Blue Prism、identitiiとの提携を発表銀行の金融取引を安全に効率化し、資金洗浄や不正行為の検出を支援

Blue Prism

RPAソフトウェアのリーディングプロバイダーであるBlue Prismは、本日、取引先金融機関との情報交換において、セキュアかつ高い信頼性と監査機能を可能にするidentitiiと、新たな提携を結ぶことを発表しました。
この提携により、金融機関の企業決済プロセスや貿易取引プロセスの安全なデジタル化と自動化を支援し、不正行為を効率的かつ効果的に検出するための詳細な監査証跡の提供を目的とした技術協力が行われる予定です。
*当報道資料は、2018年5月23日(現地時間)に、英国ロンドン/米国テキサス州オースティンにおいて発表されたプレスリリースの抄訳です。


【2018年5月23日英国ロンドン/米国ニューヨーク発】 世界中で新たな働き方を実現するデジタルワークフォースの成功に貢献するRPAソフトウェアのリーディングプロバイダーであるBlue Prism(本社:英国ロンドン、CEO:アレスター・バスゲート)は、本日、取引先金融機関との情報交換において、セキュアかつ高い信頼性と監査機能を可能にするidentitiiと、新たな提携を結ぶことを発表しました。この提携では、金融機関の企業決済プロセスや貿易取引プロセスの安全なデジタル化と自動化を支援し、不正行為を効率的かつ効果的に検出するための詳細な監査証跡の提供を目的とする技術協力が行われる予定です。

多くの金融機関では、国際企業の決済や企業間取引などのトランザクションの完了に必要な情報の収集や検証を、多くの時間とコストをかけて手動で処理しています。また、トランザクションの所定の目的と要件を正しく評価するために、資金洗浄対策や金融犯罪に対するサンクションチェックを広範囲にわたり実施する必要があるため、さらに複雑な処理が求められます。

今回の両社提携により、各金融機関は、情報収集と許可ベースの情報交換の自動化を図るとともに、プライベート分散型台帳上のすべての処理とアクティビティに関する詳細な監査証跡を安全に記録することができます。また、詳細なレポート機能を提供することで、多大なコストがかかる非効率的な手動処理をデジタル化することができます。

identitiiは、複雑な業務プロセスの自動化に使用されるBlue Prismのデジタルワークフォースに、許可ベースのデータ共有機能と自社の検証エンジンであるIntegrityを統合する計画です。

Blue Prism(http://www.blueprism.com/)のデジタルワークフォースソリューションを導入することで、複数のレガシーシステムに格納されているさまざまな文書やデータの収集など、取引先によって求められる手動タスクを自動化し、規制の責務を果たすことができます。identitiiのIntegrityと組み合わせることで、あらゆる文書、処理、情報を素早く容易に検証し、デジタル監査証跡とともにidentitiiのプライベート分散型台帳で保管することができます。

プロセスやデータベース変更時のデータ来歴を記録し、改ざん不能なタイムスタンプを生成する暗号化された監査証跡を利用することで、すべての関係者は、情報へのアクセスおよび情報変更をしたユーザー、変更日時、場所の迅速な特定ができるため、十分な透明性とトレーサビリティの証明が可能になります。これにより、文書が修正された場合でも、文書を閲覧したユーザーや文書の出処を確認しながら、どの関係者もプロセス全体を通じて正しい情報に基づいた意思決定を行えるようになります。

identitiiのCEO(最高経営責任者)兼共同創業者であるニック・アームストロング(Nick Armstrong)氏は次のように述べています。「Blue Prismと提携できることを嬉しく思っています。両社の強みを合わせることで、お客様は取引の透明性を向上できるとともに、Blue Prismのデジタルワークフォースで情報の来歴における完全な監査証跡を取得することができます。また、ユーザーは情報をより安全に共有し、情報改ざんのリスクを低減できるほか、詳細なレポートを作成できるようになります。」

Blue PrismのCTO(最高技術責任者)兼共同創業者であるデイブ・モス(Dave Moss)は、「自動化を検討する場合、セキュリティ、監査可能性、コンプライアンスを後から導入することはできません。identitiiとの提携により、当社のセキュリティパートナーのエコシステムを強化するとともに、両社共通のお客様に、デジタルトランスフォーメーションプログラムの遂行に必要なデジタルワークフォースを提供することを目指しています。そうすることで、あらゆるトランザクションの安全性と透明性を確保することができます」と述べています。

Blue Prismは、弾力性に優れ、多面的で多才なデジタルワークフォースで従業員を強化し、AI、機械学習、インテリジェントオートメーション、感情分析によって業務プロセスの自動化と規模拡大を支援します。Blue Prismのデジタルワークフォースプラットフォームでは、Blue Prismの技術提携プログラム(TAP)(https://www.blueprism.com/japan/partners)を通じて、ベストオブブリード方式でAIテクノロジーやインテリジェントオートメーションスキル(https://www.blueprism.com/japan/intelligent-automation-skills)を利用できるため、ベンダーロックインを避けることができるほか、これまでとは異なる方法でテクノロジーを活用し、真の意味で業務の機敏性を実現することができます。

identitiiについて
identitiiは、取引先金融機関や金融機関とそのエンドクライアントとの間の安全で信頼性の高い、監査可能な情報交換を実現することで、金融機関のトランザクション検証処理の迅速化を支援しています。

identitiiではトークン化技術とプライベート分散型台帳を採用しており、identitiiを導入することにより、非常に複雑なトランザクションに関わるすべての関係者が、許可ベースのシステムを利用して、各取引先が必要とする情報を共有および拡充できるようになります。共有された情報には、暗号化された監査証跡が付されます。監査証跡には、データ来歴の詳細と、各情報にアクセスしたユーザー、日時、場所の証跡がタイムスタンプとともに記録されます。

identitiiは2014年に設立されました。金融サービス業界経験者で構成されるアドバイザリーボードの支援を受けつつ、戦略的経営、分散型台帳テクノロジー、および急成長の各分野で幅広い経験を持つ業界専門家のチームが同社を率いています。identitiiはオーストラリアとシンガポールに拠点を置いています。

詳細については、www.identitii.comをご覧ください。

Blue Prismについて
Blue Prismは、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)のパイオニア、イノベーター、市場リーダーとして、世界中で新たな働き方を実現するデジタルワークフォースの成功に貢献しています。ソフトウェアロボットは繰り返し作業の自動化を実現するだけでなく、セキュリティ、コンプライアンス、スケーラビリティという重大かつ厳重なIT要件を満たします。

Blue Prismは最先端のAIおよびコグニティブテクノロジを実現するためのスケーラブルで堅牢な実行プラットフォームを提供しており、Fortune 500社が選ぶ信頼できるセキュアなRPAプラットフォームとして認知されるようになりました。Aegon、BNY Mellon、Commerzbank、IBM, ING、Maersk、Nokia、Nordea、Procter & Gamble、Raiffeisen Bank、Siemens、Westpac、Zurichといった有名企業で、Blue Prismのロボットが何十億というトランザクション、何億時間にも相当する作業を実行しています。Blue Prism(AIM: PRSM)の詳細はwww.blueprism.com/japanをご覧ください。

 

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会社概要

Blue Prism株式会社

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URL
https://www.blueprism.com/japan/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区六本木7丁目12-2 R7ビルディング
電話番号
03-6332-7648
代表者名
長谷 太志
上場
海外市場
資本金
-
設立
2017年04月