ハイドリック&ストラグルズ、APACの投資専門家の報酬は上昇しているとのレポートを発表
世界経済に不透明感が広がっているが、アジア太平洋地域の運用資産残高(AUM)の水準は高く、中でもプライベート・エクイティにおける報酬は驚くべき回復を見せている
世界最大級のエグゼクティブ・サーチ会社 Heidrick & Struggles(ハイドリック・アンド・ストラグルズ、本社:アメリカ合衆国 シカゴ、CEO:Krishnan Rajagopalan)は、2021年夏に実施した「2021 Asia Pacific Private Capital Investment Professional Compensation Survey(2021年アジア太平洋地域民間資本投資専門家報酬調査)」の第8回目の調査結果を発表しました。市場の不安定性や新型コロナウイルスの影響が地域全体の企業に及んでいるにもかかわらず、この調査によりますと、報酬は全般に上昇しています。
日本の金融プラクティスパートナー兼日本のPEプラクティス責任者 飯沼綾は2021年の日本市場において「新型コロナウイルス感染症による経済への影響はあるものの、日本企業のM&Aへの意識は引き続き高く、大企業のカーブアウトディールや、テクノロジーセクターへの投資の意欲は顕著です。またコロナ禍においてPEファンドによる事業承継案件への投資も増加しております。よって21年の日本市場は世界市場と同様に成長が見込まれています」と述べています。そのうえで「昨年、今年と複数のファンドが新規ファンドの募集を完了しており、日本市場においもて引き続き積極的な投資行動が見られています。こうした動きをうけて、ファンド、投資専門家への人材要求レベルは高まっており、流動性が高まるとともに優秀な人材への報酬が上昇することが予想されます」とコメントしています。
APACがパンデミックを受けたニューノーマルへの適応を進める中、回答者の報告では2020年から2021年にかけ、現金報酬が着実に増加しています。マネージング・パートナーは2020年に、全レベルで最も高い8.17%の増加となりました。
「人材がファンドの成功における重要な差別化要因になると思われます。ますます多くの企業がマルチ戦略を採用する中、適切な投資機会を見極めるには、セクター独自の知識や現地についてのインサイトが欠かせません。このため、企業は幅広い専門知識を持つ人材を求めるようになり、ジュニアレベルの人材の移動も柔軟に移動するようになるでしょう。しかし、マルチ戦略的アプローチスキルを持つ人材を求める企業が増えれば、こうしたポジションの報酬は上昇することが予想されます」とコメントしています。
2021 Asia Pacific Private Capital Investment Professional Compensation Survey は、2019年、2020年、2021年の報酬データと、2021年の市場心理および報酬の変化に対する予想を提供した民間資本投資専門家192名の自己申告および匿名のオンライン調査データから構成されています。
調査結果はこちらから:https://www.heidrick.com/en/insights/compensation-trends/2021-asia-pacific-private-capital-investment-professional-compensation-survey
■ハイドリック・アンド・ストラグルズについて
Heidrick & Strugglesは、エグゼクティブ・サーチ、リーダーシップ評価と開発、組織とチームの有効性、文化形成サービスなど、信頼できるアドバイザーとして、世界のトップ企業のシニアレベルの人材とリーダーシップのニーズに応えるサービスを提供しています。
Heidrick & Strugglesは、60年以上前にエグゼクティブ・サーチという職業を開拓しました。現在では、当社は統合されたリーダーシップソリューションを提供することで、クライアントが世界に変化をもたらすためのサポートをしています。
www.heidrick.com
《ハイドリック・アンド・ストラグルズ ジャパン合同会社 会社概要》
設立 :1992年に日本オフィスを開設 (アメリカ本社 1953年設立)
所在地 :〒105-6238 東京都港区愛宕2丁目5番1号 愛宕グリーンヒルズ 森タワー 25階
東京オフィス代表:スティーブン・グリーンバーグ
事業内容 :エグゼクティブ サーチ
APACがパンデミックを受けたニューノーマルへの適応を進める中、回答者の報告では2020年から2021年にかけ、現金報酬が着実に増加しています。マネージング・パートナーは2020年に、全レベルで最も高い8.17%の増加となりました。
堅調な展開ながら、投資専門家には楽観的な見方とともに警戒心も漂っています。2021年にベースアップを見込んでいる回答者は2020年の41%から減少し、35%に留まりました。ボーナスの見通しも横ばいが続いています。
昨年の調査結果と同様、戦略面での市場心理は依然クレジットおよびスペシャルシチュエーションで最もポジティブです。今年の見通しについては、76%の回答者が「やや良い」「かなり良い」と回答しました。ネガティブな心理が最も強いのはバイアウトで、2020年の67%から減少した39%が「やや悪い」「わからない」「ほぼ同じ」と見ています。これは、バイアウトファンドのレベルによって報酬の中央値にばらつきがあるためとみられます。しかし現金報酬の総額(中央値)は、今回もマネージング・パートナーが最も高くなっています。
全体的な市場の見通しを地域別に見ますと、2020年から大幅に改善し、オーストラリア、中華圏、インド、東南アジアの多くの回答者の心理が改善していることがわかりました。
アジア太平洋・中東地域の金融サービス事業担当リージョナル・マネージング・パートナー、シャディ・エル・ファールは、「民間資本をめぐる環境の不透明性に巧みに適応し、これを乗り越えられたことは、この業界の来年の好成績を示唆しています」と述べています。
「人材がファンドの成功における重要な差別化要因になると思われます。ますます多くの企業がマルチ戦略を採用する中、適切な投資機会を見極めるには、セクター独自の知識や現地についてのインサイトが欠かせません。このため、企業は幅広い専門知識を持つ人材を求めるようになり、ジュニアレベルの人材の移動も柔軟に移動するようになるでしょう。しかし、マルチ戦略的アプローチスキルを持つ人材を求める企業が増えれば、こうしたポジションの報酬は上昇することが予想されます」とコメントしています。
2021 Asia Pacific Private Capital Investment Professional Compensation Survey は、2019年、2020年、2021年の報酬データと、2021年の市場心理および報酬の変化に対する予想を提供した民間資本投資専門家192名の自己申告および匿名のオンライン調査データから構成されています。
調査結果はこちらから:https://www.heidrick.com/en/insights/compensation-trends/2021-asia-pacific-private-capital-investment-professional-compensation-survey
■ハイドリック・アンド・ストラグルズについて
Heidrick & Strugglesは、エグゼクティブ・サーチ、リーダーシップ評価と開発、組織とチームの有効性、文化形成サービスなど、信頼できるアドバイザーとして、世界のトップ企業のシニアレベルの人材とリーダーシップのニーズに応えるサービスを提供しています。
Heidrick & Strugglesは、60年以上前にエグゼクティブ・サーチという職業を開拓しました。現在では、当社は統合されたリーダーシップソリューションを提供することで、クライアントが世界に変化をもたらすためのサポートをしています。
www.heidrick.com
《ハイドリック・アンド・ストラグルズ ジャパン合同会社 会社概要》
設立 :1992年に日本オフィスを開設 (アメリカ本社 1953年設立)
所在地 :〒105-6238 東京都港区愛宕2丁目5番1号 愛宕グリーンヒルズ 森タワー 25階
東京オフィス代表:スティーブン・グリーンバーグ
事業内容 :エグゼクティブ サーチ
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