出⽣早期から1歳まで「ママ&キッズ 」製品を指導したスキンケア⽅法のもと使⽤した乳児において、卵⽩に感作している児も含めアトピー性⽪膚炎・⾷物アレルギーの発症率は極めて少ないという研究結果を発表
いちかわクリニック(福島県福島市 産科、小児科)、千葉大学予防医学センター(千葉県千葉市)、株式会社ナチュラルサイエンス(東京都中央区)らの研究チームは、出生早期から1歳まで、低刺激スキンケア「ママ&キッズ ベビーライン」製品を、指導したスキンケア方法で使用した結果、1歳の時点で、アトピー性皮膚炎は92.7%、食物アレルギーは98.3%の児が発症しなかったという研究発表を行いました。
本研究は、2022年11月12、13日に開催された第59回日本小児アレルギー学会学術大会において、優秀演題賞を受賞しました。
本研究は、2022年11月12、13日に開催された第59回日本小児アレルギー学会学術大会において、優秀演題賞を受賞しました。
≪受賞内容≫ ●発表演題名 乳児期皮膚バリア機能とアレルゲン感作に関する観察研究(Fukushima study) ●受賞名 第59回 日本小児アレルギー学会学術大会 優秀演題賞 (2022年11月12日(土)、13日(日)沖縄・ハイブリッド開催 http://jspaci59.umin.jp/) ●研究チーム ・いちかわクリニック 市川陽子先生、市川文隆先生 ・千葉大学予防医学センター/ わんぱくクリニック 下条直樹先生 ・秋田大学 大学院医学系研究科皮膚科学・形成外科学講座 河野通浩先生 ・慶應義塾大学病院 臨床研究推進センター 竹村亮先生 ・大阪大学免疫フロンティア研究センター 皮膚免疫学 松岡悠美先生 ・株式会社ナチュラルサイエンス 研究開発部学術開発課 田中聖子、小谷野豊、藤浪未沙 |
- 発表概要
一方、卵白感作率は生後6か月で30%、1歳で39%の乳児で確認され、スキンケアで卵白感作を予防することはできませんでした。しかし、感作が認められた児も含めアトピー性皮膚炎発症および食物アレルギーの発症を予防する効果が確認できました。
- 背景
本研究では、前向き出生コホート観察研究により、洗浄と保湿によるスキンケアを、使用製品とスキンケア方法を統一し、生後早期から生後12か月まで行った乳児の経時的な皮膚バリア機能変化とアレルゲン感作の関連を明らかとする目的で行いました。
- 実施概要
スキンケアには、株式会社ナチュラルサイエンスの低刺激スキンケア「ママ&キッズ ベビーライン」の製品を使用。スキンケア方法と使用する量に関しては、いちかわクリニックの看護師・助産師が、洗浄と保湿を組み合わせたスキンケア方法をパンフレットも使って保護者に指導しました。
≪スキンケア指導内容≫ ●洗浄 ・1日1回は洗浄剤を使用し、こすらずにやさしく手で洗う ・頭髪と、顔・体は洗浄剤を分ける ・洗浄剤は残らないようにしっかりと洗い流す ・高すぎない湯温にする(40℃未満) ●保湿 ・朝晩1日2回行う(口周り、オムツ部などは拭くたびに保湿する) ・保湿剤はたっぷりの量をすりこまずに全身に塗る *山本式スキンケア方法参考 山本一哉:かかりつけ医のためのこどものアトピー性皮膚炎診療&スキンケア指導 金原出版株式会社,東京,2017,113-121 |
【使用製品】
●頭髪洗浄:ママ&キッズ ベビーヘアシャンプー
https://www.natural-s.jp/shop/g/g511/
●顔・体洗浄:ママ&キッズ ベビー全身シャンプー
https://www.natural-s.jp/shop/g/g501/
●顔・体保湿:ママ&キッズ ベビーミルキーローション
https://www.natural-s.jp/shop/g/g519/
(写真:測定の様子 いちかわクリニック提供)
- 結果・考察
一方、今回の研究では、スキンケアの介入により食物アレルギーの発症率を下げる可能性が示されましたが、卵白に対するIgE抗体の陽性化(卵白感作)率は、スキンケアによっても低下しませんでした。
乳児のアレルギー発症や感作については妊娠中の母親の状態や、母乳などさまざまな要因が考えられるため、今後は本研究の解析を進めるとともに、妊娠中の母体環境と乳児の感作についても研究を進め、さらなるアレルギー疾患の予防や感作の予防に役立つ情報提供や製品開発に努めたいと考えております。
- 参考:ママ&キッズ製品について
「ママ&キッズ」は、生後すぐから使える低刺激スキンケア。赤ちゃんの肌にとって理想的な、ママの胎内環境をお手本にした保湿成分をたっぷり配合しています。また、肌にとって刺激になるものは徹底排除し、各種テストで安全性も確認。全国250か所以上の産院の沐浴指導にも使われています(2022年4月ナチュラルサイエンス調べ)。
胎内環境をお手本にした独自保湿成分を配合
●胎脂をモデルとした保護成分:べビーズエマルジョン(R)
胎脂は、胎児の表皮に組成し、未成熟な肌のバリア機能を補強する効果があると考えられています。胎脂の組成成分の分析結果を基に開発されたのが、胎脂類似複合成分「べビーズエマルジョン(R)」。高い抱水性・保水性があり、肌と同じラメラ構造をしています。
●羊水に含まれる保湿成分:8種のうるおいアミノ酸
角層中で水分を保持し、保湿性を調整する天然保湿因子(NMF)のうち、40%をアミノ酸が占めています。また、アミノ酸は羊水中にも含まれ、妊娠初期の胎児は皮膚から栄養分を吸収していると言われています。ママ&キッズ ベビーラインは、「うるおいアミノ酸」として8種のアミノ酸(セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシンHCl、トレオニン、プロリン、アルギニン)、乳酸NaとPCAを配合しています。
エモリエントとモイスチャライザーの効果を両立
水分を与え、抱え込むモイスチャライザー効果と、油分のバリアによって水分の蒸発を防ぐエモリエント効果の両方を兼ね備えているから、1本でWの効果によりうるおいを持続させます。
生まれてすぐの赤ちゃんから毎日使い続けられる安全性を確認
●安全性確認試験
・皮膚刺激性テスト済み※1
・皮膚パッチテスト済み※2
・新生児・乳幼児連用試験済み※3
・皮膚アレルギーテスト済み※4
・眼刺激性テスト済み※1
・食物アレルギーテスト済み※5
特定原材料(卵、乳、小麦、そば、落花生、甲殻類)及び特定原材料に準ずるもの(大豆、くるみ、カシューナッツ、マカダミアナッツ)検出範囲以下または陰性であることを確認しています
※1 すべての方に刺激が起こらないというわけではありません。
※2 すべての方に皮膚刺激が起こらないというわけではありません。
※3 すべての方にわけでは合うというわけではありません。
※4 すべての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
※5 検査方法:ELISA法【卵、乳、小麦、そば、落花生、甲殻類、大豆】PCR法【くるみ、カシューナッツ、マカダミアナッツ】※ELISA法は、「アレルギー物質を含む食品の検査方法について」(平成22年9月10日消食表第286号)に準拠。すべての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
●低刺激処方を重視
無香料、無着色、弱酸性、パラベン無添加、アルコール(エタノール)無添加、鉱物油無添加、石油系界面活性剤無添加
中身の劣化を防ぐ容器を採用
保湿剤は、内袋が入った2重構造のボトルを採用※5。また、チューブタイプのクリームも、逆止弁チューブを採用しています※6。中身が空気に触れないようにすることで、製品の劣化を防いでいます。
※5 ママ&キッズ ベビーミルキーローション150ml/380ml、ベビーミルキークリーム310g
※6 ママ&キッズ ベビーミルキークリーム75g
国内自社工場で衛生度にこだわり製造
「ママ&キッズ ベビーライン」を製造する国内自社工場は、手術室並みの衛生度を保ったクリーンルーム。容器の工夫と、工場の衛生度を徹底することで、防腐剤の量を極限まで抑えた製品づくりができています。
原料の安全性も徹底確認
原料は、パッチテスト等の試験を実施し、安全性が確認されたもののみを使用しています。水は、水質で全国1位※6にも選ばれるほどの上質な軟水である北海道白老町の倶多楽湖の地層を通って湧き出る湧水を、毎日ろ過処理・水質検査後に使用。また、原料・工場・資材の放射能検査も実施しています。
※6 2001年 環境省公用水域水質測定結果より
環境・家庭への配慮
ボトルには、割れにくく環境にもやさしい植物由来のバイオマスプラスチックを採用。外箱は、森林を守る活動をサポートする FSC 認証の紙を使用しています。また、赤ちゃんの誤飲予防に、キャップを大きくするなど、家庭での安全性にも配慮しています。
- 会社概要
代表者:代表取締役社長 小松 令以子
本社:東京都中央区新川1-22-11
所在地:東京都江東区北砂3-4-27
設立:平成8年8月8日
事業内容:化粧品・医薬部外品・歯みがき粉の企画・研究・開発・製造・販売、健康食品・食品の企画・開発・製造・販売、エコロジー・子ども商品の企画・開発・販売
資本金:10,000,000円
ホームページ:https://www.natural-s.jp/
【一般のお客様からのお問い合わせ先】
株式会社ナチュラルサイエンス
TEL: 0120-122-783(フリーダイヤル)
URL: https://www.natural-s.jp/
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