当時着用していた)体育着の満足度を親子で比較すると、子供世代は母親世代に比べて満足度が高く、「満足している(21.5%)」「どちらかといえば満足している(52.0%)」を合計すると、7割を超える方が現在着用している体育着に満足していることがわかりました。一方で、母親世代は、当時着用していた体育着に対して「満足していなかった(37.4%)」「どちらかといえば満足していなかった(30.1%)」を合計すると、7割近くが不満を持っていたことがわかりました。
- 【2】子供世代は「機能」「デザイン」ともに満足!母親世代の不満の原因はブルマが大半を占める結果に
子ども世代で7割以上を占めた体育着への「満足」理由は、「速乾性」「デザイン」「肌触り」。
一方、母親世代の7割近くを占める「不満」理由は、圧倒的に「デザインが良くなかった」で1位、ついで2位「機能的ではなかった」3位「透けやすかった」となりました。デザイン面では、「色が嫌だった」「ダサかった」などの回答が見られましたが、「ブルマが嫌だった」というコメントが最も多く、ブルマへの不満が体育着の不満の多数を占めている事が浮き彫りになりました。
◆子ども世代【満足】意見(抜粋)
◆母親世代【不満足】意見(抜粋)
- 【3】母親世代は、子供が着用している体育着に対して高評価である傾向。高評価の理由は、現代の体操着の「機能性」からくる日常的な“扱いやすさ”
当時着用していた体育着に対しては不満に感じている人が多かった母親世代ですが、子どもが現在着用している体育着については、7割以上が満足と回答。満足理由としては、1位「速乾性」2位「耐久性」3位「型崩れしない」となっており、洗濯する際の扱いやすさなどが満足理由としてあがりました。
- 【4】【体育の授業以外で体育着を着るシチュエーション】子供世代は、母親世代よりも“プライベート”で体育着を着ていることが明らかに
体育の授業以外で体育着を着用している(していた)シチュエーションを比較すると、子供世代では「習い事に行く(52件)」「コンビニやスーパーに行く(49件)」「飲食店に行く(13件)」など計167件で、母親世代の計81件の2倍以上の回答件数となりました。また、子供世代の「その他(36件)」では「部屋着(ルームウェア)」としても着用しており、母親世代が学生の時よりも、現代の子供世代の方が、学校行事以外で、体育着を着ているシチュエーションが多い事がわかりました。
- 【5】【着なくなった体育着のその後】母親世代は「すぐに処分」が半数以上。子供世代は約3割が「普段使い」に
着なくなった体育着について、母親世代は「着なくなった後すぐにゴミに出した」方が半数以上を占めました。
一方、子供世代では「パジャマやルームウェアとして着用している」割合が高く、また「思い出として残している」など、子供世代の方が、体育着に愛着を持ち、日常的にも活用している傾向が伺える結果となりました。
- 【6】【体育着エピソード】「友達との青春の思い出」が多く、体育着への愛着も強い子供世代。母親世代は「好きな人との思い出」が多い一方、「ブルマ」が悪い思い出に
◆子供世代の思い出
・運動会で転んでヒザ箇所が破れているが。そのままにして思い出として残している。なぜならばそのリレーで転んだおかげで逆にクラスの一体感や協力体制が強くなり仲良しになるきっかけになった。
・体育祭で体操着にチームカラーをみんなつけて全学年で応援合戦をした。
・プールじまいの時に体操着を着てみんなでプールに飛び込んだ
・校外学習のレクリエレーションで、体育着を着用し、クラス全員でダンス発表をしました。
・文化祭でみんなに寄せ書きをしてもらってそれをみんなで着た。
・体操着を来て友人とプリクラを撮ったこと。
・忘れたときに友達と貸し借りをした。・着替えの際にクラスメイトが間違えて持ち帰った。
・後輩に譲ったら、とても喜んでくれて、後輩が後輩のお友達に「今日は○○先輩の体操着」と自慢していると聞いた。
・中学の時の体育着は今でも部屋着として着ていて、バレー部でいつも着ていたので愛着もあり、自分で納得できるまでは取っておきたい。
・中学時代はジャージで登校する生徒がほとんどだったので体操着が中学時代のすべてだと思う。
・卒業するまでは、ずーっと部屋着にもしていたので、とても愛着がある。授業も部活も家でもフル活用していた。
・学校でも家庭でも着ているので、自分の一部のように感じている。
・体操服が好きすぎて遊ぶときにほかの子は私服なのに、一人だけ体操服を着ている
◆母親世代の思い出
・好きな人のジャージが教室に置いてあり、体操服をぎゅっとしてみた。
・好きな人に卒業の記念にジャージをもらいました。
・体育着を好きな人から借りて着た。
・好きな人の名前の刺繍が入っている運動着を着た。
・好きな人と体育着を交換した。
・中学生の時の体操服には、大きく名前が貼ってあったので、気になる先輩の名前を知ることが出来たのが、体操服姿のおかげだった。
・とにかく体操服がダサかったので、卒業アルバムに写ってるのが嫌だ。
・ブルマ型から短パン型に移行し、嬉しかった。
・ブルマだったので運動会の前日、カミソリで太ももの毛の処理をしたらカミソリ負けし赤くなり恥ずかしい思いをした。
・女子の体操着はブルマだったので、体のラインが分かりやすくて太ももが太かった自分は非常に恥ずかしかった。
・恥ずかしい年頃なのに、ブルマをはかされて男子と一緒に体育の授業があったりして、本当に最悪。ジャージの色も男子は青、女子はエンジ色と性別で別れていて、色がダサかった。
・いまの時代のようにクォーターパンツならよかったのに、ブルマはダサすぎるし、なにもいい思い出なし。
・自分の体操服を卒業してから、親が着ていたことに度肝を抜かれたが、今、人の親になって同じことをしている自分がいて、笑ってしまう。
- 【考察】体育着も時代を映す鏡。時代とともに体育着のデザイン性・機能性が向上
母親世代は、色やデザインなどで男女差のある体育着や「ブルマ」の全盛期でしたが、教育現場での男女差をなくそうという社会的な意識や変化などがあり、1992年頃には体育着は「ブルマ」から男女差のない「ハーフパンツ」または「クォーターパンツ」へと移行しました。そのため、子供世代では「ブルマ」を着用する機会がなく「ブルマ」の存在自体を知らない子供も多いと推察されます。
また、機能面では「厚手」「重たい」綿100%の素材から、時代とともに、ポリエステルの混紡割合が増加し、近年では、ポリエステル100%でストレッチ性が高く、「軽量」「吸汗」「速乾」に優れた体育着が多くなっています。
体育着も時代や社会背景を反映して変化しており、そのデザイン性や機能性の向上により、着用者の満足度が高まり、着用シーンの拡大につながっているようです。
【さらに進化する体育着】アスリートと同じスタイルを学校体育に
ジャージとピステスタイルの良さを融合させた次世代の体育着「PIS-TRE」
これまで体育着で主流だったジャージ素材は、通気性に優れる反面、冬場の屋外では防風性が弱く防寒できないのが欠点でした。
そこで、サッカーや陸上などプロスポーツの定番練習着である「ピステ」スタイルをベースに、伸縮性、耐久性も兼ね備えた高機能素材を使ったオリジナル学校体育着「PIS-TRE」を開発。
「防風性」「保温性」「撥水性」に優れ、冬場でも冷気を通さずに身体がすぐ温まるため、怪我の抑制もできる「次世代の体育着」として、2017年の登場以来、多くの学校で採用が始まっています。
【商品・素材に関する動画】https://m.youtube.com/watch?v=aeGCDRTgIyQ&feature=youtu.be
- 【7】現役中高生と母親世代が選ぶ【体育着が似合う有名人】橋本環奈さん、広瀬すずさん、イモトアヤコさんがTOP3にランクイン!
体育着が似合う有名人」では、「制服が似合う有名人」同様、1位と2位に橋本環奈さん、広瀬すずさんがランクインしました。3位にはタレントのイモトアヤコさんがランクインと、TOP3にランクインした有名人は、両世代共通となりました。
「制服が似合う有名人」のランキングに比べ、「体育着が似合う有名人」のランキングでは、テツandトモさん、武井壮さんや出川哲郎さんなど、バラエティ番組で活躍する有名人がランクインしています。
◆子供世代で特徴的だった回答
サンシャイン池崎(7)オードリー春日(7)
寺田心(5)チョコレートプラネット(TT兄弟)(5)
森七菜(4)あばれるくん(3)ヒカキン(3)
◆母親世代で特徴的だった回答
松岡修三(6)森三中(5)深田恭子(5)
佐藤健(4)相葉雅紀(4)ロッチ中岡(4)
【考察】幅広い年齢層のタレントがランクイン。バラエティ番組の影響も大。
母親世代1位の広瀬すずさんは、映画「ちはやふる」でのジャージ姿や「チア☆ダン」ユニフォーム姿が印象的で、子供世代1位の橋本環奈さんは、日本テレビ系のキャンペーン『カラダWEEK』マネージャーでのユニフォーム姿が記憶に新しいところですが、体育着を着用しての出演よりも、ともに映画やドラマで「制服」ヒロインとしてのイメージが定着していることで、『体育着が似合う』という印象も強くなっているとも考えられます。
橋本環奈さんは、2020年5月22日公開予定の映画『小説の神様 君としか描けない物語』でも、制服姿が見られることから、さらにそのイメージが高まるかもしれません。
親世代、子世代共に3位にランクインしたイモトアヤコさんは、人気テレビ番組「世界の果てまでイッテQ!」でセーラー服を着用、また過酷なロケでは、小豆色のジャージを着用してチャレンジする姿を目にする事も多く、ランクインの大きな要因となっていると予想されます。同じく、子供世代10位の出川哲朗さんも、同番組で、緑色のジャージを着用し、体を張った企画にチャレンジしており、「体育着が似合う有名人」は、バラエティ番組による影響も大きいようです。
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