流動創生CrossOver、東京・福井の2地域開催。2/22(土)WIRED若林恵氏登壇「次世代ローカルガバメント」、2/29(土)文化人類学者 早川公准教授登壇「まちとわたしをほどいてむすぶ」
「地方」とは何であるのか。流動化社会に向けて今改めて、見渡し・見つめ・見定める「地方自治体」と「まちづくり」
2月22⽇(土)は東京都 黒鳥福祉センター・虎ノ門にて「次世代ローカルガバメント」を開催し、メインゲストに昨年12月にムック『次世代ガバメント』をリリースしたWIRED Japan前編集長の若林恵さんをお迎えして、これからの社会における地方自治体の市民の在り方について考えます。
また2月29⽇(土)は福井県南越前町にて「まちとわたしをほどいてむすぶ」を開催し、現代日本のまちづくりを文化人類学のアプローチで解き明かす『まちづくりのエスノグラフィ』著者・早川公准教授をお迎えして、新たな関係性の取り結びとしてのまちづくりを、ワークショップを交えて考えます。
TOKYO2020を目前に揺れ動く、私たちの働き方と暮らし方。その中で「地方」はどうなっていくのか、「地域」は私たちにとってどのような存在になっていくのか。地方から人の流れを提唱してきた流動創生から、今改めて地域と人のありうべき姿を問いかけます。
【2/22(土)開催、WIRED Japan前編集長・若林恵氏登壇】流動創生CrossOver 次世代ローカルガバメント
副業解禁、多拠点居住、ライフスタイルの多様化が進んでいますが、実は公共や福祉の面では考えなければならないことがたくさん残っています。住民票はどこに置くのか。働き手の権利・安全は守られるのか。病気や事故のとき、誰が助けてくれるのか。こどもたちの教育はどうなるのか。
多様化において近年存在感を強めてきた「地方」において、地方自治体は、私たちを支える重要な行政機関です。いま「関係人口」をキーワードに流動化する個人を受け止めようとしていますが、一方では地方自治体自身が地域の衰退という極めて困難な壁に立ち向かっています。
地方自治体のことを考えるのは、私たち自身が次の一歩を踏み出す足場を確かめることにもなるはずです。
今回は、2019年12月にムック『次世代ガバメント』をリリースされたWIRED Japan前編集長・若林さんの知恵をお借りしながら、地方自治体と私たち市民の次世代の形について、一緒に考えてみたいと思います。
登壇者紹介
[Guest]
若林恵|ワカバヤシ・ケイ
1971年生まれ。編集者。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後,雑誌,書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。著書『さよなら未来』(岩波書店・2018年4月刊行)、責任編集『NEXT GENERATION BANK 次世代銀行は世界をこう変える』(黒鳥社/日本経済新聞出版社・2018年12月刊行)。
https://blkswn.tokyo
[Moderator]
桜井陽|サクライ・ヨウ
1974年生まれ。Journalist。経済紙記者としてテクノロジー、政治、凶悪事件などをカバーしていたが、紙で伝えることの限界を感じ、取材方法をシフト。iPhone一台でアートや環境問題、新しい働き方などについての映像ドキュメンタリーを作り始める。さらに、メディアを介さずにオーディエンスと生で社会問題を共有するセッション型ジャーナリズムを実践している。国際基督教大学でリベラルアーツを修め、放送大学で教養学士を取得。立教大学21世紀社会デザイン研究科修士課程に在籍中。ジャーナリズムから教育に足場を移しつつある。
[Local Side]
荒木 幸子|アラキ・サチコ
横浜市出身。FlowLife Laboratory、福井県南越前町流動創生事業創設・運営。
都内SIerにてコンサルティング業務に従事したのち、3.11をきっかけに固定的な仕組みに依存しない社会を模索し地方へ。6年間福井県南越前町にて活動した後、研究活動と事業展開のため再び東京へ。現在、地方事業を引き続き推進しつつ、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科に所属し、越境による学習について研究を行う。
開催概要
日時:2020年2月22日(土)19:00~21:30
※開場、受付開始…18:45
場所:blkswn welfare centre 黒鳥福祉センター・虎ノ門
東京都港区虎ノ門3-7-5 虎ノ門RooTs21ビル地下
※東京メトロ日比谷線 神谷町駅より徒歩4分
【参加費】
A.入場のみチケット:1,500円
B.ムック『次世代ガバメント』(定価1,980円)付きお得チケット:3,000円
参加お申込み:peatixにてお申込みください。(https://nglg.peatix.com/)
★推薦図書:『次世代ガバメント』
よろしければ、是非お近くの書店で・インターネットでお求めいただき、ご持参ください。若林さんに直接質問いただける時間もありますので、予め熟読されることをオススメします!
【ご来場者想定】
自治体・行政関係者の方
地方や行政のお仕事・活動に取り組まれている/今後取り組まれる方
地方や行政に関心のある方
地方創生や関係人口に関心のある方
流動創生、流動的なライフスタイルに関心のある方
【タイムスケジュール】
18:45~ 開場、受付開始
19:00~ 開始、事業説明と問題提起
19:20~ ゲスト講演
20:00~ トークセッション
21:00~ ネットワーキング
21:30 終了
【2/29(土)開催『まちづくりのエスノグラフィ』著者・早川公准教授登壇】流動創生CrossOver まちとわたしをほどいてむすぶ
このままだと人口が○人に減り、学校が減り、お店が減り―
人口減少や過疎高齢化に不安を感じている地域がたくさんあります。このままではいけない、何とかしなくてはと、地域活性、地方創生、まちづくりに取り組まれてきた人も多いのではないでしょうか。
『まちづくりのエスノグラフィ』は、昨年2019年3月まで仁愛大学で教鞭をとられていた早川公先生が、茨城県つくば市のまちづくり活動に参画しながら行った調査研究がまとめられたものです。
本書は、つくば市北条地区の取り組みに焦点を当て、多様な立場の住民と学生とが協働して取り組んでいく様子、その希望と困難を丁寧に記録しながら、「まちづくり」の現場で人々の間に何か起きているのか、文化人類学、社会学の物差しを当てて本質に迫っています。
「誰かにやらされるまちづくり」ではなく、「残さなくてはならない地域」ではなく、私たちが本当に必要としていることは何か、そのためにこれから私たちは何をしていくのか。地域の人の喜怒哀楽に寄り添ってきた早川先生と一緒に考えてみたいと思います。
登壇者紹介
[Guest]
早川 公|ハヤカワ・コウ
博士(国際政治経済学)。文化人類学の立場から「ヒト」と「まち/地域」の関わりについて研究している。最近のテーマはまちづくりにおける「共創」のありよう。宮城で生まれ、茨城で20代を過ごし、30代は東京で会社員、その後大学教員として宮崎、福井、大阪を転々としながら各地に関わる。単著に『まちづくりのエスノグラフィ』(2018年、春風社)。現在、大阪国際大学経営経済学部准教授。
[Moderator]
荒木 幸子|アラキ・サチコ
(同上)
開催概要
日時:2020年2月29日(土)13:00~16:00
※開場、受付開始…12:45
場所:南条地区公民館
参加費:無料
【参加申込み】
南越前町役場観光まちづくり課へメールまたはお電話ください。
E-mail kanmachi@town.minamiechizen.lg.jp
Tel 0778-47-8013
※お申し込みは2/28(金)午後5時まで
★推薦図書:『まちづくりのエスノグラフィ』
よろしければ、是非お近くの書店で・インターネットでお求めいただく、図書館で借りる等、予め読んでいただくと、より理解が深まるかと思います。
【ご来場者想定】
まちづくりに関心のある方
自治体関係者の方
地方創生や関係人口に関心のある方
流動創生、流動的なライフスタイルに関心のある方
※町内外を問いません。近隣地域や遠方の方も是非ご参加ください!
【タイムスケジュール】
第1部
- 12:45~ 開場、受付開始
- 13:00~ 開始、事業説明と問題提起(荒木)
- 13:30~ ゲスト講演(早川先生)
第2部
- 14:30~ ワークショップ
- 16:00 終了
※第1部のみ、第2部のみでもご参加いただけます。
主催:南越前町流動創生
企画運営:FlowLife Laboratory
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