第5回『Attractive JAPAN Award』受賞者を発表!大賞は、熊本武士道ツーリズム協議会の「熊本侍」の精神を学ぶコアな日本を体験できる侍ツーリズム
『まちの誇りの架け橋』を創業理念に、まちの魅力や地域資源を活用した体験プランの開発及び、予約
プラットフォーム「Attractive JAPAN」の運営を行っている、株式会社地域ブランディング研究所(本社:東京都台東区 代表取締役 吉田博詞)は、全国の着地型滞在プランを提供する事業者・団体を表彰する『Attractive JAPAN Award』の受賞発表を9月2日に行いましたのでお知らせいたします。
■「Attractive JAPAN Award」とは?
『Attractive JAPAN』は、日本全国のプレミアムな文化体験・自然体験などを600件以上取り扱う、体験プラン予約プラットフォームです。弊社は、Attractive JAPANを通し、地域独自の資源や文化を伝え、その地域が持続的に発展するよう、後世に残していくための活動をされている事業者・団体の取り組みの紹介や、魅力ある着地型滞在プランの販売プロモーションを支援しています。2020年より、様々な取り組みにチャレンジしている事業者・団体を表彰する場として『Attractive JAPAN Award』を発表しており、今年で5回目となります。
審査の観点としては、体験プランのブッキング数、地域らしさを体現しているか、関係者の熱意、持続性、話題性、地域貢献度などになっております。
地域振興やサステナブルツーリズム、インバウンドに関わる専門家及び、Attractive JAPANスタッフの投票による各評価項目の総合点数により、3賞を選出いたしました。
■Attractive JAPAN Award 各賞受賞者紹介
【アトラクティブジャパン大賞】
地域の独自性や話題性、地域貢献性、ブッキング数及び来訪数においても成果を上げられているなど、総合的な観点で評価を集めた事業者・団体に贈られる賞。
<受賞者> 熊本武士道ツーリズム協議会 様(熊本県熊本市)
(評価ポイント)
2021年より、剣豪・宮本武蔵が兵法「二天一流」や「五輪書」を完成させた地・熊本において、「宮本武蔵・二天一流」をテーマにした武道ツーリズムを展開。熊本の歴史と文化に根ざした観光資源を活用した唯一無二の武道ツーリズムを通じて、訪日外国人を含む多くの観光客に「武蔵の精神を会得する滞在」を提供し、地域全体の滞在時間の延長や観光消費額の増加に寄与しています。さらに、二天一流の18代目宗家・松永哲典氏や肥後象嵌4代目・大住裕司氏を指導者とする体験プログラムを通じて、武道や文化の継承と発展に貢献しています。
このように、熊本の武道と文化の魅力を最大限に引き出すツーリズムを確立することで、熊本を「宮本武蔵の聖地」として広く認知させ、国内外の観光客誘致に成功したこと、地域経済の発展にも貢献している点に高い評価が集まり、大賞として選出されました。
(審査員コメント)
「知識と資産を組み合わせ、このようなコンテンツをつくり上げることは、まさに芸術作品と呼べるものであり、広く認識されるべき。武士道を学ぶ体験を通して日本的精神や美意識、美学をより深く学べる体験を創出した点も高く評価できる」
<代表プラン>
「日本最強の剣豪・宮本武蔵の悟りと美学にディープに迫る熊本2日間の旅」
https://attractive-j.com/experiences/PULECG
剣豪・宮本武蔵の独自の精神性と美意識を体感できる貴重な2日間を過ごし、侍精神の真髄に迫るプラン。
「二天一流」を継承する18代目宗家・松永哲典氏の指導による剣術「居合道」の体験のほか、島田美術館での武蔵の芸術品鑑賞や、肥後象嵌の技術を学んでのオリジナルアクセサリーづくり体験が可能です。また、水前寺公園で侍文化を学びつつ抹茶と郷土菓子を楽しむ、霊巌洞での瞑想体験で侍の精神を感じるなど、熊本の歴史と自然を通じ、宮本武蔵の精神世界を追体験できる特別な滞在ができます。
【地域アイデンティティ賞】
その地域でしかできない、地域の独自性や資源を活かした取り組みをしている事業者・団体に贈られる賞。
<受賞者>御諏訪太鼓興業有限会社 様(長野県岡谷市)
(評価ポイント)
日本の文化・宗教観において独自の文化を築き上げ、今なお神仏習合の精神が残る諏訪の地にある国内最古級の諏訪大社。この地域で発展した御諏訪太鼓は、諏訪大社に奉納される神楽から生まれ、現代の組太鼓スタイルを築き上げた重要な文化芸能です。コロナ禍で演奏機会が激減した諏訪地域の文化芸能のために、新たな演奏の機会を設けるべく、伝承者・山本麻琴氏を中心に演奏関係者や文化施設が連携。日本の文化や歴史を学びたい訪日外国人に向け、自然信仰と御諏訪太鼓の演奏を組み合わせた高付加価値のツアーを造成し、文化芸能者が活躍できる仕組みをつくりました。
このように、地域の伝統芸能と信仰の再構築を、地域住民との議論を重ねながら実現した点が、地域文化の継承と発展に寄与していると評価され、地域アイデンティティ賞として選出されました。
(審査員コメント)
「日本の太鼓への人気が国際的に高まっている中で、古代から受け継がれる独自の信仰と、その現れである御諏訪太鼓の演奏という組み合わせは非常に強力なポイント。持続可能な方法で目的地での滞在時間を増やし、ゲストを惹きつける点も高く評価できる」
<代表プラン>
「諏訪大社と佛法紹隆寺を巡り諏訪の信仰・精神性を体感する本格的な御諏訪太鼓の奉納演奏体験ツアー」
https://attractive-j.com/experiences/PXBEV0
諏訪大社に奉納される神楽から発展した御諏訪太鼓をテーマに、諏訪信仰とこの地域の歴史文化を体感できるプラン。伝承者である山本麻琴氏が案内役となり、諏訪大社や佛法紹隆寺などの寺社を巡りながら、諏訪信仰の深い世界観やこの地域が歩んできた歴史の物語を体験します。ツアーの最後には、諏訪大社神宮寺で御諏訪太鼓の奉納演奏が行われ、神仏が共存するこの地の自然信仰を直近で感じることができます。和太鼓文化の礎を築いた山本麻琴氏から、太鼓に込められた思いを直接聞き、交流する機会もあります。
【サステナブル賞】
環境への配慮や地域文化を持続可能な取り組みで発信しているなど、サステナブルツーリズムの観点における取り組みや体験を提供している事業者・団体に贈られる賞
<受賞者>村上水軍商会 様(広島県福山市)
(評価ポイント)
日本初の国立公園として指定された瀬戸内海国立公園の代表的景勝地。古寺が数多く点在する古い街並みの風光明媚な港町で「日東第一景勝」ともいわれ、朝鮮通信使が高く評価した絶景であるとともに、坂本竜馬が紀州藩との直談判を行った歴史を持つ場所。ジブリ映画「崖の上のポニョ」や、ハリウッド映画「ウルヴァリンSAMURAI」の舞台としても知られ、欧米人にも人気の観光地となっています。その中でも、300年前から続く日本で唯一の港町・鞆の浦に焦点を合わせ、歴史的ストーリーを活かしつつ、さらに地域の方を巻き込んだプランを作成し、鞆の浦ならではの魅力を発信しています。ガイド歴20年以上の地元シーカヤックガイド・村上泰弘氏の案内のもと、先人達の歴史に触れ、港町の風土を肌で感じられるほか、季節によってさまざまな漁の現場を見学、市場で旬の食材を食べたりとその時期だけのローカルな島の日常を感じることができます。
移動手段にシーカヤックを採用した環境への配慮や、地域の歴史・産物を取り入れ、持続可能な取り組みを構築している点が評価されサステナブル賞として選出されました。
(審査員コメント)
「鞆の浦と仙酔島は瀬戸内海国立公園内でも有数の観光スポットであり、海外からの注目もある。この地にまつわる歴史、自然、景勝地、人を活かし地域を巻き込みつつ、環境にも配慮しながら鞆の浦の魅力を高めるプランを造成している点が高く評価できる」
<代表プラン>
「ジブリやハリウッドの舞台となった海でシーカヤックツアー(半日コース)」
https://attractive-j.com/experiences/PTEV68
「日東第一景勝」と称され、今も昔と変わらない風景が広がる歴史の港町・鞆の浦をシーカヤックで巡る3時間のガイドツアー。阿伏兎観音のコースでは海に迫り出す絶壁に立つ建造物や瀬戸内海の絶景を堪能できます。仙酔島のコースでは、太古の自然が残る美しい海岸線をカヤックで巡り、岩場をすり抜けるアドベンチャーも楽しめるプランです。
■審査員
◆荒川 雅志 氏(国立大学法人琉球大学国際地域創造学部ウェルネス研究分野 ブルーゾーン沖縄研究センター 教授)
福岡大学大学院医学研究科社会医学専攻修了(医学博士)。ヘルスツーリズム論、生きがい・ウェルビーイングを手に入れるウェルネスツーリズム論を日本の大学で初開講。2023年より自然の再生、人の再生、地域の再生リジェネラティブツーリズム(再生観光)の共同研究でニューヨーク大学客員教授に就任。ウェルネス研究、ウェルネスツーリズム研究の第一人者。海洋療法学者。
全米ビジネス書ベストセラー『The Blue Zones(ブルーゾーン) 2nd edition世界の100 歳人に学ぶ健康と長寿9つのルール』翻訳・監修者。沖縄県ユネスコ登録推進協議会委員、沖縄ブランドWELLNESSOKINAWA JAPAN認証制度審査員ほか国県各種委員多数。
◆森 高一 氏(NPO法人日本エコツーリズムセンター共同代表/立教大学・学習院大学兼任講師)
1990年代より環境教育、環境コミュニケーションを専門に取り組み、国や自治体、企業などの環境施策に携わる。日本エコツーリズムセンター共同代表として、2014年からサステナブル・ツーリズムの国際認証の研究と普及に取り組み、各地の地域に根差したサステナブルな地域づくりを支援。地域でのガイド、コーディネーター養成、地域資源の磨き上げなど地域に寄り添う実践を進めている。
2017年、岩手県釜石市のグリーンディスティネーション「サステナブルな世界の観光TOP100」申請に共同であたる。2021年、奄美大島、徳之島天城町で農泊促進事業の専門家として関わるほか、環境省、観光庁の専門家として各種事業で専門家として業務にあたる。
◆BAUD Julie(ボゥ ジュリ)氏(インバウンド専門家)
フランス・ボルドー出身。ボルドー大学卒業後、京都大学で学び日本に滞在。インバウンドのアドバザーとして活動しており、中部圏インバウンドセールスプロジェクトでは事務局とスピーカーを兼務。現在は、インバウンド観光のコンサルティングを行うほか、サステナビリティの専門家としての講演や、伝統工芸専門のガイドとして活動している。
今回の受賞者には表敬訪問と併せて表彰イベントを行う予定です。
9月中旬に実施を予定しておりますので、取材にお越しいただけるメディア様は、広報担当にお問い合わせください。
■会社概要
【会社名】 株式会社地域ブランディング研究所 (https://chibra.co.jp)
【所在地】 東京本社:東京都台東区雷門2-20-3 アクアテルースUII8階
【代表者】 代表取締役 吉田博詞
【事業内容】 地域ブランディング事業/インバウンド事業/イノベーション人材事業/体験プラン予約プラットフォーム「Attractive JAPAN(https://attractive-j.com/experiences)」の運営
【本リリースに関するお問い合わせ】
担当:高橋
TEL:03-5246-4248 Mail:info@chibra.co.jp
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